シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

泣いていいよ

明け方

おばあちゃんの夢みた

 

泣いていた

 

おばあちゃんは

痩せていて

ちいさくて

 

子どもみたいに

しゃくりあげ

なんか

 

かわいらしい…

 

抱きしめる

 

 

抱きしめて

背中

よしよし…して

 

そうして

わたしも

泣いた

 

弟にいじめられたんだっていう

弟もいた

 

弟を

やっつけよう!

そしたら

 

お嫁さんもいた

 

あげたいのに

 

出ない

 

ああ

これって…

 

 

声を出そうとして

 

目が覚めた

かなしかった

 

真夜中に起き出して

雪片付けして

もう一度

眠って

 

浅い眠り

不思議な夢

 

おばあちゃんと弟

よく口喧嘩してた

そう

 

弟は

おばあちゃんの変化

 

認知症になって変わってく

見知らぬ人みたいな

粗暴なおばあちゃん

 

まともにしようと?

 

否定しようと?

 

いや

ただ

怖かったんだっておもう

怖がりの

意気地無しだから!

 

 

明け方の夢の場面は

お寺

菩提寺の座敷

 

わたしが

ママのお葬式と納骨

から

 

逃亡した

その

きっかけの

口論?

 

やめて!

って

わたしが叫んだ

 

あの瞬間

 

 

弟は長男だから

ママは厳しく育てた

男らしく!

って

素手

体罰も与えて

 

ママが怪我もした

弟の頭

石頭で

体も頑丈

 

 

姉上さまも

パパママに叱られて

ぶたれたり

 

ある時は

あまりの反抗に

パパに

廊下を引きずられてた…😣

 

わたしは…

 

ただの一度も

手をあげられたことない

大声で叱責された記憶もない

 

泣いちゃうから?

シーちゃん

 

 

ごめんなさい

言う?

 

言う…😿

 

問いつめられてもいなくても

自分で自分

追い込んで

 

不穏な気配が

いたたまれず…

 

ごめんなさい…

 

 

抱きしめてほしい

ちびっこのわたしがいて

もっとちびの弟は

まだ

 

なんにも

わかんなくて

 

ママは

こころを病んだ

ということになって

入院した

 

姉上さま

まるで

ママみたいになった

立派だった

 

おばあちゃんは…

 

そわそわ

うろうろ

様子がおかしくて

 

おばあちゃんのせいだ

って

わたしは

わかってなくて

 

 

ママが

帰ってきてくれるか

いや…

 

生きていてくれるのか

 

とにかく

泣いた

 

聞いたことはない

ママの

叫び声

 

叫んで

暴れて

 

逃げたんだ

って

 

 

詐病だった

告白されたのは

 

わたしが原因不明の病に

心臓内科に入院してた時のこと

 

不思議に

よかった

とおもった

でも

 

生きててくれたから

よかった

とおもっただけ

 

こころ病もうが

詐病だろうが

 

生きていてくれたこと

それだけでよかった

生きててくれて

 

わたしの

病に

よりそっていてくれること

 

いつも

励ましてくれること

うれしかった

 

心配で

泣いて

 

隠れて泣いて…

 

今度はわたしが

心臓がバクバクの病になって

 

 

本当は

子どものように

抱きしめてほしかったんだけど

 

shy…

 

泣きそうになったけど

 

もじもじしたけれど

 

言えなかった…

 

 

それから

二十歳過ぎてから

通院の横断歩道では

ママがわたしの手を握った

 

幼稚園以来…

 

こんなに痩せて!

って言って

 

ふたりで

ふたりとも大好きな

甘味屋さんへ行って

 

お汁粉を食べた

 

おばあちゃんにも食べさせたい!

ママが言って

 

うん!

って

 

作ってあげよう!☺️

笑った

 

 

明日は

みんな大好きな小豆を煮よう

 

白玉粉の残りで

お汁粉こしらえよう

 

 

葬儀屋さんは

 

寡黙で

思慮深げな佇まい

よいよねえ

芯が

しっかり

強そう!な

 

じゃないと

 

弟みたいな

弱虫の

意気地無しの

 

おしゃべり野郎は

引きずられて

 

コロナ

っていう

世界規模の

わざわいを

 

へらへら

しゃべり始めたら止まらない

 

 

あの

へらへらの葬儀屋さん

新人さんって言ってたけど

きっと

もう辞めてる…

 

 

亡くなった人のためのもの

お葬式

魂を

天国へと

送るもの

 

祈って

 

見送り

こころに

刻むもの

 

 

たとえ

弟がどんなおばかでも

静かに

かすかに

微笑んで

 

迎合しないで

 

哀悼の

ふり

でも

続行しないと…

 

ばかだなあ

って

おもうのはかまわないからさ…

 

まもなくして

人が

 

その葬儀屋さんにも

とてもとても

大切な人が

亡くなった…

 

 

戦争みたいに

世界中巻き込んだ

わざわいのさなか

 

明日は

今日は

わからないって時に

 

これからが

さらにたいへんなこと

誰にでも予測できたのに

 

 

コロナネタで笑うな!

このばかたれどもがっ!!

ましてや

お葬式だぞ!!

 

 

 

飲み込んで

 

やめて!

って言って

 

泣いた…

 

逃げた…

 

 

 

ママ

ごめんなさい

 

明日

いっしょに

お汁粉つくって

 

お供えするから

いっしょに食べよう

 

おばあちゃんも

 

パパ生んでくれたおばあちゃんも

パパも

おじいちゃんも

 

 

ありがとう

 

 

天国で

なかよくやっていてね

 

泣いてもいいよ

おばあちゃん

 

 

抱きしめてあげる…

 

 

お花💐

たくさん買ってきた

凍える仏間に

春よ来い!

 

ありがとう

 

 

泣いていいよ

って言う

わたしに

 

わたしのこころ…

泣いていいよ

 

あなたも…

 

 

 

無理しないで

ゆっくり

のんびり

 

休めていますように

 

一年の終わり

 

よい夢

みられますように…☺️

 

祈ってます

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

おやすみなさい