ママとわたしの
二人の介護生活
今回の検査入院で
もうすぐ
ゴールする
と
ううん
到達…
かな?
山登りみたいに
マラソンみたいに
行き先は
天国…
昨日は午後に
配管で難航する作業に
やきもきしながら給湯器をつけてもらい
お洗濯を干して
ママのいる病院まで
走った🏃
往復で7㎞ほど
ちょっとだけ
ママは
午前中はずっと朦朧として
起きられなかったようだ
気がかりで…
様子だけでも知らせてもらおう
と受付に聞いてみたら
会っていい❗☺️って
ちょっとだけなら…
本当はコロナのせいで
面会は週二回のみ
わたしが声をかけると
ママ涙目で
わたしを見て
目をぱちぱちさせた
お家に帰るよ…☺️
また
猫みたいに
二人で眠りながら
毎日
お歌を歌ったり
垢擦りエステ?したり??
昨年の雪の日
お家に帰ってきて
11カ月近くのあいだ
楽しかったね
うれしかった…☺️
猫のように
一生懸命生きた
ただ
ひたすら
一生懸命生きた
今日は往診の先生より
ママの病状の説明と
今後のこと
もう
すべてが無理で
痛々しい塊を
その画像を
がん細胞に取り込まれ
ひとつの黒い塊となった
ママの臓器を
パソコンの画面を
見つめていた
すべてを中止
お水も
だから
一年以上お鼻に入っていたカテーテルは
退院の日に抜いてくれるそうだ
よかったね…☺️
明日の連絡待って
面会して
明後日の金曜日
ママといっしょに帰ってきます
とにかく
金曜日
まにあいますように…
何百㎞も離れた
見知らぬ場所からでも
お家に帰ってこられる猫たちみたいに
帰巣本能
あるかもしれない
人間にも
徘徊は
そんな本能か
歩いてでも
帰りたいっていう
そんな思いの夜もたくさんあったな…☺️
お遍路に行ったらよいか
それとも
出家か…
ママとわたしの時間
最大で退院から2週間
がんは巨大な塊だし
消耗しているから
おそらく
もう少し短いだろうな…
世の中の
鬱屈したものが
怒りや不満や悲しみ
苦しみになって
そこでも
ここでも
爆発してしまう時代になった
満足に
生きることさえ
かなわないような
絶望のような無力感にも似た
重いものがある
堪えねばならない
という
ここを
ママとわたしの世界は
小さく区切られ
世の中とは違う流れになって
ゆっくり
のんびり生きた
最後の
2週間
わたしは何があっても
ママが安心していられるように
いつもどおりのわたしで
朦朧と眠るママの耳元に
そっと
いつものお歌を届けよう
ママの好きな
カチューシャの唄…
ママいなくても
介護部屋で眠ろう
今夜も
昨晩は…
フローリングの上で
寝落ち…☺️
死ななくてよかった
お布団敷こう
川崎のおじさんからメール
ブドウ作り名人の隣町のおじさんが
今日ブドウを持って来てくれて
電話で知らせたようだ
かんばれ!
って
うん!☺️
そうだ
かんばれ!わたし
ママは
もう
眠るんだよ
大好きなお家で
ゆっくり
ぐっすり
眠ろう
いっしょに
まにあうように…
祈ってください
泣いたけど
悲しいからじゃない
ちょっとさみしいだけ
だけど
ママのおかげで
おじさんたちやおばさんと
いっぱい
いろんなことを話して
笑って励ましてもらって
ひとりじゃない
ひとりぽっちだって思ってたけど
ママがいなくなったら
また
ひとりぽっちって…
いっしょだね
やっぱりいっしょ
ここに
いまママはいなくて
ベッドは空っぽでも
いっしょにいる気がする
いまも
マットレスのカバーも洗ってセットして
ベビーピンクのベッドシーツも
ひつじさんも
洗いたての綿毛布も
みんな
待ってる
わたしも
天国のパパも猫たちも
ママ
もう少しだけ
待っててね
もう少し…
頑張ってくれて
ありがとう
猫の
不思議な底力みたいに
頑張ってもらった😼
シーちゃん…
ママすごいね
猫
瀕死のところから
まさかの垂直跳び??☺️で
段ボールハウスを脱出し
よろよろ
お膝の上に来て
最後の喉ゴロゴロ
それも
元気なときより
盛大な!ゴロゴロゴロゴロ!!
ってしてくれたっけ…
わたしの底力も
かんばれ!
明日は面会して
明後日
予定通り
ママがもどって来られますように…
ありがとう
今日も走った🏃
ゆっくり
眠ろうね
また
明日
おやすみなさい