かなしみ
消えない
なにをしても
これまでの
かなしいこと
それら
すべて
ひとつところ
に
つながってゆく
そうか…
不安で
いたたまれなくて
遠慮するしか
息を殺すしか
方法なく
これまで
ここにいること
生きていること
申し訳なく…
その
背景へと
つながる
それでも
どうしてか
なにもかもが
あわれでならない
わたし以外の
すべては
あわれでならない
過ぎてきた
ひとつ
ひとつ
いま
起きている
ひとつ
ひとつ
みな
あわれに
おもわれて
かなしくて
あわれでならない
ママの看取りが
ママの
人生が
どうにか
平穏に
できれば
かなうならば
最後は
幸福に
終わりを
むかえ
天国へと
かなしみも
苦しみも
いっさい
無く
あかるいところへと
旅立ってくれること
そうして
如来のようになって
小さい光となって
わたしの内に
かわらず
ずっと
いてくれること
そう
願っていた
それしか
祈れなかった
苦しみにあるとき
こころは
言葉は
きっと
苦しみに負けるのだ
けれど
その
ゆきつくところ
終末は
戦争…
負けてはならない
わたしは
こんな
よわい自分でも
つよく
自分を
生きるんだ
かなしみを
封じ込めたなら
ママの
かなしみの道を
否定することになる
自分のことしかない
と
切り捨てられる
この
卑小で
無意味な自分を
その
言葉を
背景を
受け入れて
かなしみと
あわれみと
内にある
如来と
生きてゆこう
シーちゃん
本の整理したら
八木重吉の詩
だけが
残り
いつしか
ふたたび
何冊かの詩集
集まっていたけれど
また
八木重吉に
かえる
わたしも
よわくて
祈るしかできない
かなしみの人らしい
死を
おもえば
すいこまれるような
胸苦しさがあり
同時に
生きたい
という
叫びのような気持ちがある
明け方に
お寺の夢を見て
引きずり込まれるように
落ち込んだ…
かなしい
かなしい
けれど
食べて
生きる
祈る
何の役にも立たず
必要ともされなくとも
どんなに
切り捨てられ
否定されようとも
生きてきた
生きるんだ
これは
パパと
ママと
おじいちゃんと
おばあちゃんと
すべての
亡くなった魂と
わたしの内の
如来と
約束したこと
かなしみの人でいよう
あわれみの人でいよう
平和を
祈ろう
とがせばまねでばや!
奈良美智さんが
つぶやいていた
世界平和を祈っていた
彼は
平和の使者
ありがとう!
とがせばまいねっきゃ…😿
とがさねべしの…
一日
一日
平和に向かってくれるように
苦しみがないように
かなしみには
共に
泣いてくれる人が
いてくれるように
祈ります
今日
無事に終わっていてくれること
祈っています
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい