シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

愛する

 『愛する』

 

顔に ひとすじ

髪の毛ほどの

はりついた感覚が走る

 

すうっと

 

流れてもいない涙が

伝うように

なま温かく

 

すぐさま

ひんやりとして

 

鋭く

ちくり

と刺さる

 

やがて

 

じりじりと

滲みるような ひとすじの

乾いた涙の余波

 

泣いているのは

あなただろうか

 

愛するあなたのために

なにができるのだろう

ひたすらに

祈ることのほかに

 

与えられたいがゆえに

与えるのは偽り

偽りの祈りは

さびしい

 

花が

咲くように愛したい

深く眠り

永い備えをして

花を咲かせる地中の根のごとく

愛したい

 

ひたすらに求める

ひとつのまことが

実るには

ほど遠く

 

乾いた わたしの心よ

さびしい言葉よ

ここに

 

ひとつきり

燃えるものがほしい

たったひとつきりの

まことの祈りに

この心が 燃え尽くせるのなら

 

消え残った言葉を拾い集め

愛を語れるだろうか

運命は 途絶えず

つながって

 

あなたに

辿りつくことができるように

 

奇蹟が

信じる者にしか おきないなら

愛は

忍ぶ者にしか見えないのなら

 

どこまでも

信じて待っていた

あなたを

 

追いかける わたしに

あなたの正しさが伝わるように

 

祈りの朝

 

あなたが

泣いてはいないかと

ひとすじの涙の余波を

くりかえし

なぞっては

 

この

乾いてしまった

さびしい心を

慰めている

 

 

 

 

 

3年くらい前の詩です…☺️

 

 

 

ママと会えず

暗く沈んで

必死に生きてた頃に

毎日詩を書いていた

 

まるで

それがわたしの

たったひとつの

生きる証みたいに

生きるよすがとなって

 

どっかのブログに

書き散らかし

放りっぱなしにした

苦しい苦しい

まるで

虫の息のような詩だ…

 

辿りつきたかったのは

ママ

ガキめ…☺️

でも

仕方ない

それがわたし

 

母親の号泣を

目の前にして

 

慰めも

むなしくて

 

そこから

ママはどんどん

自分をぶっ壊していくようで

とても怖かった

なんにもしてあげられなかった

そばにいてあげられなかった

 

いつも

ママが

まるで子供みたいに

しゃくり上げ

泣いている夢で

目が覚めた

怖かった

 

あきらめ切れないのは

号泣の理由が

ママのたったひとつの

ささやかな夢だったからだ

 

小さい小さい夢のために

人は生きている

毎日毎日あっためて

 

指折り数えて待ちながら

ママは生きていたんだね…☺️

 

愛するって

せつない

 

あの頃

自分がいちばんに忘れられ

 

まさか

また記憶がよみがえってくれて

また名前を呼ばれ

 

「おねがいします。たすけてください」

 

という懇願をされるなんて

 

人って

どうして人を愛するのか?

愛するためにだけ

人は生まれてくるんじゃない?

だからこその

ママの苦しみに

ちゃんと向き合ってあげられなかった

 

ごめんね

ママ

 

 

ママに会えないで

むなしく祈っていた自分が

 

いまは

ママとここにいる

 

コロナウイルスで大変な時に

とにかく

ママがママの大好きなお家にいる

 

パパは

もういないけど…

 

今日

また発熱してカロナールして

「パパが守ってくれてるよー☺️」

と言ったら

(…🐱うん、うん…)

目が✨キラッと輝いた

 

 

暗くてさびしい詩を書いてたわたし

ここで

会いたかった

ずっといっしょにいたかったママと二人

きっと

パパの懸命な見守りで

何とかこうしてやっていられるんだろう…☺️

 

 

重いけど

つたないけど

たった3年前なのに

とんでもなく遠いみたいに

 

ひょっこりあらわれた

わたしが生きてた証だから

 

ちょっと

日の目に☺️

 

ありがとう

 

シーちゃん

ママ静かだね…☺️

 

落ちつくといいなあ…

 

 

寒いので

風邪引かないで…☺️

週の半ば

お元気に

 

ありがとう

 

また

明日

 

おやすみなさい