正直なところを言ってしまえば
死にたいような
絶望に近い気持ちを
持て余していた
役に立たない
迷惑ばかりかけて
おそらく
のうのうと
ふてぶてしく
生きているのであろう自分
そんなつもり
毛頭ない
けれど
結果として
ひたすら
迷惑かけ
負担をかけて
生きてしまっている
ママが天国に行ったのだから
夢を追いかけている場合じゃないんだ
姉上様
昨年ママが倒れてから
ずっと胃腸の具合が悪いという
一年以上になる
わたしという負担
重荷だとわかる
ママは母親だから仕方ないけれど
仕方なかっただろうけれど
わたしは
お荷物で
お家での看取り介護も
反対されて
お願いして
させてもらったことだ
わたしには
そうしてあげるしか
ママのためにやってあげることが
他になかった
姉上様のおかげで
させてもらったことだ
少しの
わたしの時間という
命を
膨大な時間と命を
わたしたちに
わたしたちのために
捧げてくれたママのため
使うことが
捧げることができた
姉上様に
支えてもらって
多大な迷惑をかけて
それなのに
ママを
わたしと同列に置き
絶望なんかしたら
ママが憐れすぎる
いっしょくたになって
死にたいような
そんな
わたしっていう
役立たずと
ママを
並べた…
ごめん
ごめんね
ママが
一生懸命に
精一杯
生きてくれたのに
ごめん…
みんな
仕事もきちんとやって
そこからの
介護や供養や
親孝行なのに
わたし
本当に
どうしようもなく駄目な
出来損ないで
本当に
死にたかった…
あの
お葬式に出られず
泣きながら帰って来たときから
わたしは
駄目な人間だなあ…って
頑張れないのは
パパと
わたし
家族のなかで
ねえパパ…
煙草もお酒も止めてしまったパパと
甘いものも止めて
運動したり
実験ご飯を食べたり
ご馳走はいらないわたしは
やはり似ている
駄目人間って
自分がいちばん
よくわかるから
死にたくなるから
生きるために
よく生きるために
命を
生きるために
そうするんだよね
弱いから
駄目だから
もう
姉上様に迷惑かけてられないね
なんとか
病院に行ってほしいな…
ママの大腸がん
始まりは下痢で
小さなポリープが
できては出血したりして
を
繰り返したようだ
生きる
ということ
そのものが
修行
という
修行とは言わず
行持
というそうだ
生きることを
休むことはできないように
怠らず
繰り返し
つづけてゆくこと
当たり前のように
自然に
積み重ねてゆく
片付けは
むなしい
ゴミ屋敷のような
不要のものたちの塊は
とてつもない
底無しの
恐ろしさがある
その
負の気が醸す
怨霊のような
闇からの
手招きのような
そういうものと
死にたい
という
絶望は
とてもよく似ているのだろうな
わたしは
それらの絶望を切り崩して
捨てる役目を
パパに頼まれた
死の間際の
もう食べることも
水すら飲めない
パパが
片付けてくれ
お前しかやれる人間がいない
という
みんな
つらかったんだよね
みんな
死んでしまうかわりに
屍みたいに
大量のものを買い込んで
気がついたら
もう
自分では
直視できなくなっていた
生きる
って
時間という命を
どう使うか
だから
それでも
生きていることが
いちばん
大切なのだ
ママのお世話をするため
みんなに
迷惑かけたのは
みんなの
命を削らせ
わたしの時間を使わせてもらったのだ
みんな
必死に
どこかで
命を
削って
生きているのだ
みんな
等しく
仕事を探しています
お寺から
泣きながら帰ってから
リラクゼーションでは
食べていけない
夢を食べて
生きてはいけない
と
頑張れ
わたし
ママと
シーちゃんと
誰の役に立たない
わたし
どこか
働けるところがあるなら
一生懸命に
精一杯
生きるように
行持を行うように
しっかり
積み上げてゆこう
また
これから
もう少し片付けをして
明日は日曜日だから
早朝から
コツコツ
ちまちまと
余分なもの
重いもの
死にたいような
闇に
取り込む
負の力を秘めたものたち
見極めて
捨てて
捨てていきながら
仕事を探そう
仕事を始めよう
新しい自分の命を
大切に
生きよう
雪が降れば
ご近所さんには
相当のご迷惑をかけるだろうな…
でも
そのときは
そのとき!☺️
だね
シーちゃん
人は
生きねばならないから
今夜も
あと少し
もう少し
頑張ろう
ママと!☺️😽
夢も
消えない…
ありがとう
大変な思いをして
支えてぐれている
姉上様を
いま
まさにコロナウイルスと闘う
先生や皆さんを
これを
こんな
取るに足らない
へんてこな
こころ模様を
読んでくださる
あなたを
お守りください
と
祈ります
どうか
どうか
この不穏な時代に
希望を掲げ
夢を抱いて
笑って
今日という
いま
このときの
時間という
大切な命を
楽しんで
生きてゆけますように…!☺️
ありがとう
ガンバるね
生きてる
今日も
また
明日