シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

救われて

うろうろして

悩んだり

迷ったり

 

 

捨てる

 

救う

か…

 

もしくは

 

判断つかず

なんとなく

保留

という

やがては

 

かならず

捨てることになるもの

不足で過分で

 

空虚なもの…

積まれてて…

 

パパの部屋は

ずっと

ずっと

物置部屋のまま

 

むしろ

どんどん

ひどくなってゆく

 

春めいて

こころ踊るどころか

芳香や臭気に誘引されて

ネズミ…

みたび?

やって来たりしないかなあ…

って

怯えてるのだった

 

日中

雪が消えた屋根を

カラスがバタバタ走ってたのだ

これって…

ネズミ出た時にもそうだった

 

こわくなって…

 

泣きたくなって…

 

ネズミに襲撃された場所

お掃除しながらまわって

ネズミっぽい臭気?

とか

ネズミが好きな過剰な芳香

確認できたものたち

集めてきた

 

きちんと始末して

あれから襲撃されていない

おもうんだけど…

 

 

短命なネズミ

のはずなのに

不可思議な能力で

一族で代々やって来る?らしい

 

おそろしい…

 

人さえ

かじるんだって!

シーちゃん

 

 

朝から

夕方みたい

雨ぶくみの

暗くて変なお天気

 

気温は

そこそこ上がってたのに

寒くて

寒くて

お祈り

何度もした!

 

お経をあげると

どうしてか?

いつも

レイノー寸前の指先が

たちまち

ぽかぽか

あったまってくれるんだ

 

ありがとう…

 

それから

ふりきって食べる!

今日は

自分に

ゆるした…

 

りんごにきな粉にヨーグルト

クルミにレーズン

甘くない小豆

パフェみたいに盛り付けて

ミルクティー

たっぷり食べた

 

今日は

稲荷大神さまの日で

稲荷寿司のような?

レーズンで甘みを加えて炊いたご飯

お供えして

お下がりも

いただいた

 

 

日本人ならば

もっと

お米を食べるべきだなあ

いつも

おもう…

 

反面

 

糖質は体に悪い!

ママになっちゃうよ!!

 

という

 

姉上さまが

口酸っぱく助言してくれた言葉

脳みそに

こびりついてもいるのだった

 

わたし

ママになっちゃうのかなあ?

 

ママ天国へゆき

その後の

覚悟

なんて

 

ぜんぜん無いんだけれど

 

遺伝子

だから

やってくるだろう

やがては

確実に!

 

って

いつもおもってる

それで

死のお片付けなんだ

 

なのに

もので

あふれてる

 

 

害獣と言えども

すごく短命でも

遺伝子の導きで

何度となく来襲するのかもしれないネズミ

こわいけれども

 

憐れ…

 

いみじく…

 

憐れな

いのち

おもう…

 

 

倒れそうな強烈芳香の

外国製化粧石鹸までも

かじってしまう

驚異の食欲

猛烈な生命力

 

もう

ここには来ないでね…

 

くんくん

くんくんしながら

怪しきを回収して

歩きまわってたら

 

倒れそう

過呼吸?っぽくなった

 

みんな

捨てることにした…

 

 

大きな冷蔵庫の置き場所に悩んでいて

まずは気になっていた傾きを調整して

 

押したり引いたりして

あっちに

こっちに

移動させてみるも…

 

やはり

もとの位置へ

っていう

 

へとへと

へろへろの

徒労

 

ほんとうは

もう小さな冷蔵庫で十分だけど

壊れるまで使おう

 

 

うろうろして

そうして

 

徒労…

 

 

せめては

お家

ネズミの巣!

化していないことを

よろこぶことだなあ…

とおもった

 

異変に

最初に気づけたのは

 

二年前のお盆の

猫!

外猫の

猛烈ダッシュ!!

 

こちらに

お家に向かって

 

どこからか猫たち一目散に

ダッシュして来てくれたこと

 

あれからで…

 

その時には

 

わー!にゃんこ!!おいでー

って

 

わくわく

どきどき

よろこんでたんだけど…

 

ネズミ

いたんだよね…

 

お話できたらね…

でも

 

ありがとう

 

あれから

ずっと

あの

猫たちのために

祈ってるんだ…

 

ありがとう…

ありがとう…

生きててね

って

 

春がきたね…

 

 

猫みたいに?

 

ネズミの臭気

知ってしまった

かなしみ

 

だけど

これだって

センサーなんだな…

嗅覚が鋭敏でよかったな…

 

ありがとう言って

 

雨なのに

雨の日のお洗濯

 

洗って

救える?

 

たとえ

救えても

よれよれ…

徒労??

でも

仕方ないなあ

 

 

自分

救えもしないで

 

動けないで…

姉上さまに

伝えるべきことも

伝えられてなくて

 

かなしくて…

 

生きてること

申し訳なくて

 

いたたまれない

 

せめて

せめては

 

もう

不穏なことは

不幸なことは

起きませんように…

 

 

ちいさな

ささやかな

平和

祈る…

 

ここに

 

こころに…

 

 

世界に

 

 

戦争が終わりますように

 

 

世界が平和になりますように

 

 

ラジオも

聴けなくなってきたけど…

こないだ

東日本大震災

壊れてしまった原発

廃炉に携わる専門家の話を

ラジオで聴いてた

 

胸しめつけられた…

 

計画通りには

まったく

ゆかなくても

 

絶望しても

 

憤っても

諦めず…

 

一歩

一歩

 

一日

一日

進んでくれてるんだ

 

 

無事に

無事に

聴いてた…

 

 

救う

なんて言っているけれど

救えなくても

救われてる…

捨てる

にも

 

実は

救われているんだな…

 

救われてきたんだな…

 

今日は

おもった

 

ネズミ屋敷になってたら?

 

って…

 

 

猫たちも

パパママ

天国の人たちも…

 

ありがとう

 

逃げてってくれたネズミたちも…

 

泣けてくる…

徒労も

 

ありがとう…

 

 

覚悟

できなくて

すべてに

怯えてるけど

生きてる今日

 

ありがとう

 

大好きな仏画の本をみてた

夜のお祈りの後

 

蓮に座る

花のうえの

阿弥陀さま…

 

救われて…

 

今日

生きてる

いま

この

しあわせ

 

ありがとう…

って

祈った

 

ありがとう…

 

 

おだやかな夜になって

無事に終わってくれますように

 

明日

という

幸運と

 

希望が

ありますように

 

かならず

かならず

無事にいて…

 

ゆっくり

ゆっくり

眠ろう…

 

眠れますように

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

おやすみなさい