月と
星と
ならんで
よりそって
どちらも
それぞれ
ほんとに
きれいで
また
見たい…
と
あとから
もう一度
見上げたけれど
もう
雲に
かくれていた
だから
よけいに
あの月
あの星
きれい
と
おもった
月と
星に
会えた…
シーちゃん
あの
一羽の
スズメも
きてくれてた
ものさし
竹の
古いものさし
捨てがたくて
わたしの
洋裁のがあれば
こと足りるけど
捨てずに
取ってある
それと
和裁の道具と
たった
これだけの道具で
あとは
糸と
布と
そうして
出来上がる着物
とにかく
すごいな…
っておもうのだった
手縫い
というのが
よいなあ
と
着物は
これから
楽に着られるように
変わらないことには
日本人の衣服として残っていけませんよ
と
篠田桃紅さんが
何度となく言ってた…
今日
偶然に!
おお…桃紅さんと仲間!!
って
その
ゆったり個性的な着物姿に
魅了されてた
内田春菊さんの番組
録画しといた番組を
やっぱり見れない…と
消したばかりで…
びっくりした
自分
だけの
ものさし
あるひとたちだ
桃紅さんの着物は
一見
chic
きちんと
着物に見え
実は
古着物のつぎはぎ
とか
帯も
リボンベルトみたいに
工夫してあったりとか…
ほんとうに
ほんとうに
すてきだ
セレモニーだけの
ドレスアップだけの
もしくは
趣味
お茶
お花のため
玄人さんのための着物
に
なってしまったら
町からは
生活からは
消えてしまうだろうなあ…
と
洗った
ママの古着物
パパの古着物
ながめていた
はさみ
入れられないなあ
とても
無理だ…
月は
星は
手が
とどかない
けれど
いつかは
消えてしまう
吸収されてしまう…
地球も…
永久のように
願い
かけたり
祈ったり
見上げて
見上げて
生きる
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
自分も
変わるから
ものさしも
変わるんだろな…
かなわないように
手も
とどかないように
おもえたとしても
地味で
ひかえめで
光って見えなくても
すぐには
成果が
上がらなくても
平和へと
安心へと
つながってゆけるように…
と
祈る
道
照らしてもらえるように…
月に
星に
祈る
寒い夜
あたたかくして
ゆっくり
ゆっくり
眠ろう
明日へ
無事に
つながってゆけるよう
今夜
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい