シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

問う

 素直に聞けばいいのに!

 

とは

 

姉上さまの言葉

あれは

 

ママの介護が始まり

しばらくして

 

医学生渡航による

コロナウイルス感染の事実

発覚後

 

まもなくして

 

往診の担当医の先生が

お休みということで

代診の先生がみえて…

 

それから

 

その先生が

つづけて来てくださっていた

わたしは…

 

コロナは

ウイルスであるからには

 

これから

こちらでも

爆発的に感染をひろげるだろうし

 

不在は

おそらく

体調の異変からの

待機

あるいは

 

休養だろう…😿

 

気の毒で

 

誰にも

その事情

訊ねること

できなかったのだ…

 

こういうの

 

素直じゃない

っていうのか…

 

そんなこと

言われたことなかったなあ

まともにうけて

 

わたし

いつのまにか

 

聞けない

おもんぱかるだけの

 

ますます

気持ちも

精神も

 

小さな

小さな

内向きの人間に

なったのかなあ…

 

知らされた気持ちがした

 

 

こちらに来て数年

わたしが

まともに

会話らしい会話をした人間は

いない

 

姉上さま同居の頃は

わたしと食事するのは

お休みの

朝昼兼用一食で

 

わたしが仕度したご飯

食べるその一時のみの接触

 

二重生活みたいな多忙にあり

もっぱら

姉上さまの

たまった愚痴のような報告

 うん

 うん

 ええー!

って

 

聞くばかり…

 

わたしには

誰との関わりもなく

目新しい出来事も変化もなく

もしも

 

たのしいこと

かなしいこと

起きたとしても

 

 時間ない!

 

一言で遮断

 

すでに何度も

経験済み…

 

 

こちらから

聞くことも

はばかられた

 

弟もそうだ

 

 聞かないで!

 ストレスだから!!

 

二人の言葉は

申し合わせたように

かさなりあうのだった…

それで

 

ちがう言語を話してるみたいで

わたしとは

かみ合うはずもない…

 

 

 

戦争はいけない

 

誰でも知ってる

反面

 

子どもや

若い人が

 

 なぜ人を殺してはいけないの?

 

訊ねる時代になって

ひさしい

 

 

こんな

小さな

三人にさえ

平和がなくて

平和をつくれなくて

 

無力で

 

生きるちから

足らず

気持ち

よわり

 

平和を

祈っている

 

祈るしか

できない

こんな人間もいることを

 

生きた人は

ただのひとりも

知らなくてよい

 

天国の人

仏さま

 

神さま

 

見守ってくださる

 

 

数珠は

そのための糸を買わず

お針箱の糸から

 

ましろ

絹の

洋裁の穴糸を

 

四本取りに揃え

 

もう使わない蝋燭で

蝋を引いて使った

蝋は

 

摩擦を避けるため

丈夫にするためだ

 

ぐし縫いの太い針の

針穴に

糸一本ずつ

四本すべて通し

 

水晶の珠を

ひとつ

 

ひとつ

 

つなげた

 

道具とした

ビーズ細工のテグス

糸も

お針箱に

使われず

眠っていたもの

 

 

桐箱に入って

うやうやしく飾られ

ママのもとにやってきただろう

水晶の数珠

 

本式に

工賃をかけて

職人さんの手で

ふたたび

 

うやうやしく

つなげてもらうのが

ふさわしいのだろう…

 

 

切れたら

また

つなげる

 

今度は

もっと上手だね…

きっとね

シーちゃん

 

 

気持ちで

生きてる

みんな

 

それぞれ

 

たのしみも

かなしみも

 

よろこびも

ちがう

 

けれど

 

人は

人を

殺してはならない

 

やってはならぬこと

ちがいはない

 

 

 何ができるか

 よりは

 何をやってはならぬかである

 

そう言って

中村哲さんは殺された

 

 

殺してはいけないことに

理由なんてないよ…

 

どうして?

 

どうして

殺してもよい

おもうの?

 

たとえ

殺されたくても

 

殺してはいけない

いのちとは

 

生きるためにあるんだ

 

生きなくちゃいけない

 

つらくても

かなしくても

何にも

できなくても…

 

 

いま

精神も

肉体も

すこやかであるか

といえば…

 

そうではない

 

それでも

 

すこやか

のように

そのようにして

 

一日を過ごすよう

つとめる

 

 

かなしい顔だ…

かなしい顔してる

わたし

 

ひどい顔

 

かなしい

とおもえば

かなしみは増す

 

憎しみは

憎むことで

さらに

憎しみを増すように

 

 

姉上さまに

つくってたお弁当の

最後の評価を

おもいだした!

 

 底から

 しょっぱい!

 食感も残念!!

 

 

笑った…☺️

 

 

 

アミノ酸の添加された調味料に

慣れてしまうと

純粋な天然塩は

しょっぱくなる

 

味蕾の感度の問題

旨味には

慣れる

 

お弁当は

買う時間もない!って言葉から

頼まれてもいないのに

 

勝手につくって

押しつけたもの!!

 

余計なお世話

というのだ…😣

あれで

 

人のためにつくる

なんて

無意味

と知る

 

 

わたしの

気持ちはいつも

そういうところへ働くんだ…

 

そこからの言葉も

よかれとおもうだけの

余計な言葉

なのだろう…

 

 

いつのまにか

問う

 

できない人間になった

 

 

ひとり

生きるには

何の問題も

ないのだけれど…

 

問う…

 

パパと

約束していなければ?

 

 

姉上さま

わたしの面倒みるの

 

 パパと約束したから

と言う…

 

 

わたしは

愚にもつかぬこと

約束する

 

たとえば

 

 何があっても

 しっかり食べます!

 

などと

 

これは

つきつめたら

 

自分との約束だろう…

 

 

姉上さまには

最後のメールで

 

 死なないから

 大丈夫だから

 

と言った

 

これも

自分との約束

どのみち

 

よわい体だから

 

死体が

お家に出現する

ってことを

恐れてるんだろうから…

 

もう

姉上さまのお部屋も

片付けてあげたから

大丈夫…

 

 

 

暴挙

暴走

始めてしまったことは

 

消えない…

消せない

 

終わらせてほしい

 

ロシアは

 

すぐ

隣の国

 

 

平和を祈る

 

ひたすら

いのちを

お守りください

祈った

 

 

福島の

壊れてしまった原発

廃炉

やがて

現実のものとなり

 

科学は進歩して

原発なんか

ひとつもなくても!

 

必要なところに

十分に

電力がゆきわたるように…

 

ふるさと

福島に

みんな

もどれるように…

 

祈っています

 

節電して

修行のように生きて

一日

一日を

 

わたしの

祈りとします…

 

 

今日が

無事に終わってくれるように

祈っています

 

倒れないで

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

かならず…☺️

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

おやすみなさい