ママの仏前にお供えするお膳
わたしのご飯は
ほぼお膳に供えられる
とわかった
例の
キムチの具のみ
みたいな漬物や
紫玉ねぎの酢漬けのような
精のつく野菜を使うもの以外は
ほとんど
精進料理だった
姉上様といっしょに買い物しなくなって
お肉は食べなくなったのだ
いま
ママの残りの時間に
毎日お料理しないでもすむようにと
作り置きしたイワシのニンニク蒸し焼きを
1匹ずつ
コツコツ食べている
愛すること
自分を愛すること
ちゃんと
食べること
友は
こころの
痛みに苦しんでた
そのうち
食べられなくなった
食べる
は
生きる
だから
人間としての
尊厳
揺らぐ
自尊心の傷つきに
苦しんでいた
もがいていた
生きているのだから
死にたい
生きていたくない
と
思うときがあるのは
ごく自然なことだろう
と
わたしは思う
その思いが
持続して呪縛となったり
実行に移そうと画策したり
そこは
すでに病の領域であるから
しかるべき医療の手助けが必要だと考え
しかし
ろくな精神科医はいないらしかった…
自ら病んでいるお医者
自らがオーバードーズ薬物中毒
依存のお医者
自分を治せよっていうのばっかり…
と
わかる
よくいる
精神科医に限らず
お薬どんどん飲むやつ…
いるね
お薬カンタンに手に入るし
疲れてるんだろね
寝てないんだろうな…
って
わかるけど
お酒飲むまに
寝たら?
楽だよ…っていう
クラスターが
もうそろそろ市中感染に拡大しそうだ
先生方
大変だろうなあ
感染したら
真っ先に重症化しそう
hard workの弊害
心配だね
シーちゃん
わたしは昨夜も
ママの隣で
仏間で眠ってしまった…
疲労が取れなかったら
感染リスク上がる
しっかりしなくちゃ…
ねえママ
ママのベッドがあった場所に
大型家具でたったひとつ残した
古い津軽塗りのテーブル置いて
ここで何でもすることにした
ぐるりと唐塗り?で縁取りのようになって
あとは七子のテーブル
ここの上で
わたしは歌って踊ったらしい…
パパのお気に入りストーリー
しかし
先日
姉上様が
いつもここで踊った歌ったと言われたんだ
というではないか…
ママが
わたしが追いかけた夢を
全部
ママ自身の夢とすりかえて
わたしに語ってくれたこと
思い出した…
愛することは
そういうことなんだろう
ママに
会いたい
ママに
会いたい
もしもこの先わたしが
誰かを愛することがあるならば
うっかり病気しちゃったりして
治ってたり
気が弱かったりしても
隠してなくて
それでも
笑って生きようか
みたいな人がよい
人を思いやれる
礼儀のある人間がよい
いじめられても
いじめかえさない
いらいらしない
人間が
人間として生きることの意味を
ごく自然にわきまえている人がよい
ママが
言わなかったこと
ボケたらおしまいだ
とか
病にある人を
ああなったらおしまいだ
とか
わたしも言わない
弱いからではない
おんなじ
人間だから
でも
わたしはこのまま
ひとりぽっちで生きてゆくだろうなあ
時に
へとへとになって
死んでもいいなあ…とか
くじけながら
自分で自分の作ったご飯から
勇気もらって
泣きながら
歩いてゆくんだろう
愛すること
まずは
自分を大切にして
自分を
傷つけないで
傷ついた分
やさしくなるから
傷つきも
おそれないで
生きるよ
今日も生きてる
ひとりぽっちで
生きよう
ありがとう
寒いけど
コロナはすぐそこ
クラスターで
医療者の皆さん
お世話になった先生方
お元気に乗りこえられますように
あなたも
あたたかくして
感染から
逃げきれますように…
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
って…
まだまだいろいろ
な
もたもたの
夜です