シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

眼前

いつから?

 

いつからだろう…

 

 

景色

変わってしまってるみたいな

 

どっか

まったく

違ってしまっているような…

 

空々しい

浮いた景色におもえる

 

それで

 

ますます

孤独を

感じる

 

 

こころ

かなしみと

 

絶望と

あふれてしまうと

 

鬱陶しい

いらないものたち

まるで

亡霊のようで

 

お家も

 

天国の人たちも

 

姉上さまも…

 

あわれに

あわれに

おもわれて…

また

 

泣けてくる…

 

 

捨てる

しかないのに

 

どこも

一気には

できず

 

こつこつと

分別して

わずかずつ捨ててゆくしかなくて

 

たった半畳の空間を

さっぱりと

空けるために

数日かかっても

 

アレルギーと

格闘しても…

 

もの

消えた空間は

 

夢のように

 

天国のように…

 

あかるくなる

平和に

なってくれる気がする…

 

 

パパの部屋は

まだ

物置部屋のままだ

 

雨漏りした仏間で

雨水

かかってしまったもの

かび臭くなったもの

移動させてしまって

もっと

ひどくなった…

 

 

毎日

ごめん…

言ってる

 

 

わたしが

できるだけは

やり遂げなくちゃ…

 

 

かなしくて

ずっと

かなしくて…

 

疲れたよ

シーちゃん

 

 

眼前の

一瞬の

いま

 

ただ

生きてる

それだけが

 

自分で…

 

希望…

 

 

いま

この

瞬間が

 

幸福の

すべて…

 

 

捨てて

捨てて

 

かるくなろう

 

平和を

祈ろう

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

春が来る

雪は

みぞれに

 

雨になって…

 

春が来る

 

 

今日

無事に終わっていること

祈っています

 

倒れていないこと…

 

 

かならず

 

かならず

無事に…

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

 

おやすみなさい