シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

いっしょにいたい

やっぱり

風邪みたい…

 

汗はなく体が痛い

 

太ってから

風邪を引きやすい

違うな

体を動かしていないから

運動不足だから

何でも体重のせいにしちゃいけない

 

ママと二人

元は居間だった10畳の和室を

フローリングにして

レンタルの介護ベッドを置き

わたしは夜お布団敷いて

こま切れに眠る

 

ウィークデイの日中は

たくさんママの予定があるから

お布団は小さくなるように

掛け敷きとも羽毛の薄いお布団で

たたんで重ねても全然かさばらない

白い綿レースのカバーしておく

 

ママのレンタルの介護ベッドを入れるため

ソファーやら大きなテーブルやら

全部捨てたんだけど…

 

先日

姉上様が自分とこの

いま使っているソファーが体に合わず

疲れるし、座っているところだけ沈んで来たので

お家のソファー捨てなかったらよかった

という…

 

さらに

つらら?屋根雪の溶ける時

落ちてガラス突き破る恐れ?とかで

あるミッションを提示してもらったが

できてない…

 

わたしは

業務連絡?的なママ関係な人たち以外に

人間でお話や連絡しているのは

姉上様たった一人の

完全『孤』であるため

なかなかに

重い言葉と響く

 

そもそも

ママをお家で看取ることは

ママにとって大切な家族である

姉上様や、弟家族は反対だった

きっと

いまも賛成していないだろうと

 

言いたいことも言えないから

『老婆心』などという言葉を

引き出さねばならないのだろうな…

 

メールでの

ママの状態の報告は

ことさら重く厳しく受け取られかねないだろう

って、看護師さんが言ってた

毎日の熱の推移や体調の変化を

逐一報告できるわけじゃないから

 

それと同じように

もう捨ててしまったソファーのことや

きっとずっと気になって仕方なかったのに

言えなかったんだろうミッションは

 

どうしよう…

って

今日も悩んだけど

 

風邪っぽくて熱があって

日中ママの栄養の時間

眠って治すぞ!って

今日は1時間ずつ

つなげて眠った

 

夕方には

ママとわたしの大仕事

医科向け浣腸の処置頑張れた

 

 

ようやく

何とか落ちついたけど

 

やっぱり気になって…

ため息出るよ

 

やりたいこと

自分のこと

何にも

出来てない

昨日今日は、新聞さえも読まず…

 

生きてる?わたし

 

ママはさっき

処置でずり落ちてしまったママの体を

わたしが必死の力技で

ほんの少しずつ、何度も何度も

お姫様抱っこみたいにして

上に移動させるのに

 

協力のつもりなんだろう

自分の首に

思いっきり力を込めながら

わたしを見つめてた

 

ある程度まで上がり

ようやくあの荒業のような

脇の下に手を入れて

抱え上げるようにして上に移動させる手技

 

ママとわたし

同時に

ため息ついた

 

一日

何度

ありがとう言うかなあ?

 

一日

何度

ごめんね言ってしまうかなあ…

 

ただ

いっしょに

いたいだけ

 

それだけ

 

ママ天国へゆく

その時

そばに

いたいだけ

 

だって

 

ひとりぽっちは

とてもさみしいから

 

ママは

わたしとおんなじ

さみしがりやだから

 

わたし

つよいって言われる

 

さみしい

って

 

さみしがりや

って

 

気持ちが

こころが

ぴったり通じて

しっかり

つながっていないといけなくて

 

そうじゃなかったら

 

ひとり

さみしさに耐えるほうが

ずっと

さみしくなくて

 

だから

 

ママ

ずっと

 

さみしかったのかも…

 

 

いっしょにいたい…

そのことだけに

必死だけど

 

ママには

苦労かけちゃうね…

 

ありがとう

 

今夜も

これからお薬

セファレキシン

 

血圧は戻った

痰も無し

 

こんな夜

今夜しか

ないとしても

 

平和

ほっとしてる

 

それだけで

しあわせ

 

ママと

シーちゃんと

 

 

あなたの夜も

平和に…

 

おやすみなさい