桜は
散らずに咲いていて
ベッド脇のテーブルの上
まだ
胸が痛むけれど…☺️
ママと二人のお花見
ほんの数輪の桜だけれど
桜は本当にかわいいね
ママが
「…ありがとう…」と言った
それで
ますます
こころが痛んだのだ…☺️
桜の木の枝先
大丈夫かなあ？
ママはよろこんでくれたよ
ありがとう
ごめんね…
認知症は
カーヤ・ノーデンゲン博士によると
脳の機能不全である、という
実際は、脳不全という状態なのだと
言葉はすべて消えてしまっているかのようでいて
今日の、ありがとう、や
先日、経鼻胃管を抜去させてしまった後
再び入れてもらったら急に気になったのか
看護師さんに言った
鼻のこれ取って、のように
何かがつながって
感情が研ぎ澄まされた時には
驚くような言葉を
まだ引き出せるのだから
脳は謎が多いことがわかる
言いたいのに、言えない
そういうことだって
まだあるんだろうなあ…
瞬きをして
悩む様子や
ひとり何かを考えていることがある
いろいろ言ってくれる
まじめだ… (…☺️！)とか
わかってる… (…☺️！！)とか
ありがとう
ママの最後の言葉を聞いているのかもしれない
と
毎日もらさず聞いている
ママが最後に聞くことになるかもしれない言葉を
今日も話しているのだ
と
よい言葉と
ありがとうを
いっぱいいっぱいつなげて
笑って☺️
また一日が終わる
今日も
ありがとう
桜泥棒…で
よろこんでもらったけど
ちょっと落ち込んだ
馬鹿だな…
もう、駄目だよ
自然を守ろう
中村哲さんの『天、共に在り』を読んでいた
この題名は
インマヌエル(神、共にいます)
からのもの
卑小で
まったく比べられるはずもない
わたしの人生であり
この介護生活ではあるんだけど
それぞれ生きる道は違っても
自分の思うこと
願うこと
祈りを
実現するべく
一日一日努力を怠らず
むなしくなることなく
生きなくてはいけないなあ…
と
わたしも頑張って生きよう☺️
という
大きな力がわいてくる
火野葦平の甥である
中村哲さんの文章は、無駄がなく
淡々としていながら
その純粋で素朴な人柄や
生きることに誠実な真面目さが
全体を貫く
宗教の共通性に気づくに至ったという青年期には
精神科の医師として働いていた
幼少期のエピソードは
わたしの体験とも似通っていて
大切な人を突然喪失するところから
ものを考える始まりとなった
複雑な心境には
共感する
中村哲さんの
真剣さや前向きな思考には
到底及ばなかったけれど…
随縁
縁によって
中村哲さんの人生は
大きく動いてゆくのだ
人生は
立ち止まっていたら
変えられない
これから
ママの看取りまでのわたしの人生に
その後の人生に
支えになってくれる本であるのは
間違いない
「平和とは
理念ではなく
現実の力なのだ」
中村哲さんの思いを
忘れない
大きな力を持つ国が、まず武器兵器を捨てなければ
平和な世界は実現しない
武器に
暴力的に奪われた命
天国で
伯父の火野葦平さんと
何を語っているだろうか…
どんなに困難な道でも
希望を失わない限り
決して
果てしない道ではないはずだ…
中村哲さんが
教えてくれる
勇気！☺️だよ
わたしも
平和を思うと…
どうしてか
猫を思う
ふりかえりながら
もじもじしながら
こっち
こっち！🐱
と
ついといで…
こっち！🐱する
人を惹き付ける
いじらしい
猫を思う
今はもう
天国の最後の猫
ついてくよ
どこいくの…？☺️
という
何とも幸福な
平和な時間を
小さな弱いものたちが
必ず守られる
平和な世界を願う
わたしの現実は
この介護おこもり生活
とにかく出来ることを増やして
こころも鍛え
頑張っていくよ
ねえ
ママ
シーちゃんとね…☺️
生きてるつもり…
ついといで
こっちだよ…！
っていう
憎めない猫みたいな
笑顔が可愛い
中村哲さん…
ついてく
わたしも…☺️
天国で会いたい
頑張るよ…
暑かったり？冷えたり
体が変だ…
ママもしょんぼり😽
お歌を歌ったら
目が✨キラキラ
ありがとう
体調くずさないように
お大事に☺️
お疲れさま
また
明日
ありがとう
