シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

待っている

猛烈に

歩いた

 

以前のように

半日

歩いて

 

お花を見たり

 

お地蔵さまに

会いに行ったりした

 

 

明け方

夢に

あの子

あの

同級生の彼女が現れ

 

待ち合わせをしていて…

わたしは

遅れたらしくて

 

待っていてくれたことに

それも

いつもの

おだやかな

にこにこ顔で…

ずっと

待っててくれたことに

 

ありがとう!

 

ありがとう!

 

って

 

何度も

 

何度も

言ってた

 

 

ちょっと首

かしげて

恥ずかしそうに

揺らすようにして笑う

あの

かわいらしい笑顔だった…

 

会えた!

夢だけど…

 

ありがとう…

 

 

 

朝から

早朝から

 

ちょっとしか

眠れてなかったのだけれど

 

起きて

 

お経の

お仕度して

 

お茶も

ココアも!

みんな揃えて

 

お祈りした

 

 

ありがとう…

 

ありがとう…

 

 

日中

お日さまに

おもいっきりあたり

あの頃の

とんでもなく歩いてたわたしのように

 

あの子と

いっしょのように…

歩いてた

 

なんだか

とにかく

歩きたかった

 

 

お花

丹精しているお庭ながめて

 

まだ

咲き誇っている

大きな桜みたいお花は

 

名前も

知らなくて…

 

お地蔵さまに

お参りしてたら

ほっそり

ちいさな三毛猫にも会えた

 

きっと

あの子

いっしょだったよね

シーちゃん

 

 

ありがとう

伝えなくちゃ

って

そう

おもった…

 

 

明日は…

 

またね!

 

来ないのかもしれず

かなわないのかもしれない…

 

 

待っている

 

待っていた…

 

 

きっと

わたしも…

自分で

自分を

 

待っている…

 

 

勇気

もたなくては…

 

 

自分を

生きるのは

自分しか

生きられなくて

 

絶対

もしも

あるのだとしたら

 

自分を生きる

ということ

しかなくて…

 

 

自分を

生きよう

って

 

歩いて

歩いて

帰って来たら…

夕方には

ちょっとしたことから

 

 

とても

うれしい

うれしいこと

あった

 

ありがとう

伝えた…

 

なんか

 

なんか

泣き出しそうだったから

 

また

歩いて!

月を見て歩いて

 

お花を買って来た

 

 

お仏壇が

お花で

いっぱいになって

 

報告して

 

また

 

ありがとう…

 

ありがとう…

 

 

祈った

 

 

平和が

かなうとよいなあ

祈った

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

ラジオ

聴くことできた

ニュースは

あいかわらず

厳しいけれど

 

愛と

勇気だよ…

って

 

ありがとう

祈った

 

ありがとう

 

 

今夜も

無事に終わって

 

よいこと

夢見て

眠れますように

 

倒れないように…

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

 

おやすみなさい