シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

降るというはずの

雨は

降らず

 

じめじめとした

この季節らしい気候

 

血圧が下がって

目の前が

真っ暗

になり

 

夕方 

ゆっくり

お散歩した

 

追い込む癖がある…

走らないために

洗いざらしのブラウス着た

涼しいけれど

 

ぶかぶかで

むしろ

動きづらい…

 

体力が

維持できていたのは

もう

二年前か

 

 

裏道の

ママが入院してた病院へ向かう通り

ゆるい坂を

のんびり歩き

途中

 

夕焼けが

不気味に見えて…

 

 

そうか

もう

ママは天国だ

 

いないんだ…

 

 

 

最後の

CTの結果がわかり

一度帰宅していたところに

電話をいただいて

 

また

急ぎ病院へ向かった

あの日の夕方も

 

このような空だった?

 

などと

考えた

 

気を紛らわすために

 

空は?

どうだった?

って

 

でも

思い出せなかった

 

やっぱり

涙がでた

こらえた分

 

どんどん流れた

 

いつも

いつまでも

 

どこまでも

 

覚悟の足りないわたしだ

 

 

親が

病にあって

看取りということになって

 

わたしはわたしを

悪としか

おもえなくなった

 

 

 

言われれば

まったくその通りの

非難で

 

それらを

刻んで

飲み込んだ

 

死ぬくらいなら

 

看取りという

最期に

せめて悪のわたしの

できることを

精一杯にしようと決めた

 

 

パパにも

ママにも

笑っていてあげよう

そう

決めた

 

 

姉上さまに

経済を支えてもらい

 

命と

いっしょにいた

 

 

ありがとう…

 

 

 

終わったのに

もう

終わったことなのに

 

これからなんだ

わたしには

 

これから…

 

 

痛みが

ママの痛みが

最期

どのようであったのかと

おもう

 

苦しませてしまったのではないか

まだ

そうおもう

時々

 

痛い…

 

という声に

飛び起きる

ママが

いた時のように

 

 

ああ夢か

わかると

 

 

もっと

してあげられたことが

次々と浮かんできて

悔やまれる

 

もっと

鎮痛剤も使ってあげたらよかった

もっと早く

栄養は減らせばよかった…

 

この

無意味な

後悔のようなものは

 

わたし自身の

こころが

虚ろである証拠なのだ…

 

しっかり

しっかり

 

ふらふら仏間に行き

お経を唱える

 

 

生きてること

非であろうと

悪人だろうと

人は生きねばならない

 

生まれたからには

命を

まっとうしなくてはならない

 

 

迷惑をかけながら

 

ひっそりと

生きる

 

 

昨日

なかなか眠れなかった

 

ワクチンは

強制ではないが

義務である

という

 

受けないことは

他人の迷惑になる

 

また

非なる自分で

生きるのか…

 

 

それでも

やっぱり

わたしは

わたしで

 

生きてる以上

 

生きなくてはならない

 

親不孝を

親が死んでまで

重ねては

 

魂は

安らかにはいられない

 

ごめんね

ママ…

 

もう

痛くないね

 

本当に

ありがとう

 

 

生きてるよ

ねえシーちゃん😽

 

歩きながら

猫を探す

弱った子

交通事故に遭った子

そんな子ばかり育ててきた

 

おかっぱ

と呼んでた子たち

ハチワレなんだけど

他人猫なのに

 

偶然

おんなじ白黒で

 

最後の子が天国行って

ずいぶん経つのに

つらくて…

 

 

この頃

ハチワレさん見ても

涙こらえられる!

わかった

 

天国では

パパママと

いっしょだもんね…☺️

 

ありがとう…

 

 

 

   宣告を

   聴きに急げば夕の空

   あかあか燃ゆる

   非を鳴らすかに

 

 

今日の短歌です…☺️

 

ありがとう

 

 

覚悟は

しんどい

 

むつかしい

生きるも

 

 

でも

生きてることが

とても

幸運で

 

幸福である

おもう

 

今日も

何の非も無きひとたちが

亡くなってゆく…

どうか

安らかに…

 

 

 

何も考えないで

夜は

 

眠ろう…

眠ってね☺️

 

 

今日が無事に

明日は

少し

 

平和に近づいて…

 

祈る

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

おやすみなさい