シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

あの夜の星

姉上さまとわたしと

二人で

 

病室に泊まり込み

 

パパの呼吸を

聞きながら

 

うとうとした

 

まもなく

姉上さまが

 

あれ?

と声をかけて

 

わたしも

 

うん

って答えて

 

 

二人で

パパを呼んだ

 

 

もう

いま天国へゆくと

わかっているのに

何度も

 

何度も呼んだ

 

 

姉上さまは

 

隠しててごめん

もうわかったね

 

と泣いた

 

末期がんのパパには

ママの脳出血のこと知らせず

 

最後まで

隠しておいた

 

 

 

 

早朝4時に目覚めた

 

そのままお茶を入れて

お仏壇におまいりした

 

暗い朝

寒い仏間に

お経の声が響いた

 

 

ママは

朝に逝った

 

 

 

 

平和を祈ろう

 

平和を

 

無事にいてください

生きていてほしい 

 

祈って生きています

 

 

希望を

つなげている

 

まだ

我が身を守ることくらいしか

できていないのだけど…

 

天国の人へ

 

 

あなたへ

 

わたしへ

これからのわたしへ

 

 

今日生きている

すべての人へ

 

希望があるように

 

明日を

信じてゆけるように

 

 

祈っています

 

 

クラスター発生したので

買い物は限界まで引き延ばし

 

冷蔵庫がすっきりきれいになった

 

アスリートのように?☺️

しっかりたっぷり食べて介護してた

もうそこまでは必要ないものね

 

ママのための

よもぎも残っている…

 

よもぎ白玉粉に混ぜて

小麦粉も少し

薄皮を焼き

柔らかく煮た小豆を包み

ママのおやつに持って行った

 

ルイボスティーよもぎ

香りが似ているな

小さなすり鉢ですって

沸かしたルイボスティーに投入!

シナモンも

 

実は

また風邪引きみたいだ

背中が痛い

 

ヒゲが垂れるね…😿シーちゃん

あったかかったのに

 

暗くて

寒い寒いお部屋

お日さまがもったいない

電気と灯油もね…☺️

 

 

 

ママと

お話したいです…

 

もう一度

 

もう一度

ゆっくり

 

話してみたいなあ

 

 

パパ

ママ

そちらはどうですか?☺️

 

見守ってね

 

そばにもいてね

 

 

パパにはママがいて

ママにはパパがいてくれる

と思うと

 

天国が近づいてくれる気がする…

少し

 

 

ママの看取りで

苦しみがないように

考えに考え

 

迷いに迷って

 

祈っては

泣いていた夜

 

あの時のわたし

 

あの夜の星

 

お月さま

 

 

まだ

 

そこにいるみたいな…

 

 

 

   管という管を抜きませ

   君よ今し

   さう言ひかけて

   ただ靴を見る

 

   泣きたくて

   夜空に星を数へれば

   病室の灯

   未だ消えざる

 

   換気音

   背にして

   母の人形のごとき体に

   むつき稽古す

 

 

今日の短歌です…☺️ 

 

ありがとう

 

 

記憶は

そのままに

 

まだ

ママがここにいてくれる気持ちがして

そんな気持ちのまま

生きているんだな…

 

 

気温上がっても

とても寒いお家です

 

暗いと

暗くなるけど

その暗さが

 

ちょっと

安心する…

 

 

ありがとう

 

明日もあったかい

明るい一日になりますように

 

平和に

一日

一日

近づけますように!☺️

 

また

明日

 

おやすみなさい