シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

どうしたら

 どうして素直に聞けなかったの?

 

っていう

姉上さまの言葉

 

こだましている

 

あれから

ずっと

 

 

ママの介護

始めて

まもなく

コロナウイルスの感染も

同時にやってきた

 

往診の先生が

お休みした…

 

待機?

胸騒ぎ…

心配になった

 

何しろ

コロナは

その頃は

まったく未知の感染症

それも

致死性の…

 

たじろいで

 

かたまってしまった

 

 

先生

交代で

代診の先生がみえた時のことだ

 

いつもと

まったく違う

どこか緊張した

ものものしさを感じた

 

怖じけた…

不安と

心配と

 

代診の先生の口からは

内情と詳細

告げられないという

 

それも

重たかった…

 

こちらからは

聞くことができなかった

それを

姉上さまに伝えたら

 

あの

どうして素直に聞けなかったの?

という

あの問いが

すぐに

返ってきた

 

そうか…

 

 

自分が

たくさんの

 

抱えきれないほどの

問いを

その

ほとんどを

 

姉上さまにも弟にも

 

二人以外には

かかわり合いなく

人と

まみえない人生で

 

誰にも

問うことなく

飲み込んで

 

飲み込んで

次の言葉

待って

 

待ってきたのだ…

わかったのだった

 

 

 

また

どうしたらいい?

ってこと

おきた

 

ママに

問う…

ママが

何かの示唆のように

それが今日

おこったから

 

 

 

あの時も

 

あの時も

 

いつだって

大切なことは

遠慮して聞けなかったのだ

 

聞けない…

わたしだ

 

素直じゃないんだね

わたし

シーちゃん

 

 

 

拒まれたこと

知った

あのあとに

 

わたしがすべきことは?

 

なんだったのかなあ

 

 

どうしたらいいの?

 

問い返すことだったのだろうか?

 

 

それができるのが

素直

なのかなあ

 

それも

そう

聞くべきなの?

 

 

拒む人に?

 

 

わからない…

 

人のきもち

 

伝わってくる

わかってしまう

 

でも

 

わからない…

 

 

疲れた…

 

ひとりいて

 

ひとりぽっち

疲れる

 

悩んで

考えすぎて

 

何かの

突破口と清々しさ

救い

求めている

 

ものの

怨念のような

置き去りのものを

 

きもちのしこり

切り崩すようにして

来る日も

来る日も

 

ひとつひとつ

始末して捨ててきた

 

誰とも

わかり合えないまんま

 

誰にも

わからない自分を

自分が

わかってやろうとして

足掻いていた

 

否定的な

いやな言葉を

使いたくない

 

かならず

自分自身も

傷ついてしまうから…

 

 

こつこつ

向き合った大量のものたち

崩壊寸前の劣化したものたち

いっしょに

その背景の

心情をおもい

 

いっしょに

自分のことも捨ててるように

おもっていた

 

こつこつ

傷ついて

 

こつこつ

病んできたのだろう

ようやく

わかった

 

よくやったよ

自分で言ったら

 

泣けた…

 

 

みんな

傷ついていたんだ

って…

 

 

 

休養

与えられない

かわいそうな脳

そして

 

眠れたらよいなあ

って

 

眠れるだけ眠った

 

 

不安を

ひとつ

 

ひとつ

消してゆくための

ちから

 

こころの

からだの

ちから

 

ついえてる

 

 

 

弟が

棺のママの顔

写真に撮った

 

あの時も

 

停止したっけ

ぜんぶ

 

思考も

 

血流も

 

息も

止まってしまってた

それで

 

あの時の

ママの顔

 

わたしがお化粧してあげた

ママの顔

 

四角く切り取られたように

どっかに

張り付いたらしい

 

 

こんな

こういう

 

こころの

底のところに落ちる時

 

どうしたら?

 

どうしたら?

 

耳鳴りだけ

聞いてる時

 

あの

ママが

浮き上がってきてしまうのだ

 

ママが

死体になってしまう…

 

 

 かなしいよ

 

って

言えなかった

 

あの時も

 

かたまって

飲み込んでしまった…

 

そんな

あの時

 

たくさんある

ありすぎる

 

 

拒む人に

停止してしまうと

自分も

 

拒む人になる

 

拒まれた

かなしみよりも

もっと

大きいかなしみ

背負うことになる

 

 

 

迷うものは

捨てる

決めた

 

救わない

 

もう

 

救えない

きっと

 

そんな時間は

そんなちからは

ないのだとわかった

捨てる始末して

 

ママと

遺影のママと

いっしょにいた

 

 

 

ほんとうに

たいせつなもの…

 

ひとつも

 

なんにもないのになあ…

 

 

ただ

人が

人を

拒み

拒まれる

 

話し合いができなくて

お互いの

決めつけに

呪縛のように

とらわれては

 

争いに変わる

 

そんな

不気味なものが

 

負のちからに

塊に

ならないこと

 

祈る

 

祈った

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

どこから

解きほぐしたらよいの?

 

どうしたら…

 

 

雨が降ってる

 

遺影の

パパとママは

二人並んで

笑っている

 

ありがとう

 

パパも

ママも

わたしの内で

生きてるよね

 

笑った

わたしも

 

ありがとう

 

 

いつ死んでもよいように!

って

片付けしたかった

それは

 

死を

みて

わかったからで

 

死を

うけいれる道のりで

 

きちんとして

迷いは

捨てること

って

 

 

ごみ屋さんに…

注意勧告?されるほど

がんばったんだから…

それでも

 

いつもありがとうございます☺️

姑息にメッセージ付きのごみ

出して

 

今日は

ママの

お告げみたいな…

 

もう

観念して…

 

 

次は

わたしの死へ向かうこと

負の意味合いではなくて

 

生きる

って

そういうことなのだから

って…

 

 

ありがとう

 

 

今日

無事に終わってますか?

倒れていないですか?🙄

 

生きてゆく

って?

 

死は

到達するものじゃない

一瞬で

 

それまでは

確実に

生で…

 

 

自分も

かならず

まもって

 

かならず

かならず

無事にいてください🙂

 

眠れる時は

眠ってね…

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

おやすみなさい