シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

丹精

ひとつの希望

 

いのちをつなげる

って

フランクルの著書で

 

壮絶な事実から

得られた結論なので

 

そうだなあ…

そうだよなあ…

って

 

あれから

何度となく反芻する

 

 

誰かの役に立ちたい

誰かを

愛したい

 

 

ただひとりの人のための

小さな祈りが

やがて

 

世界の

世界全体の

平和の祈りになること

知っている

祈っている

 

それでも…

 

たったひとり

生きることはできなくて

姉上さまの支えによって

ひとり

かろうじて

 

息をつなぐような

 

ママが

天国へゆき

そんな頼りなさに

 

時として

負けるよ

シーちゃん

 

 

パパ

ママ

姉上さま

わたしの愛する家族

血縁

 

片付け

がさっ!

捨てられない

 

どんなごちゃごちゃも

選り分けて

気をつけた

つもり

が…

 

なんか…😿

行方不明?続出したらしい

 

 

時間が

止まってしまってたら

どんなものも

 

かなしみを想起するだけの

 

ものという

ただの塊になる

 

 

介護のあいだ

自室の時は止まっていた

 

まだ

居間で寝起きしている

 

ママとパパの病からの

わたしの人生の時計も

止まってるのかなあ

 

 

 

ママの

お針箱の整理した

お手製の針刺しは

 

赤ちゃんの時の

着物の裏地

姉上さまが着て

お下がりを

 

わたしが着て…

 

 

捨てられない

汚れてるけど

 

だんだん

お針仕事は億劫になったようで

視力も

わるくなっていった様子が

浮かぶ

 

縫い針

太く長い針が新しく

まだ使える

 

13本も刺してあって!

 

縫い針は

見えなくしたら大変だから

2本と

数を決めて使うといい

 

そう教えてくれたの

ママだった

 

わたしのピンクッションには

縫い針は2本

お針終わったら

いつも

 

2本!って

確認してるよ

 

 

ありがとう…😿

 

 

夏に重宝してた

衿を外してスタンドカラーにしたワイシャツや

 

ハギレを

三角に縫ったスカーフを

洗って始末

 

 

脳出血の後

麻痺した左手を

 

この手は神さまの手

 

くりかえし言ってたママ

 

お腹に

その手を寄せて

 

右手をのせて

 

ここに

神さまがいるの…

 

というママ

 

 

認知症

って

覆いをかけてしまって

ごめんね…

 

だけど

ママが

そうやって

わたしに教えてくれたおかげで

 

いつも

さすってあげることができた

 

ありがとう☺️

 

 

ご飯も

裁縫も

お掃除も

 

丹精こめて

 

尽くしてくれたママ

 

後始末じゃないなあ

 

ママを

たどって

 

自分を見ている

 

 

わたしは

ひとりで

誰かのため

できていないけれど…

 

たったひとつの希望も

ないようにおもわれて

 

かなしい夢に

目覚める朝も

まだ

あるけれど

 

 

片付けは

わたしの手を

ごつごつくちゃくちゃに

 

変身!

させたけど

 

 

ほんの少しでも

あかるいところ

目指して

 

針穴ほどの

光かもしれないけれど…

 

光のほうにゆこう

 

 

ありがとう

 

 

もうすぐ

 

なのに

無性に

花が見たいなあ🌺

 

シャコバサボテンは

お休みしてる…

 

パパが丹精こめた

小さな木々は

山で

 

雪と眠っているね

 

 

寒くなってきたので

一日の終わり

疲れがとれるよう

 

あったまって

 

どうか

かならず

かならず

 

無事にいてください☺️

 

 

眠れますように

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

おやすみなさい