読めない本
には
二種類あるなあ
きっと
実は
つまらない
という本
実は
すごすぎる…
という本
ものすごく曖昧
せいいっぱい
の
今日
生きるだけ
で
せいいっぱい
一日がんばっては
一日へこたれる
冬への入り口
本も
読めず
落ち込み沼の
入り口は
生きていてよいのか?
と
生きてゆこう
を
行ったり来たり…
だけど
今日はその波すらも無し
生きてる資格無し
と
生きてる価値無し
と
どこかで誰かに
断罪されたとしても
その誰かも人間
おんなじ人間
人間は同等
どんな状況であっても
自分で自分を
認めてあげられない時にも
自分を
生きなくちゃいけないんだなあ
ひたすら眠った
食べて眠った
猫ランプと
硝子のキャンディ入れに仕込んだ
ほのあかるい電球と眠った
うつらうつら…
クッションで頭を高くして
きこえてきた
真珠湾攻撃から80年
のニュース
人間のこと
生きること
みんなが語る
いつまでも
かなわない平和
とどかない声
とどかない
祈り
いまは友だち…
友だちの
軍隊
友だちの
基地
声がした…
整理整頓?
ひゃー…
うん…
姿勢よく?
あいさつ
笑って…
人のため
自分のため…
こつこつと
飽きずに
行儀礼儀
躾くりかえし
親やってくれたなあパパママ
呪縛みたいになってたけどね
お勉強の前に整理整頓
そうだ
片付け
好きだったなあ…
おしまいの言葉は
人生には無駄は
ひとつもない
だったね
パパ
せいいっぱい
二人で悩んだ
パパと
せいいっぱい
語って
精根尽きてわたし
歌った
テレビもラジオも拒否のパパに
光も明かりも閉ざしたパパに
歌った…
ママにも
毎日毎夜
せいいっぱい
食べる
食べることでせいいっぱい
で過ぎた一日
真珠湾…
攻撃の理屈は?
石油??
怒りの声だ
どんどん興奮してく
えらい先生…
流して
終わりまで聞いたけど
ため息と
うつらうつらしながら
死んでない
まだ
生きてる
と
おもった
どうして戦争しちゃいけないの?
と
子どもや
若者が問う時代
どうして人を殺しちゃいけないの?
って
もしも
どんなに
殺されたくても
生きていたくなくても
人は人
殺しちゃいけないよ…
いのちを
いたずらに殺めてはいけない
いのちを守ること
無駄にしないこと
が
生きること
無秩序の世界で生まれ
生きねばならない現実
それでも
生きなくてはならないんだよ
片付けは好きだった
そうだった
強迫観念で
捨てなくちゃ!
になって
くるしくなって
もうすっかり寒くて
風邪引きで
よく食べてよく眠るうつも
あるんだって
シーちゃん
うーん…
声
ききたいよ
きこえるけどね
いつも
こころには
きこえてる
ありがとう
生きててほしい
なにがあっても
なにが過ぎても
できなくても
かならず
無事に
ありがとう
また
明日
おやすみなさい