シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

手傷

明け方まで

一睡もできなかった

 

とうとう

こうして

壊れてゆくのかなあ…

そのまま

起きてて

 

お仏壇の

お水とお茶を新しくして

お花の水換えをし

お祈りをした

 

朝ご飯を食べて

いつかのラジオ

 

グリーフケアの専門の

大学教授の言葉を

自分に

言い聞かす

 

グリーフ

とは

悲嘆

 

大切な人を失った後の

遺族の精神的立ち直りを

手助けするというのが

グリーフケア

 

その先生自身が

夫をがんで亡くし

後悔や

意味のない自責の念に

うつ症状と同様の症状が現れ

 

5年近くものあいだ

落ち込みに耐えて生活した体験

ときおりは

涙につまりながら

話してくれていた

 

 

親が子よりも

先に逝くのは

当然のことで

 

 親の死を

 いつまでも悲しんでいては

 むしろ親が悲しむよ!

 

 猫か犬を飼えば?

 

 

気をゆるめて

うっかり

涙ぐもうものなら

 

そんなふうに叱咤激励され

逆に

老いてゆく親戚や

年かさのご近所さんには

 

明日は我が身の

封印しなくてはならない

忌避すべきものなのだ…

と知り

 

ずっと

無理に

あかるく

必死に立ちまわってきた

 

 

姉上さまや弟は

早い時期から

 

親孝行はしてあげた

後悔はない

 

欲を言えば

もう一度くらいは

旅行に連れて行きたかった

 

というようなこと言っていた

 

わたしは

 

呆然と

ただ

聞いた

 

 

わたしの生きていた

わたしの人生

そのものが

親不孝であるような

 

子どもの頃からの虚弱や

その後の内科への入退院

 

結果として

いま

ひとりであること

わたしの

生きざままで

 

それらを

ママの病室で

ママの前で

姉上さまが語るのを

 

わたしと

ママは

じっと

聞いていた…

 

姉上さまには

姉上さまの

 

弟には弟の

 

悲嘆と

 

傷つきが

あるのだろう…

 

手傷を

負う

生きるって…

 

 

のりこえた気になっていた

数々の

傷つき

 

自分は自分

という

 

一気に

揺らいで

 

わたしは

こんなにも弱いのか…

 

おもい知らされた

 

 

姉上さまは

こんなわたしを

強い

と言う

 

言葉どおりの

強さ

言っていたのではないんだなあ…

いまになっておもう

 

 

なにを

のりこえて

なにに

勝たなくてはならないのか

 

それさえ

わからなくて

生きてきた

生きてる

 

 

ネズミが出た姉上さまの部屋の

片付けが終わっていて

ほんとうに

よかった…

 

いま

こんな

猛烈な落ち込みがくる

なんて…

いまから

あの混沌を片付けろ!

となれば

 

できそうにない

 

死にたくなる…

それが

自分の弱さだとおもっていた

 

 

でも

 

ラジオで

グリーフケアの特集聞くことできて

 

親を亡くしても

子を亡くしても

夫や妻を亡くしても

 

みな

同様な反応を示し

ほぼ

似たような経過をたどって

 

かならず

自らを癒し

日常へと

 

自分の人生へと

 

ふたたび

歩き出すことができます

その先生は

言っていた

 

わたしも

そうでした

って…

 

 

今日は

家のすぐ近くから

何台も救急車が出発する…

 

オミクロン株は

発症から1週間以内に

亡くなる人が多いという

 

こんな小さな田舎町

感染拡大つづいても

 

死者が急激に増えることなく

医療崩壊することもなく

 

ほんとうに

がんばってるね…

シーちゃん😿

 

ありがとう

 

どうか

助かって…

 

 

ゼレンスキー大統領のメッセージ聴いた

大統領の言葉も

同時通訳の人も

とても立派だった

 

外交の礼儀としての

「閣下」

という響き

 

戦闘の場と化したウクライナ

その現実が

 

ひしひしと

迫ってきた…

 

 

原発を狙い

核兵器を使う

サリンを撒く

嚇し

 

無差別に殺した果てに

手に入れたいものはなんだろう

 

なにが

手に入るというのだろう…

 

 

一国のリーダーだろうが

一個人だろうが

 

弱さ

受け入れることができて

 

まずは

自分を

愛することができなくては

 

人を

人として見ること

できないだろう…

 

 

 

セルフネグレクトみたいな

入浴が

疲労

修行みたいだったり…

 

必要に迫られ

食料を買うことで精一杯だったり

 

外出はできなくなったり…

 

それが

喪失からの悲嘆が引き起こす

うつ症状に似た症状だと

知って

よかった…😿

 

 

弱さを

受け入れよう

 

自分を生きるしか

生きる道はない

 

 

不幸な

あわれな

ウクライナ

 

なんとか

なんとか

こらえて…

 

 

それ以上に不幸な

プーチン

 

人ならば

おんなじ

人間なら

 

人の話を聴け…

 

 

生死を

もてあそぶな…

 

 

 

世界中

どこにも

 

安全も

 

安心も

 

なくなってしまったように

絶望するけれど

 

ここから

 

 

いまから

この現実を

もっともよい方法で

 

血を流さずに

 

言葉で

 

ときほぐして

ふたたび

 

つなげて

 

 

世界が

向かうべきは

平和しかない…

 

 

  見えねども

  手傷負ひたるを祈らせ

  爆音となる

  チャイコフスキー

 

 

今夜の短歌です…😿

ニュースも

動画も

見ない…

けど

 

爆音

響く…

 

 

また

拙くも短歌

つくります

 

詩も

つくれるように…

それから

 

かなしみを

捨ててゆくような片付けは

 

かなしみの

残像

ではなくて

 

 

わたしの

これからの道のりを

 

かるく

 

あかるくしてくれるのだ

そうおもって

 

片付けてゆく…

 

 

大雪の恐怖から

本は

居間に

あの手作り本棚を置いて

 

並べてみた

 

薄い板で

古いので

歪みがあるけれど

 

背部に副え木を当てて

しっかり

 

どっしり

本は収まった…😿

 

ありがとう

 

 

生きていてほしいです…

これ以上

殺し合いは

止めてほしい…

 

 

今日を

生きて

 

生き延びてほしい

 

 

人は

そんなにも

愚かではないこと

 

プーチンが示してくれるよう

 

ゼレンスキー大統領の

言葉

 

世界に

とどくよう

 

祈ります…

 

 

困難にあって

支えられて生きていること

一日は

 

ほんの少しの

手応えしか

なくとも

 

生きている今日

今夜も

 

ありがとう

って

言おう…

 

 

ありがとう

 

 

今夜も

どうか

無事に終わってくれますように

 

ゆっくり

眠れていますように☺️

 

祈っています

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

おやすみなさい