シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

伝えたい

あなたは

あなたなんだから

あなたらしく生きたらいいよ

 

そう

言ってくれたのは

姉上さま…

 

 

いつも

姉上さまへの

遠慮の

あまり

 

いつもは

そんなことないのに

誰かと自分とを

いたずらに

くらべたり…

それで

落ち込んだり

嘆いてたりすると

 

言ってくれた

あの言葉

 

いまも

わたしの胸にある…

何度となく

助けられて…

 

なのに

 

わたしは

そんな

わたしらしく

さえ

自分でも

まったく

わからなくなっていて

 

ますます

遠慮

というよりは

屈折?歪曲?

 

 

自分でも

どうしてよいか

わからないほど

迷宮に迷い込んだのだなあ

一年

逃げまくって

 

ようやく

おもえた…

 

逃げたら

逃げた分

手痛い

しっぺ返しがくるんだろうな

 

わかってる

シーちゃん

 

昨年の

いま頃は

劣化した家具を再生し

木材を足して本棚をつくっていた

 

階下に本を集合させたおかげで

突然の予測不能な大雪の

負荷を少し軽減できた

 

もっと

捨てるべきものは

まだまだあって…

 

捨てたら

おそらく

すっ

こころに風が通るもの

 

捨てて

捨ててるんだけど

 

まだ

こんなとこに?

見つけて

 

捨ててきた

そして

ネズミの荒らしたものとも格闘した…

 

 

あ!

気づいた

今日

 

姉上さまに

伝えたい…

ありがとうも

伝えたい…

切に

おもった…

 

 

なんか

素直なわたし

これだな…

って…

ずっと

ずっと

 

そう

できなくなってたな

って…

 

また

泣いてた

泣けた

でも

 

泣きながら

いつしか

笑ってた

 

これも

希望

ってやつだろうなあ

って

おもったら

 

うれしかった…

 

 

人の

いのち

明日

なんて

わからなくて

 

誰ひとりも

明日なんか

約束されていないのに…

 

 

愛語を

伝えられぬ

愚かなわたしを

 

しずかに

祈る

夕刻…

 

 

懺悔文

 

我昔所造諸悪業

皆由無始貪瞋癡

従身口意之所生

一切我今皆懺悔

 

 

すべての罪

愚かな罪

口にしてしまった

愚かな言葉…

 

ぜんぶ

みんな

いま

詫びたいなあ

いつも

 

いまも

ずっと

おもってるのに…

 

そんな

おもいと

ずっと

ずっと

来たのに…

 

愚かだ…

 

 

パパやママが遺したお経や

仏教の本

わたしが持っていた

仏画の本

 

沁みて

沁みてくれたこと

今日は

泣きたくなるほど

ありがたく

 

詫びて

懺悔した

祈った

 

ありがとう…

 

 

かなしみ

あふれるけれど

 

伝えたいことも

あふれる…

 

明日は

ないかもしれないのに…

 

 

平和を

祈る

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

あたたかくなって

また

寒くなって

春が近づく

 

春の雨は

やさしいんだけど…

 

泣いてばっかりいて…

 

 

希望は

いつもあるのに

ここにも

 

いつも

いつだって

あるのに…

おもった

 

ありがとう

生きてるよ…

 

ありがとう

 

今夜も

あたたかくして

ゆっくり

ゆっくり

休めていますように

 

かならず

かならず

無事に

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい