シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

煮干しの頭と満天の星

一週間
タブレット放置

もとから
なんにもできなくなってる
このポンコツタブレット
姉上さまからの借り物で


Wi-Fi環境にもない
不思議生活

ネットのニュースも見なかった

テレビは
以前から見れなくなってる…


ケータイは
親の介護が始まり
姉上さまが不便だから
と持たせてくれてたもの

終了してもらったから

孤独

孤絶
しっかり

しっかり
あじわう


終了の
きっかけは
不幸な間違いメールだったけれど

もう
知ってしまったことだ…



お家電話も鳴らない

孤独は
いつものことだけど…

日常は
いつの頃からか
こんな非日常が
正常で

非常事態がつづいてるみたいな
そんな日常が
わたしの普段の生活


終了したケータイは
お仏壇に供えてある

大切な言葉も
ひっそり
隠れてる…

こわい
こわい言葉と
いっしょに



一週間
いつにもまして

祈りを
無心に

真剣に
捧げた

祈った

夕のお経には
修証義も唱えてた
救われる

とてもよいお経


孤独に
ありがとう
を言った

もしも
わたしが

この
風変わりな
不思議な

不自由な
孤独になかったら

わたしは
きっと
いまのわたしでもなく


パパママの
看取りも
させてもらえず


みほとけを
おもうことも

ひたすら
祈りをすることも
なかったかもしれないから…

生きても
いなかったかもしれないから


まれなるものに
あわせてもらった
孤独の
めぐりあわせ


ありがとう


知ってしまったからには

得たものと

与えられたものと
生きてゆく



紫蘇酢を飲もうとして
透明のグラスが
ひとつもない
って
気づく

捨てるもの

救えるもの

買わないで
いまあるもので

なんとか
使いきって
やりくりしてゆく


小さな透明グラスを発見☺️
姉上さまと
トマトジュース飲んでいた二個の
片割れだ…
ひとつは

割れてしまった…😿



姉上さまの
財産だというお着物の部屋の窓
ヒラヒラ??

なにか
飛んでいる…
気持ちわるいシルエット

びくびく…

網戸がないのだとおもってた

実は
あって

網戸の網が

崩壊して
飛んでった??

その残りが

風に
かなしく
なびいていた

お掃除して

必死に網戸の枠
外して

日光アレルギーと
劣化プラスチックのアレルギーと

まったく
ほんとうに
情けない

頼りない
いつ終わるやも知れぬ
ポンコツの体と

傷にも
気づくこともなく
ただ

かなしみと

祈りとゆく
このこころ



いっしょに
ゆこう
って

ありがとう
って
言った


タブレット
記事が書けない状態に陥り
このまま
消えても

いや…
消えたほうが

姉上さまとしたら

ストレス
減るんだろうな?
って…
でも


最後の砦のブラウザ
インストールして

さらに不自由になったけど

書いて


生きてるよ
と…
言いたかった


自分のちからで生きていないから…
使えるうちは
使ってみよう
すべては

その一心

また
いろいろ
救って

逃げてるだけ?
かもしれないんだけど…



ここで
姉上さまと同居が始まった最初の頃の
たいせつな
たいせつな
記憶がある

お味噌汁の出汁に
煮干しを使い

姉上さまも食べるんだから!😣

きちんと

頭を取って

割いて
きれいにワタを除き

取った
煮干しの頭

白い小皿に寄せておき

姉上さまが
起きてくるまで
ひとり

カリカリ…カリカリ😋

煮干しの頭
噛んでたら…


姉上さま
いきなり台所に来て


うわ!

お行儀わるい!
って
叱られる!!


隠そうとしたら…


ひょい
っと
つまんで

カリカリ…


いっしょに食べてくれた



人生は
きっと
長くはないし

たぶん
そうと
知った頃に

頭をよぎってゆくことは

こんな
つまらない
ちっぽけな
でも

なんだか
たのしかったこと
ばかりなんだろうな…
っておもった


ママが
終末にむかう途中の入院の
毎日のお見舞い

遅い帰り道に
見上げた

満天の星や…


介護までを
支えてくれた人の
ただ
しばらく
そばにいてくれた
やさしい

やわらかい
あの
表情や…


そんな記憶と

やさしさと

終わってゆくんだろうな
って
おもった


生きてるって
しあわせだ
シーちゃん



今夜が
やさしい夜でありますように…

困難を
ちいさく
ちいさく
よりわけて

ひとつ
ひとつ
こえて

しあわせとして
つなげて

しっかり
息をして


一日を
生きていてください

かならず

かならず
無事にいてください



祈ります…☺️


ありがとう

また
明日


おやすみなさい