シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

合掌

神さま

ほとけさま

 

亡くなった御霊

 

死んで

供される食物

生きて

侵入する微生物

 

空気

 

目に見えるもの

 

目には見えないもの

 

 

このお家から

ひとりと二匹の

旅に出たわたしは

あれから

ずうっと

 

苦戦して

 

いつも

非力ゆえの困難にあって

 

お家という

家族という

背後の祈り

守り

支え

 

応えることも

かなわず

夢にやぶれたり

 

かといって

帰ることも

ゆるされず

自分にも

 

ゆるしてはいけない

意地でも

どうにか

生きてゆかなくては…

 

意地の無いわたし

意地

無いのだから

 

探してた

 

 

旅の

始まりから

ずっと

 

何につけても

 

合掌

 

手を合わせていた

そうして

生きてきた

それは

 

気づいたら

そうしていた

 

いつしか神棚とお仏壇

あわせたような

神聖なもの

祀るところ

 

祈るための扉みたいな

特別な一角

こしらえて

 

朝夕

 

こころ

落ちつかないときには

いつということもなく

 

祈っていた

 

 

パパやママ

生きていなかったら?

介護から看取り

その

未知の

 

予測の立たない道のりが

立ち塞がっていなかったら?

 

わたしは

ここにはいなかったかもしれない…

 

ここに帰ることを

 

姉上さまに

ゆるしてはもらえなかったかもしれない

 

ここは

姉上さまのお家だ

 

そう

最初におもった出来事

 

 

 いただきます!☺️

 

いっしょにご飯

わたしの作ったご飯

いつものように

合掌

手を合わせていた

 

 いただきますは

 手を合わせなくても

 ただ

 いただきますでいいんだよ

 

と言う

 

そのうち

 

 和尚さまが合掌して挨拶しても

 わたしたちは人間で生きているんだから

 合掌して返すことは違うよ

 

と言う…

 

 

一理あり

 

考えの

すべては正しい

 

人の考えは

人の数あるのだ

人に

迷惑さえ

かけなかったなら

 

すべては

正しい

 

従った

 

たぶん

わたしの

 

読経も

お祈りも

姉上さまには

うさんくさい…

 

知ってるのだ

シーちゃん

 

生理的に?

単純に

和尚さまじゃないから??

 

わかんないけれど…

 

 

ざわざわ

こころ

さわいで

どうしようもない…

 

そこから

 

こうなってるのだった

 

 

合掌

 

地震きて

ああ…死んじゃうなあ…

ってとき

きっと

 

合掌して

待つ

 

もう

アラームで

お知らせは来ない

 

ぐらぐら来たら

手を合わせてみよう…と

 

いまは

おもう

 

 

crazy Japan

に遭遇して

 

殺されちゃうときも…

 

北のどっかのミサイルに

焼かれるとしても…

 

合掌

できたらよいなあ…☺️

 

おもっている

 

 

棺のママの手は

組んであげた

 

頭陀袋に

お写経を

 

胸元には

般若菩薩

 

一晩中

丁寧に描いて

 

菩薩さまと

いっしょに

 

旅仕度で

 

ママは旅立った

 

 

短歌

くるしまぎれの

 

つぶやき

ようなもの

 

短歌

のようなもの

しか

つくれていないし

いったい

 

自分が短歌を

好きなのか?どうか

わかっていない…

 

 

国文学を目指してほしい

ママが言っていたなあ

 

進学をさせろと

先生方が

家にもやって来て

 

何故か英文学は大反対で

しかも

国立大目指してほしい

 

 

おもしろいママ

自分の子どもの可能性

無限に

信じてたママ

 

 

ありがとう…☺️

 

 

  もし冬を

  惜しむ君なら

  かなしみのひとと知つてる

  春の雪降る

 

 

今日の短歌です…☺️

 

ありがとう

 

 

真夜中に

ちらちら❄️

 

雪は好き

 

雪消え残る道を

嵐に向かって歩いたよ

 

 

ありがとう…

 

 

祈りが

とどきますように

 

 

今夜も

無事に終わり

ゆっくり

休めていますように…☺️

 

倒れないで

 

 

かならず

かならず

 

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

おやすみなさい