シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

終わりへ

伝えたいことは…

 

 

いつものように

お仏壇のまえで

 

天国のパパママ…

 

天国の人たちへ

 

お釈迦さまへ

伝えた…

 

 

わたしの

こころのことだ…

卑小なことだ

 

もう

生きてる人間で

そんな

つまらぬことを

伝えてよい人は

 

伝えられる人は

ひとりも

いない

 

 

もう

いないんだった

シーちゃん

 

 

お祈りして

天国へと

 

パパへと

伝えて

 

寒い仏間に座ってた

祈ってた…

パパの月命日

 

ありがとう

 

 

一日

一日

終わりへ

向かっている

生きる

ということ

 

たいせつな

たいせつな

今日

 

いま…

 

ありがとう

 

 

こころにも

終わり

あるのかなあ…

 

 

不思議な

ふらふら

おさまらないので

 

片付け

今日は

断念した

 

お仏壇のまえで

布巾を手縫いしてたら

 

寒くて

寒くて…

 

なのに

気温10℃ほども

あったらしい

 

冷え込んでるのは

お家のなかだ…

 

 

零下10℃近い真冬の

早朝

よく

雪片付けできたなあ…

って

 

氷みたい冷たい手を

さすった

 

ごつごつ

しわくちゃ

おじいちゃんみたいな手になった…

 

まだ

霜焼け

アレルギーか

あちこち腫れてて

 

ココアのカップ

手のひらでつつんで

あたためながら

 

パパママ

天国の人たちと

いっしょに飲んで

 

 

世の中の人びと

みんな

幸福であればよいなあ…

 

みんな

笑っていたらよいなあ…

おもった

 

祈った

 

平和に

たどりつけるように…

 

いのち

奪われないように…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

難儀

不自由も

ないんだな

おもった

 

わたしが

わたしのちからで生きていたら?

想定すれば…

 

ひとつとして

かなえてよいことなんて

無い

おもわれるのだった

 

 

ありがとう

って

ただ

 

ありがとう

祈った

 

 

生きてる

今日

 

いま…

 

この

幸福と

 

祈ろう

 

 

こころに

いつも

天国の人たちがいて

 

わたしの

生きる限り

いてくれる…

 

お釈迦さまも

阿弥陀さまも

 

きよらかに

うつくしく

あたたかく

いてくれる…

 

 

雨の

月曜日

 

無為の

わたしの祈り…

 

つまらぬ祈りだなあ

ごめんなさい…

って

 

また

祈った

 

 

世の中の人びとが

みんな

みんな

無事で

 

平和でありますように

 

 

今日が

無事に終わってくれて

 

どうか

ゆっくり

休めてますように…

 

 

こころに

平和がありますように

 

 

かならず

かならず

無事にいて

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい