シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

今日

コロナの時代が

世界に

もたらしたもの

 

負の

不幸な出来事ばかりに

おもいは

とらわれ

 

こころ

重たく

ずっと

くもっているけれども…

 

ずっと

ただ

わけもわからず

こわくて仕方ないけれど…

 

いのちの

営みは

春をむかえて

いきいきと

かがやいていて

 

そろそろ

草も成長の勢いを増してきた

 

ほんとうにするべきこと

なにひとつ

できてない…

 

それらに

背を向けよう…

なんてきもち

 

これっぽっち!も

まったく

ないのに

 

しなくてはいけないことも

出かけなくてはならない用事も

ただのひとつも…

手付かずのまま

 

あいかわらずの

おこもり

 

お片付けの日々

 

お掃除してお片付けして

生きてるだけの日々

 

祈りと…

 

日に日に

心身が落ちてゆくなあ…

 

今日

できないこと

明日はもっと

できなくなってるかも…

 

今年

できないことは

来年はできることもないな

などとおもうと

 

明日は?

 

あるの?

おもうのだった

 

 

昨日の作業は

手の皮膚が壊れそうだったので

途中から

力業?に変更して続行し終了した

 

今朝は

その力業を果たしたおかげか?

積年の埃やダニカビのためか…

例のごとくに手は腫れ上がり

朝のお茶をいれるのに

 

わなわな

わなわな

我が手ながら

不気味な震え…

 

頬骨の辺りの

いちばん脆弱な皮膚は

りんごほっぺ様に紅潮…

 

もともと

うっすら

りんごほっぺ

ではあるのだけれども…

毛細血管

過剰な血流…

 

じんじん

ひりひり

痛いんだよね

 

でも

これで

どんなに消毒しても消えなかった臭気も

長年蓄積していた埃ダニカビなどアレルゲンも

 

ネズミの足跡?も??

 

取り除くことができた!

 

しばらくは

わなわなと

じんじんと

ひりひりと

 

増し増し?の

りんごほっぺと

疲労と…

共存??

していたら

 

そのうち

 

雑草たちの縄張り争い?

今年は

何の草が台頭し

どんな草の花が咲いてくれるのか?

 

ちょっぴり観察してから…

 

のんびり

のたのた草取りしようと

ちょっと観察した

 

草の花

ぜんぶ根こそぎ引っこ抜くには

あまりにも

かわいらしいんだけど?

 

 

近隣は除草剤を大量使用していて

雪が消えて

骸のような草の残骸が

あらわになった

 

 

人間は

空気を吸って

 

土を食べて

 

雨雪を飲んで

 

草を食べ

 

いのちをいただいて

 

いのちは

つながれているんだろうから

 

草も

草の花たちも

 

どっかでは

 

ゆうゆうと

たくさんの虫たちと生きてゆけたらよいなあ…

おもった

 

子どもたちが

虫を追ったり

しろつめくさの冠を編んだり

クローバーに

日が暮れるまで

幸運をさがしてたり…

 

夕焼けに

せつなく

また明日!バイバイ!って

 

駆けて

お家に帰ってゆく

子どもの楽園みたいところ

まだ

どっかに

あるのかなあ?

って

おもった…

 

 

あってはならない戦争も

まだ終わらなくて

 

起きてはならない事件も

次々と起きてしまった…起きる…

 

日常の

一部のように

通りすぎてしまうような

 

とてつもない

おそろしさに

震える…

 

この時代に

 

育ってくれている子どもたちが

のびやかに

息つけるところ

あるとよいなあ…

よいひとたちに

まもられるとよいなあ…

 

どうか

どんなに

おそろしくとも

こわくとも

 

その

感性を

 

こころを

 

鈍麻

撹乱されることなく

 

草のように

のびやかに…

祈る

 

 

大人

なんだけど

 

こわい

こころぼそい

一日

一日とゆく

 

 

孤絶と

 

ひとりぽっちの

死のお片付けは

 

これから

いつかは…

明日にも

 

朽ちるにまかせるだろうお家を

ひとり

孤独と

片付けてゆく

という

 

狂ってゆくみたいな

 

削がれてゆくみたいな

 

絶望的なものになってしまうと

頓挫してしまい

 

すすまなくなるのだった…

片付けたいのに

 

絶望がくる…

 

そんな精神状態に

まるで

抗うかのように

 

脳は

常に

何故か?

 

食べろ!食べろ!

