シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

わたしは天国へは行けない

今日の

ママのお葬式

納骨

 

出なかった

わたしは

 

今朝

姉上様とつれあいさんが

体調を崩し

出席できなくなった

 

わたしには

体調異変のメールのあと

 

連絡はなかった

 

いらいらした弟が

わたしを迎えに来て

 

 

わたしは

いつでもこういう扱いだ

 

 

 

病院で

ママが急変して

そのまま亡くなったとき

 

電話

つながらず

メールして

 

連絡がつかなくて

 

 

待ってた

 

待っていた

待っていた待って

待っていた…

 

いつ亡くなってもおかしくない

そこからのスタートで

 

最後は体調悪化の入院で

 

姉弟で話し合って

ママの今後を

一致して結論出さないと

皆さん後悔します

という先生のアドバイスを伝えたときも

 

ずっと

ハラハラおろおろ

  

連絡待っていた

 

時間ばかり過ぎ

退院がのびた

 

 

メール 

弟は

読んでもいないのだろう

あきらめた

わたしを憎んでいるだろうから

 

 

いまクラスターの緊急時に

弟は今日

お寺で葬儀社の担当と

わたしのメールの内容を話題にしていた

 

ママが命懸けで

 

わたしが泣きながら

 

連絡待っていたメールだ

 

 

そういうことなんだ…

 

気をつかったお嫁さんが

「ただの世間話だから」

 

と言った

 

 

 

 

わかってしまったよ

 

ママだって

 

みんなにだって

 

わたしのしたことは

誰の役にも立たないどころか

 

誰も幸福にもならなかった

 

むしろ不幸

迷惑

 

迷惑かけました

 

死にたいような気分

でも

わたしは死なない

 

死の練習みたい飲酒もしない

薬物依存の喫煙もしない

糖分にも逃げない

 

死にたい気持ちを

自分で受けとめる

 

泣きながら

 

 

 

昨年9月初め

予断を許さない

という言葉からの緊急入院

 

ずっと

ママの死の隣にいた

一年以上

 

残ったのは

この感情

 

これは

何だろう

 

もう

わたしは天国へは行けない

 

ママのお葬式にも出ないで

 

泣きながら

お家まで歩いて帰ってきた

 

お家には屍の匂いがしていた

ママの遺体からの

ケトン臭のような

切り花の腐敗臭のような

 

わたしは

平気だった

遺体のママの横で

うとうと眠った

 

花に

その匂いが移ったのだ

 

 

自分を信じて

先生にお願いしていたら

このままお家におかせて

 

もう

起きたこと

 

終わってしまったこと

 

 

生きていたくない

 

けれど

生きてゆかねばなりません

人間は

死ぬまで

生きなくてはなりません

 

親の

お葬式にも出られない

弱いわたしで

これから

 

生きてゆかねばなりません

 

 

天国へは行けない

もう

ママに

会うことは

かなわない

 

今夜は

自分の部屋で眠ります

 

 

悲しくて

むなしくて

 

それでも

生きてゆかねばなりません

 

親不孝なわたし

ママごめん

 

 

泣けて

泣けて仕方ない

 

朝を待って

 

ママのお膳や

後片付けします

 

ありがとう

 

また

明日

 

おやすみなさい