シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

約束

パパとした

最後の約束

 

お家

片付けること

 

 

パパの最後の入院の時は

パパとママ二人の病院を

かけもちで

毎日通っていた              

 

雪が

しんしん

降るなか

 

歩いて

歩いて…

 

 

あの雪道の光景

毎年

消えるまで

 

よみがえってくるので

 

せつなくなるのだ

 

ことに

夕方は…

 

ママの病院から

パパの病院へと向かう頃には

すっかり

日も暮れてしまっていたなあ…

 

雪の

晴れ間に

月が輝き

星たちが瞬いてた

とても

うつくしかった…

 

 

片付けもしてから仕度して

それから先にママの病院へ行ってた

 

認知機能が低下しないように

なるべく会話してあげて

姉上さまが言っていたけど

 

 

毎日通ってて

日によって大きく波があり

その波ごとに

全体に

落ちてゆくのがわかって…

 

かなしんではいけない…

自分のこころ

保つのだけで

 

精一杯になりながらも

目一杯!

あかるく

あかるくふるまっては

ママの

反応に

どきどきして

 

へとへとになった

 

パパの病院へ

向かおうとして

嵐みたい雪になると

 

一駅

電車に乗った

 

がらがらの車内で

隅っこに立って

 

ばかみたいに

泣いたりして…

 

 

パパ

ごめん!

 

って

やっと

パパの病院に

たどり着いた

 

看護師さんたちが

 

もうそろそろだから…と言い

もっと長時間いて欲しいと言い

 

後悔のないように!

くりかえし言ってきて

 

毎夜

面会時間超過を許可してもらっていた

 

夜中

また

歩いて帰ってくると

魂を

抜かれたような気がしてた

 

 

パパは

わたしを

待ってた…

 

覚醒していたい

そのためだけに

 

最後まで

会話できるようにという

そのためだけに

 

喉の激痛も

堪えて…

麻薬はおろか

痛み止めも飲まないで…

 

もっと

いっしょにいてあげれたらよかった

 

 

いまも

 

いつまでも…

 

ごめんね…

って

おもうのだった

 

後悔

とも

違う…

 

なんだろ?

シーちゃん

この

おもいは

 

 

今日も

 

お仏壇のまえで

ごめんね…

ありがとう!

言ってた

 

約束の片付け

すでに

八年目に突入?

 

 

使われないまま

放置されてしまったものたち

劣化してしまったものたち

まだまだ

始末しきれていないのだ…

 

こつこつと

行政のごみに出させてもらって…

 

解体や

粉砕?

かなり

必死に捨ててきた

 

 

ストーブは

経年劣化とともに

灯油も劣化するので

 

廃棄

処理するのが

おそろしく大変

わたし

灯油の臭気が苦手で

 

先送りしつづけてきた始末

とうとう

ひとつ

できた

 

 

鼻づまりから

くしゃみ鼻水になった

 

ディスポーザブルのグローブ

二重でも

破れて

 

付着した灯油で

 

手も

ものすごいことになった…

 

ひとつ…

でも

半日がかりだった

 

ひとつ!

たった?

でも

 

片付けてかなくちゃ…

 

わたしでも

面倒で億劫な作業

姉上さま弟が

やれるはずない…

 

お前さんしか片付けられる人間いないんだ

 

って

パパが

言ってた

うん…

 

 

いつか

弟に

ストーブの

かたくて開かないタンクの蓋

開けてもらおうと頼んだら

 

開かないならそのまましとけば?

 

って…

 

給油しないと

凍えてしまう…

忘れられないほど!

意味不明な回答

 

 

トンカチで

叩いて無理に開けて

蓋の安全機能が損なわれた

あのストーブは?

どれだったっけ?とか

 

今日

ずらり並んだストーブ

見てたけど…

 

ぜんぶ

みんな

もう古いのだ

 

使ったら

危険だ…

 

地道に

ひとつずつ

半日がかりでも

捨てる準備することにした

 

 

あの頃

書いていた日記も

捨てよう

おもった…

 

 

この

ブログ

 

ブログを楽しむ目的とか交流とか

まったくなく始めた

 

それは

自分との

約束で…

 

なのに

 

いろいろ

コメントやら

スターやら何やら…

 

紆余曲折あったけど

 

気の迷いで

ふらふら

ひとつ

読者になってみてしまったのも

 

やっぱり違うだろ!!

 

って

 

自分

叱責して

 

取り消ししたので

 

 

はじめの

あの

ただ

生きてる!

って

 

そう

言ってみたい

あの頃の

自分を

見つめてる

いま…

 

 

愛すること

から

始まって

 

ただ

それだけで…

 

そこに

もどれた

 

 

ありがとう

 

愛と

ゆこう

 

 

お部屋の配置替えなんか

ぜんぜん

できなくなった…

 

屋根

天井

落ちてこない?🙄

こわいんだけど…

仕方ない

 

ここは

わたしの

愛するところ…

 

約束の場所だ…

明日も

片付けしよう

 

明日を

待って…

 

眠ろう

 

 

降らない夜だ…

 

平和を

祈ろう

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

月も

星も

見ていない今夜

 

こころにある

あの

うつくしい夜空と

 

眠ろう…

 

 

無事に終わって

ほっと

ゆっくり

できてたらよいなあ🙂

って

 

一日

一日

かならず

かならず

無事にいて…🙂

 

祈ってます

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい