シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

離れなければ離れていても

出がけに

(…鍵が気になる…)

 

歩いて家から遠ざかるほどに

(…鍵かけた??)

 

かならず確認するようになってからも

気になる…

何度かはお家に引き返した

 

さすがに

ちょっと変な気がした

 

 

きっかけがあったけど…

学生時代のアパートに

合鍵で勝手にガス屋さんが入ってきた!

っていう

在宅していたからわかった

 

いなかったら??

 

 

それから

些細なこと

いろんな恐怖に変換され

ミステリーの世界に生きてるみたいになったり

 

突然

刃物が怖くて

子ども用の先の丸い小さいナイフを使ったり

 

 

強迫症状というらしい

不安神経症とか??

病院にゆく勇気はなく

甲状腺内科の先生に聞いた

 

機能低下がうつに間違えられる人や

強迫症状起きる人もいるって…

 

 

その頃見た番組で

 

母親とまだ少年の息子が

息子の強迫症状に母親が知らずに

求められるまま

応じてしまったため

 

言葉を

繰り返しても繰り返しても

納得できず満足することなく

歩きながら

息子の言う言葉を

母親が繰り返す

 

何度も

何度も…

 

親子は

入院という形で引き離されて

療養して

 

またもどって…

 

 

 

ママが

わたしを忘れかけた頃

 

何度も何度も

おんなじこと聞いてくる

なぜか

きちんと答える

のでは納得しない

 

ママが言う

おんなじ言葉

おんなじように繰り返して

それも

 

にこやかに☺️

ゆっくりと

 

おんなじように

何度も言う

 

そうすると

 

うん、うん…として

落ちつく

 

突然

真顔になり

 

さあ!

遠くまで帰るんだから

ちゃんと着て

靴は?あるの?

 

母親らしい

やさしさにもどる…

 

 

赤ちゃんと

母親が

同居するママを残して

 

パパを残して…

 

 

離れていたあいだは

 

ママは強迫症状には苦しまないのか

離れているからこそ

苦しいのか…

毎日毎夜思った

眠れない夜を過ごし

泣かないように

 

自分を励まして

一日一日を生きてた 

 

ずっといっしょにいてくれる

姉上さまのことを

祈っていた… 

 

脊柱の細菌感染で入院したことから

ママは一気に心身の機能が衰えていった

ずっと思っていたけれど

 

奥深くに

苦しみを隠して頑張ってくれていて

 

わたしが離れていたから

わたしを心配するという苦しみも

ママには与えつづけたんだろうなあ…

 

 

離れているから

楽観するということもあった

と信じたい気持ちや

 

 

ママはわたしなんかより

もっと

さみしくて

せつなくて

つらかっただろう…

 

自分の心身の機能も失ってゆく

その過程だったのだから 

パパは末期の胃がん

 

わたしは

親不孝な自分を

生きててよいのか?

 

呪っていた

 

 

親と子の関係は

ひとつとして同じでなくて

 

子ども三人にも

ママはそれぞれの育て方をした

 

最後は

そばにいたい

 

という思いは

姉上さまに叶えてもらった

 

ありがとう

 

なのに 

後悔という言葉では

言えないおもい

 

きちんと意志疎通の可能なうちに

ママが安心できるわたしでいたかった

などという

 

都合のいい

逃げ道が

消えない

 

これは

自己否定なのか

自己嫌悪なのか

自己憐憫か…

 

逃避には違いなく

 

 

考えて

もどれる時間なんて

ないんだから

ママは

 

もう

天国なんだから

 

何度も繰り返す

 

 

まだ居間に暮らすわたし

ママの古い桐たんすを動かして

施設でママが見ていた小さいテレビをのせるため

 

みがいていない桐たんすは

きれいにみがいてあげよう

 

 

離れることができなかった

姉上さまの苦しみを思えば

 

離れていたわたしには

苦しいなんて

言う資格もない

 

早くしっかり

前を向いて

進まなくては

 

焦れば焦るほど

落ち込んで

自分が情けないんだけど

 

今日は

少し気持ちがかるくなった

 

 

もう

どこにも

逃げ込む場所はない

 

わたし

わたしを信じてあげよう

って

 

誰かに

でなく

自分が

自分を…

だよシーちゃん😼

 

ここを

祈って生きるのに

ふさわしいところにしよう☺️

 

恋に落ちるみたいに

巡り会える庵主さまを

夢見る前に…

 

仏間は

清々しい✨

 

そういうようにすればよい

わかっているのに…😣

 

 

   離れても

   離れなくては安らかに

   眠れぬ夜の

   いよよ迫りて

 

今夜の短歌です…☺️

 

ありがとう

 

 

いろんな呪縛

手放して

 

まっさらなわたしになって

ちょっぴりずつ

ちょっぴりずつでも

 

 

静か…☺️

 

明日を無事に迎えられるように

 

今日はゆっくり

おだやかに終わりますように

お祈りしています…

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

おやすみなさい