命令してくるのだ

食欲が

おそろしい…

 

 

眠れていない時には

異常な食欲が起きるけれど

 

あれには理由があって

細胞が

破壊一方

となるのを

阻止して

正常に再生させるため

らしい…

 

食べても

食べても…

 

寒いんだ

やたら

寒いよ

シーちゃん…

 

 

人には

言葉があるけれど

 

言葉によって

理解し合い

解決してゆかなくては

果ては

 

戦争という

狂気が

愚行が

現実のものとなるなんて

 

いまだに

この時も

信じられないのだけれど…

 

 

ちいさな

ささいな

平和さえも

 

ここにも

 

どこにも

手にできない自分

おもえば

 

愚かさに

まったく

ちがいがないようにおもえてきて…

 

おそろしくなって

こわくて

仕方ないのだった

 

平和が

かないますように…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

今日を

いまを

生きよ

という

 

みほとけのおしえ

また

 

言葉に

つなげられて

 

つなげられて

そうして

 

ここに

あって…

 

手にできて

 

くりかえし

くりかえし

 

おとなえできたこと

 

ありがたいこと

一日

一日

おもう

 

 

くるしみと

かなしみのおかげ

 

迷いと

愚かさのために

 

めぐりあう

という…

 

ありがたい

めぐりあわせ

 

 

なににも

かえがたく

 

なににも

くらべようなく

 

ただ

自分が

ここに

生まれたことみたいに

 

すんなり

しみてくれた…

 

ありがとう…

 

 

ただ

生きてた

子ども時代の

あの

こころのまんま

 

おじいちゃんの死の

かなしみと

しょんぼり

いっしょに生きてた

あの

自分のまんまで…

 

パパ

ママを

見送ってしまい…

 

パパ

ママ

姉上さまの

 

それぞれの

くるしみの

 

かなしみの

残骸にもおもわれる

大量のものたちを片付けたけれど

 

まだ

うつくしく

すがすがしく

には

到達できていないけれども…

 

 

わたし

うつくしくなりたいなあ

 

わたし

すがすがしくなりたいなあ

 

そう

おもうと

 

そのような

だいそれた

途方もない

さきを

 

願ってはならないなあ

 

のろのろ

そろりそろり

ひとつ

つなぐ…

 

今日

 

 

捨てられぬものには

古くても

息づく

なにか

あって…

 

 

ただ

買い込むだけの

耽溺のような結果

集められたものたちは

その

形骸は

 

大切にされずに

放置されていたために

 

埃にまみれ

ネズミに踏まれてしまった

 

マイクロプラスチックの芳香が

異様な臭気となって

あろうことかネズミ

その盛大な芳香が好きなんだって…

学習とはいえ生きるためとはいえ

おそろしい

 

どんなに洗っても

救う

徒労に終わったもの

 

憐れだったんだけれど

捨てて

 

捨てて捨てて

 

捨ててしまった…

 

 

一時期は

捨てるという行為の

その背景が

重たすぎ

落ち込みにおそわれ

 

泣けて

泣けてばかりいたけれど

 

いまは

それで

よかったなあ

おもえる

 

ネズミ

ありがとう!

って…?までには

さとくはなれないが…

 

もう絶対

来なくてよいくらいに

しといたよ

来るんじゃないよっ!!

って

これも

祈りで

その具現化で

 

昨日

夜遅くなって

 

少しばかりの

安堵の

深呼吸したのだった

 

 

もう

涅槃に

修行してくれてるという

パパママ

おじいちゃん

おばあちゃんたち

 

愛するひとたち

 

今日

何の実り無い

今日も

 

いっしょにいてくれるかなあ

いっしょに

食べよう

食べたいなら!

食べよう…

 

 

ありがとう

 

 

猫餌のおまけの

古い古いポストカードが見つかった!

 

木綿の縞の反物も…

 

ママからもらって

見失っていたやつだ

 

うわー

ここにあったか…

ごめんごめん

洗った

 

 

古着物から

作務衣に加工するのは

ほどくことなく袖を詰めて

もんぺに

はぎを

細かく入れるくらいで

むつかしくなくできるのだけれど…

 

長着物を

切り離すのが

いまだ

しのびなく…

 

 

洗って乾いたものを

ながめていた

 

ありがとう

 

 

選挙…

戦いなのか…

おっかない声だ

 

怒号の

批判

 

文学もどきな曖昧な

きれいな言葉

 

 

ほんとうの声

ききたい

って

おもう

きかせて

って

 

けど…

それは

 

ちっぽけな

平和

かなえられてもいない

自分に

言おう…

 

 

今日しか

ないかもしれないってのに

だけど

だからこそ

 

いまは

これでも

いちばんよい瞬間

 

つなげて

つなげて

 

つながってゆけるように…

伝えられるように

 

動けるように…

 

祈ろう

 

ありがとう…

生きてる

 

ありがとう

 

 

祈りや

神さま

仏さま

念仏

 

捨てられず

 

切り離されず

 

茶化され

馬鹿にされ

弄ばれることもなく…

 

 

今日

生きてるひとたちに

 

この

一日に

 

つながってゆける

この国ならよいなあ…

 

 

お寺も

ゆけなくなったけど

泣いてばかりいるんだけど

 

生きてた

 

 

ありがとう

 

ゆっくり

ゆっくり

眠れていたらよいけれど…

なんでも食べて

栄養されて…

 

今日を

 

一日

一日を

無事に

 

無事に

生きていて

 

かならず

かならず

 

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

 

おやすみなさい