シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

共に

ママの

お下がりの数珠

水晶の

うつくしい数珠

 

水晶の珠は

きちんと

百八つ

 

煩悩の

 

切れるほど祈ったつもり

ないけれど

昨年

切れたのを

ありものを

材料にして

白い絹の糸と蝋燭で

 

しっかり

きっちり

繋ぎなおして

 

いまは

四角い硝子の器に

もうひとつの数珠と

眠るみたいにして

おさめてある

 

いつも

使っているのは

 

てづくりした

わたしお数珠

見た目は

ネックレス

なんだけど…

 

パパから貰った

ペンダント用に加工された石でつくった

 

その石は大きいので

数珠の房に見立てて

 

それを

除くと

 

丸い珠は

やっぱり

百八つにした

 

それらは

白い貝を珠にしてあるもので

品よく

かわいらしい

これも

パパのお土産のネックレスだ

それを

使ってあげたかった…

 

大きな石は

それぞれ

桜いろと

翡翠いろ

 

津軽石?

とか…

 

 

パパも

わたしも

素朴な

きれいな石好き…

 

素朴な

ロマンチスト?

いちいち

似ているのだった

 

わたし

ネックレスは

しないけど

飾って

ずっと

眺めてた

 

 

立派に

わたしお数珠!になってくれて

 

毎日のお祈りのまえに

 

今日はパパのお数珠!

 

今日はママのお数珠!

 

などと

ひとり

言っては

 

桜いろ

翡翠いろ

どちらか

選んで

 

お祈りには

なくてならない

大切なお数珠になってくれた

 

ありがとう…

 

昨日は

泣きながら

祈り…

 

泣きながら

貧血起こしながら作業してた

 

今朝は

後遺症?

頭痛と

寒気で目覚めたけど…

 

起きられて!

 

…ああ

泣き言いって

ごめん

パパ

ありがとう…

ママ

ありがとう…

お姉ちゃん

ありがとう…

 

いつもの挨拶して

 

へろへろで

ふらふらでも

起きられた

 

シーちゃんが鳴いたよ…

よろよろして

つぶしちゃった…

ごめん

 

 

ごめん

って

 

いつも

言ってるなあ

ひとり

いつも

ごめん…

って

 

 

泣いて

ごめん

がんばれなくて

ごめん…

 

落ちたら…

生きていて

ごめん…

って

それから

 

痛くなかったかなあ…

ごめんね…

って

まだ

ママに

言ってる…

 

 

天国では

誰も

どこも

もう痛くないのだろうけれど…

 

 

ひとつ

たった

ひとつ

 

わかったこと

あって…

 

 

パパママの

パパママだけの

喪失と

かなしみのとき

偶然

わたし

遭遇して…

 

なにやら

いらない

言葉

かけてしまったのを

 

はっきり

いらない

余計な言葉だった

悔いており

 

消えない

後悔…

 

 

あの場で

 

共に

おんなじ空間で

 

おんなじ

重たい空気を吸ってて

 

どうして…

 

 

どうして

泣いてるママと

それを見て

泣き出しそうなわたしと

 

どうして

ただ

いっしょに

泣いてやれなかったかなあ…

って

 

黙って

そっと

肩を抱いて

それか

ただ

隣にいて

 

そっと

共に

 

隣で

いっしょに

泣いてやれなかったかなあ…

 

泣きたかったのに!

 

わたしが

いちばん

泣き虫なのに…

 

 

そしたら

こうだったらよかったのに!

っていう

願望は

そんな

いらない

煩悩は…

 

しずかに

 

しずかに

涙と

いっしょに

 

流されて…

 

きっと

もっと

晴れやかになって

 

もっと

うつくしく

きれいになって

 

いっしょに

こころから

笑えたはず…

って

 

 

大切なひと

愛するひとには

 

かなしみのときには

 

かならず

そうしよう…

 

友も

伴侶も

家族も

ないけれど…

 

 

共に

おんなじ

空気と

いてくれたひと…

 

祈る…

祈ってるよ…

 

かならず

無事に…

 

世界中の

かなしみにあるひとびとに

そっと

隣で

共に

いてくれるひと

ありますように…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

四弘誓願文を

こころに

また

ちまちま

 

今度は

もっとも苦手が…

待ち受けてて…

 

灯油

劣化したの処分して

古くなったストーブを

なんとかしないと…

 

一台

始末したら

ふらふらして

ずっと

苦しくて…

 

苦手…

ため息…

 

ひとつから

 

ひとつから…

 

誓願

念じて…

 

 

泣いてない夜

それだけで

しあわせ…

 

頭痛

まだしてるけど

 

ただ

生きてる

しあわせ

 

それしか

いましか

ない

しあわせ…

 

ありがとう

 

 

睡眠の質

低下しても

脳血管がイベント

起こさないことが

よいとおもわれる…

 

眠るまえに

水分

たくさんとる…

 

お酒

飲むのなら

しっかり

お水も

だよ…

 

 

今日

いま

共に

生きていて…

 

かならず

かならず

無事にいて…

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

 

おやすみなさい