シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

めぐりあえたら

ふたたび

 

また

 

あの

大声で鳴いていた捨て猫のいた場所へと

その近辺を

 

徘徊してた

あれから

何度か

それで

 

 

めぐりあう

ということはなくて

 

冬だ

 

スコップ

長靴

用意してないし

 

逃亡?

逃げられないよ

 

 

動物が好きすぎて

動物病院でバイトしてた

安楽死には反対という先生

考え方にも賛同できた

 

偶然の

幸福な邂逅

 

けれど…

 

次第に

疲弊し

すり減って…

 

よわっちい

わたしなのだ

 

 

救われるいのち

救えないいのち

 

救われない

いのち

 

いらないものとして

捨てられるいのち

 

いのちなのに

ほしい!

なんて言って

 

ごめんよ

昨日

 

あの夜の

あの鳴いていた

あの

ごま塩模様の

あの猫

なんだ…

 

あの子が

 

ここにいてくれたら

 

わたしの

ふところに

いてくれたらなあ…って

それが

 

そのままの気持ちで

 

会えないけれど

 

生きて

助かってくれてたらいいなあ

ずっと

祈って暮らしてる

 

 

底にいる

今日

 

こころの

 

生きてるだけ

死んでないだけ

 

食べてるだけ

息してるだけ

の一日

終わる

 

けど

っておもったら

 

これ以上は沈まない…?

 

 

自分のものは

自分の部屋は

もともと

ものが少ないけれど

 

ママの介護用品やら

あふれかえったことで

全部ひっくるめて

 

あとまわしにしてしまった

理由は

なんだったろう?

 

姉上さまのお部屋

最後の砦と

そのお部屋を

片付けた

まずは

 

ネズミ騒動!

ネズミ再来!🐭って恐怖心も

あったんだっけ…

そうだ

 

なんか

記憶が

ぼんやりしてしまうほど

捨てたなあ

もの捨てばっかりしてたなあ

 

劣化するには

それなりの時間の経過が必要で

 

そこは

姉上さまが生きてた

いのちの

入れ物で

 

眠って

目覚める場所

大切な居場所

だったのだから

 

大変だったんだね

ありがとう

って

 

泣きながら

わけわからない作業になってしまってたり

 

 

姉上さまは

すでに新天地で

きれいにリフォームされたお家で

 

また

いちばん大切な

連れ合いさんのため

 

一生懸命

頑張っていてくれるのに…

 

ごめんね

 

ありがとう

 

置き去りとなってしまった

時が止まってしまっている

大量の収納家具や衣類

ものたち

本当は

 

きれいに修理したり

補修したり

洗って

 

捨てないで

取っておいてあげたかったのに

 

無理だったの

ごめん

 

無理だったのに…

やっぱり

かなしくて

まだ

ものも残ってて

 

せつない

 

 

どうもわたしは

かなしみすぎるみたいだ

昔から

 

精神医学的には

肉親の死から立ち直る

気持ちが切り替えられる

その標準の時間とは

二ヵ月という…

 

 

今夜の

 

ひとりは

いまに始まったことじゃない

猫がいないのも

 

いままで

いっしょに生活した猫たちは

みんな

捨てられて

いらなくなって

 

交通事故にあったりしてた猫だ

 

 

落ち込みの

理由は

こころにも

 

からだにもあるんだろうなあ

 

 

意気地無しだから

できるならば

 

お家は

もう十分きれいだなあ✨

って

おもえるところまで

こぎつけたいのに

 

立ち止まってしまったよ

シーちゃん

 

 

それでも

姉上さまのお部屋はきれいにできた

それだけは

救い

 

 

 

動物を飼うことは責任重大で

いのちを

おしまいまで守ること

身勝手に

増やさないこと

捨てないこと…

 

自分の身も

守れていなくて

猫のいのち

守れないよね

 

置き去り

してるのは自分

なのかなあ…

 

わたしだけは

まだここで

止まった時間と格闘してた

 

闘わないよ…

もう

 

なにとも

 

かなしみとも

 

 

世界も

お家も

いのちを守れる

安全な

 

平和なところであったらいいなあ…

 

 

今夜も無事に終わって

安心して

ゆっくり

休めていますように

祈っています

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

おやすみなさい