シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

ひびく

おもえば

 

パパの点滴を外す

その決断も

 

ママの最期を

どうするかの

答えも

 

はからずも

わたしに

求められた

 

姉上さま弟は

忙しくて…

 

 

 

混乱した

ひとりで

 

悩んで

 

どうしてたのか

記憶

もう

つながらなくなった

 

切り取られた場面場面の

断片が

突き刺さる…

 

あれから

引きこもりのような

外界が怖い

みたいな気持ち

つづいてる

 

一周忌法要で

ひさしぶりの姉上さま

連れ合いさんとお話して

元気にしないと!

先に立って…

 

おじさんおばさんが来てくれた時

泣いちゃって…

 

失敗したばかりだったから

 

気負った反動の

放心…

 

 

介護生活は

ママともども

厄介かけて

生きててごめん

みたいな

 

そんな落ち込みに襲われても

それを

 

すっぱり

引っ込めて

 

元気に

自分を

 

いちばんは

ママを

 

励まして

朝から眠るまで元気にして

 

お歌をうたっていたっけなあ…

シーちゃん

 

 

食品の宅配頼んでたから

ついでに

普段なら買わないような本

ついつい注文して

 

眠れないまま

読んでいたなあ…

 

 

今日はそれら本の整理した

 

まちがって

二冊頼んでしまった

ターシャ・テューダーの本

 

すべてを

言い切っているんだ!

気づく

 

 

 

「些細なことにこだわらない」

 

「思い通りにいかないことなんて

いくらでもあるわ」

 

「完璧じゃなくていいのよ」

 

「今 この瞬間を楽しんで」

 

「状況のせいにしない」

 

「いらいらしない」

 

「幸福とは

心が満たされること」

 

「失敗や間違いを犯さない人はいない」

 

「何があっても前を向いて」

 

 

 

『何があっても前を向いて』

  ターシャ・テューダーより

 

 

 

言い切るつよさ

逃げ道もある

やさしさ…

 

 

介護中には

気づいていなかった…

 

よわって

しょんぼりして

 

ひびく…

 

わたし

誰かの

こころにひびく言葉を

 

自分という

たよりない人間で

がんばって生きて

 

なんとか

生きていって

いつか

 

ターシャのように

わたしの言葉で

 

語れるように…

って

おもった

 

「心は ひとりひとり違います」

 

本当に…

そうだなあ

 

生きてゆかなくちゃ

 

 

ありがとう

 

 

静かな夜

無事に

祈ります

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

おやすみなさい