シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

2021-01-01から1年間の記事一覧

好きなのに

ずーっと昔は それは わたしだけにできる 不思議なぷつぷつで 豚肉を食べたあとに ときどき お腹に ぷつぷつ… お日さまに当たると ぷつぷつ のち赤く腫れ じくじく… 突然 何が起きた? と びっくり あちこち腫れる 家族で ほぼわたしだけ 楽しい集まりで 気…

贈り物

仏間で パパもママも大好物だったココア お供えして お経あげて 半分飲んで 台所にもどったら 白檀のお線香の香り ココアのカップから ふわり と 漂った 香りの無い生活してる 洗剤も石鹸も無添加で 石鹸素地の香りがする 食材と お料理の匂いと 今日は白檀…

わかる

自分のこと 自分の気持ち わかる って しあわせなこと? 好き が わかること 夢が わかること どう生きてゆきたいか? が わかること うわ… 好き… でも この手には できなくたって わかることで そんなおもいから まだ知らない 自己 見つける かもしれないし…

いっぱいって

いっぱい って よい言葉だよね ほんとはね 夢がいっぱい みたいに テレビ が数台 整列してる物置部屋 もとパパの部屋 それから小さな冷蔵庫 ほどほど大きな冷凍庫 それから それから… 家電家電家電 家電が いっぱい… 家電は場所を取るなあ しかし 姉上さまの…

自由

世界を知ることは とても大切で まなざしを こころを 自由に 大きく ひろげていたい 何にも とらわれることなく 飛行機 乗ったこともなく この国を出たこと 一度もない… おそらく このまま この国で ここで 骨となるよね… わたし 夢を追った移動も ちょっと…

みみずく

歩いてたら 雨 みぞれになって しゅんしゅん 地面に溶けて もこもこのカーディガンに 水滴のビーズが たくさんついて 消えた イヤーマフ? 耳あて?? 耳が お決まりの霜焼け 起こすまえに… でも きっと 今年も買わないなあ…☺️ かわいすぎるの あのかたち と…

めぐりあえたら ふたたび と また あの 大声で鳴いていた捨て猫のいた場所へと その近辺を 徘徊してた あれから 何度か それで めぐりあう ということはなくて 冬だ スコップ 長靴 用意してないし 逃亡? 逃げられないよ 動物が好きすぎて 動物病院でバイト…

11月って 精神科のお医者さんには たいへんな時期らしい… ここらの この 長雨からの 雪へと 冬へと 移り行くこの季節 体調だって崩れるし 精神も揺らぐ 何よりも お日さまが ずーーっと… 隠れてて そんな 日照時間の短さから 患者がみんな落ち込んで 受け止…

よりどころ

心配ばっかりしてる人間 だった 顔は 笑って でも こころは ハラハラ どきどきしてた いまも だけど かすかには 過去形…☺️ パパを天国へと送って お経を覚えた パパのおもい パパへのおもい 伝えるために 病にあるママのこと 見守ってと お願いするために す…

うつくしく

パパにも ママにも 姉上さまにも それぞれのお部屋や 物置スペースや衣装部屋や もろもろ… 片付けて… という 依頼をされた パパママの場合は しきりと 懇願するというような 哀切をおびたものだった どちらも 病にあってからの 言葉だったから… 引き受けて …

こわい

パパのシャコバサボテン すっかり みすぼらしくしてしまった ママが 退院したら お家でお世話できる ということになり その準備 すすめていた二年前の 今頃 毎日 病院からの帰りが遅くなり 何しろ 毎日 毎夜 後ろ髪… なのと 栄養管理や吸引の実地訓練? も …

ありがとう

眠れないとき 目がさめたとき 夜 眠るとき お祈りまえ お茶をあげるとき お花のお水かえるとき お水飲むとき ご飯食べるとき 涙 止まらないとき 眠くて ふらふらのとき お腹痛いとき もう だめかも のとき なにしても なにあっても ありがとう 言ってる 生き…

ひとつところ

我執 しばられて 動けなくなって 最後の砦を おおかた崩した つもり でも そっから移したもの 物置部屋になってしまったパパの部屋で ぶすぶすと 怨念の如くの 気を発している… ひとつ に 統べる ひとつ… 無理なら せめては ひとつところに 集めること そう…

いのちのこと

いま わたしがみるもの まだ きれいになっていない部屋ふくめ お家のなかの様子 窓から覗く空 お山 お月さまと星たち 歩いてゆけるところの景色 大切な ママのファイルにおさめられた 写真と書類 本 ノート お野菜やら食材 衣類やら 始末に迷っている趣味の…

ねがう

ねがうのは ねがうことは もっぱら 自分以外の 人びとのため でなくてはならないんだって 人のため… すとん と 秋の日は暮れる ただでさえ 日が入らない居間は 午後には まるで夜みたい 台所も 今朝は もう 冬の匂いがしてた 寒くて かわいそうなシャコバサ…

