シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

ここで死ぬ覚悟

ママはもう

再び入院することもなく

 

最期の時が来ても

救急車も呼ばないで

もちろん警察も呼ばず(!☺️って書類にあった!)

 

ここで看取ります、という契約を

往診の先生と紙で取り交わして

 

お家に

ここにいる

 

 

先日のニュースで

コロナウイルスはもう

ここまで来ていても不思議がないとわかり

 

明日にも来るかもしれないとわかり

 

ママを最期までお世話して

 

もしも

わたしも感染したら

ここで、アレルギーでも可能なことが

あるならば、そうして

外には撒き散らすことなく

 

ここで死ぬ覚悟をした

もちろん、ママも

ここで

 

コロナウイルス

いまだ謎で

死ぬ時は死ぬようだから

 

お薬が出来てもない

対症療法なら

出来ないことが多い

わたしはここにいて

 

せめて

感染源にはなることなく

 

どなたかの言葉お借りするなら

 

最初で

最後の

人生の功績を☺️って

 

手術適用も、全身麻酔のリスクから

保存して

生き延びてきた

他にもたくさん不自由で

 

つい先日

ようやく口の中の歯科金属から

解放されたばかり

 

体力つけるため

豚肉を食べ始めた

背中の謎の蕁麻疹は、変化がない

やはり

全身にまわった金属のアレルギー

手足の指の腫れや痛み、こわばり

 

もうしばらくは

我慢して

 

お肉は…

スキムミルクすら

止めたのに

 

冷凍庫にまだ…

 

 

感染して

自然治癒力で起死回生

なんて

ありえないね☺️

 

でも

いいの

 

 

今夜

ママは微熱

苦しい息

時々、必死に大きくあくび

 

鼻粘膜が腫れていて

乾燥していると、吸引がなかなか大変

今日は二度引いて

 

寝る前にもう一度

聴診器で確認して…☺️

 

ママ

ずっと

いっしょにいるからね

 

頑張るから☺️

 

ありがとうね…

 

 

浣腸や処置みんな出来るようになったら

看護師さんが

 

そうやって私たちよりもプロになって行きます

 

と言っていたんだけど

違う…

 

永遠の子ども☺️

なんもしない子ども

ただ

そばにいて

ずっと

そばにいて

それだけ

 

 

そういえば宮澤賢治

学校であの有名な詩

雨ニモマケズ

を習った時に

 

ひどく誤解して

 

ずっと苦手で

 

仏教を学び

出家や修行を願うようになって

初めて

詩の意味と

宮澤賢治のおもいを

少しだけ理解し

 

大好きになった…

 

サフイフモノニ

ワタシハナリタイ

 

なれず

弱くて

 

最期は、自分で自分の顔や手足を

オキシドールで消毒し

亡くなった

 

宮澤賢治仏教徒だから

愛するって言わないほうが

正しいんだろうけど…きっと

 

たった一人の

愛する親友をおもっていた

生涯

 

 

切ないね

 

愛する、って

 

生きる、って

 

弱いなら、余計に

 

初めの誤解は

強い人って勘違い

 

玄米四合!食べて

文句も言わず人のために生きて働いて

 

賢く理解しているのに

でくのぼうと呼ばれたり?

 

最後まで

しっかり読め!

だよ…わたし

 

 

有り余る体力や健康に恵まれてたら

あの詩も物語も

生まれない

 

愛も

報われなかったから

 

おもいがいっそう

深く

深くなり

 

見えてきたもの

聞こえてきたもの

 

わかったこと

 

求めていたものとは

違っていたかもしれないけど…

 

しずかな

幸福な最期だったのだろうなあ…

 

弱いんだけど

 

とても強靭なこころだ…

 

 

自分のこと…って

今日は疲れきって微熱

 

ただひたすら

こま切れに

眠って…

 

顔が見えない

だけど

大好きな

大切な人が

 

(死んじゃった…!!)

 

って

泣きながら

目が覚めた…

 

悪夢

いつも

おんなじ

 

暴れて

 

シーちゃん飛ばして

鳴かしたし…☺️

 

でも

生きてる!

それだけで

いいの

 

とりあえず

 

ねえ

生きてさえいたら

 

あなたも

 

生きてて!

とにかく

 

生きよう…生きれるだけ

生きるよ

 

死なないでね…

 

ママが苦しいよ…

でも

だいじょぶ!☺️って言う

ニコニコ☺️体位変換して

 

明日ね

また明日

月曜日…

 

 

おやすみなさい