シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

自分の力

生きている

生きてゆく

ということは

 

自分の力で生きる

ということだとおもう

 

いま

 

ここに

ここは生まれたところ

 

生まれたお家だけど

ここに

帰ってからは

 

姉上さまのお世話になり

この古家で

ひとり

生きていて

 

ママの在宅介護も

ママの年金と

姉上さまの経済的支えで

ここで

させてもらった

 

 

自分の力で

生きなくては…

 

焦る

 

あまりにも

普通の生活と

かけ離れて生きてきて

 

申し訳なさに

いつも

いたたまれない

 

 

姉上さまにお借りしているタブレット

ネットにつながれる唯一の手段で

 

そろそろ

本気でダメになってきました…

今日はとうとうお星さまのお返しなどが

できなくなりました

ごめんなさい…

 

といって

 

Wi-Fi環境を整えるのも

姉上さまのお金を使う

ということで

 

自分の力でやって!

とは

ママの介護以前に

言われていたことだ…

 

当然のこと

 

 

 

子どものように

言葉に縛られて

 

たくさんの言葉を背負い

反面

 

たくさんの言葉に

支えられて

 

ひたすら

つつましく

 

ひっそり生きている

 

 

ひきつづき

我慢して

節約しよう

とおもう…

 

 

この古家も

ママの天国への旅立ちを

見届けるようにして

あちこち

壊れたり

 

ネズミまで侵入したり!

 

そこから

どんどん疲弊して

 

片付けは

最後の砦へと向かって…

 

 

体調を崩したり

 

つられて

こころも

よわって

 

 

生きていてよいのかなあ…?

とか

 

迷惑かけてごめんなさい

とか

 

そんなおもいばかりが

わいてきてしまう

 

 

病の経過も追いかけず

ひとり

鬱々と

お家にこもって

 

ものの呪縛からだけでも

このお家を

 

わたしを

解放しよう…

 

おもえば

おもうほど

 

重たく

わからなくなってゆく

 

生きるということ

 

 

誰しもが

かならず日々老いて

病を与えられ

それでも

 

生きる

ということ

 

自分の一部でもある病は

見えなかった時も

 

わからなかった時も

 

いっしょに生きていたんだ

 

パパとママの

お世話をしていて

 

そうだからといって

不幸なのではなかった

教えてもらった

 

 

眠れていなくて

かなしみ過ぎても

 

自分の力で生きてなくても

 

生きること

 

 

起きたこと

これから

起きること

 

闘わず

受け入れて

 

飲み込んで

 

今日の自分を生きて

できることを

つなげて

 

 

絶望は

いつも

簡単にやってくるんだ…

でも

生きるよ

シーちゃん

 

 

今夜のこの重たい気持ち

ふりはらって

 

眠ろう…

 

 

今夜も

どうか

無事にいてください

 

眠れてますように…

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

おやすみなさい