才能

しつこいけど… フランクル『夜と霧』 じりじり?と ちょびちょびと… わたしには毒?な 度数最高で謎の草??入ってる ズブロッカを 舐めるように??? 読んでいる… 緩和する お経は 修証義を勉強している 同時進行 事実なんだなあ 普通の人間が 戦時下に 狂…

片足立ちで モコモコ靴下二枚重ねを 変に足首細いモコモコパンツから 引き出そうとしてたら… ぎゅい~ん…… 左側の腹直筋が ゆっくりと変形してく 隆起しながら つった! 全体に 痙攣伝わる その手前で すんでに 転倒防ぎつつ 体勢をもどし 腹筋をゆるめた 逆…

女の子

ちょっと前に ぎゃーぎゃーと 助けて! と鳴いてる猫に遭遇した 小一時間 粘って わたしも鳴いて… …にゃにゃぁぁ….. って 出てきてくれるの ひたすらひたすら… 待ったんだけど 一度だけ 隠れ込んだ木製の階段下から ちらり と その姿 あらわしてくれたんだ…

冬眠

これから 冬眠する動物みたいな なにやら いつにもまして 油脂とカロリーを 求めているおそろしさ パパの入院中は まるでアスリート並みの食事と まだ食べてたお菓子やバナナ 歩く途中には ドライフルーツやら カロリー摂れるバーやら とにかく 食べて 歩い…

いま

ごめんね と言うと ごめんね… と ママが くりかえしてた わたしのこと じっと見て ごめんね と言う ごめんね ごめんね ありがとう ありがとう… 秋は つらいな 寒い雨が降って 止んで また 降って ごめんね って言って ごめんね って言われて… それでも やっ…

赤いコート

赤かぶを漬けた 四等分して いちょうに切り 薄く塩をして いつもの 頂き物のTIFFANYのお皿 重しにして しばらく待つ しんなり 塩がなじんだところで 米酢を注ぎ かき混ぜて また TIFFANYのお皿をしておくだけ☺️ 朝に漬けて 夕方には食べられる 明日は かぶの…

つづける

雨は しばらくつづくようだ この雨のあとは きっと初雪⛄ 姉上さまのお下がりのフード付きダウン フォックスファーで フードが縁取られてて 雪片付けして汗だくになると 痒くなる! 手鋏で 例のごとく ちまちまとほどいてファー外し フードにステッチかけて閉…

忘れないで

親の たどった道すじは やがて わたしたち姉弟の ゆく道になるのだろうか こと 病に関しては そういうことなんだろうなあ と ママが倒れ パパの病が発覚してからというもの ずっと 考えること 絶望の日々を 必死に 重ねたり それでも 笑って 笑って 病院かけ…

ひとりひとり

フランクル 好きになった 『それでも人生にイエスと言う』 読みながら どんどん 好きになっていった それで 『夜と霧』 また 読み始めよう って決めた 人間は 不完全で ひとりひとり その人なりの仕方で不完全で それで そのなんらかの仕方で かけがえなく …

知りたい

本 読むのも 知りたい っていうことの ひとつ でも わたしってやつは… いつのまにか 人間に対しては 誰か もっと 知りたい と おもうような人には 特に なんにも 聞けなくなっていて… 生きざまは どんどん 萎縮して 小さく 内に こもり そんな生きざまは 自…

はい、いいえ

ふりかえると 一年以上 寒気や 背中の鈍い痛みや ずっと眠い が つづいてる… 気分 落ち込んでるな って自覚した時には ある本の中の 簡単なうつテスト っていうのに 答えてみることにしてる いくつかの問いに答えるだけで うつ状態か そうでないかがわかる …

共感

奈良美智さんが 夕方 つぶやいてた言葉 過去の自分が今の自分を見ているのだ 過去の自分が今の自分を知ってる! Twitterで読んだ 途端 だーーーっっ と 流涙… そうだ… ここにいるわたしを 誰も知らなくたって わたしは わたしをいつも見ている わたしが わた…

覚悟

「なにをするか」 ではなく 「なにをしてはならないか」 である 中村哲さんの言葉 自分になにができるだろうか? という問いへの 中村哲さんの 答えだ アフガンに関心をもってくれる あるいは 祈ってくれるだけでもいい とつづく 最低限の機器 最低限の資材 …

居場所

せん妄や 突然の 不思議な沈黙 あるいは その反対の 誰にも止められない 怖いくらいの饒舌! 弾丸トーク!! 機関銃?? わーーっていう… などなど 認知機能にまつわる ママの変化 頻繁にかかってきた電話からも それらしき異変は 時間とともに 感じてはいた…

ひとりきり

昨日は 遺伝子の つながりを 病に からめて ちょっぴり しんみりしてしまった 気をとりなおし 捨てないことには片付かない と 意気込むも… 小さな こまごまにとっかかり またまた迷宮入り ボタンやリボン 手芸材料や布など 特にボタン 一生かかっても使いき…