シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

おもうままに

細い月は

夜には

ほんのり

蜂蜜色に…

 

まだ

明るい空に

高く浮かんだ月は

 

さえざえと

 

白く

白く

尊い

 

 

 

真夜中ご飯?

遅くなってしまった…

 

それでも

かならず食べる

 

この

一年は

かなしみに飲まれて

引きずられてしまうと

 

またたくまに

夜だ…

それでも

 

それでも

かならず

食べる

 

 

明日は

ないかもしれないんだよ…

シーちゃん

 

 

自然

こんなにも

うつくしく

日々

うつり

日々

いろ濃く

 

すこやかに

息づいて

 

そこかしこ

五月の

匂いだ

 

あいかわらずの

おこもり

 

 

なにが

かなしいか

なにが

こわいのか

 

わからないまま

 

どきどき

はらはら

ひとり

 

ひとつ

いま

できることをする

 

 

吐きそうに

胸がわるくなったり…

泣いて

できなくなってしまうことは…

 

できるまで

置いとこう…

 

 

覚悟は

 

きっと

ひとつ…

 

自らも

敬うべし

道元さまの声

きこえているけれど…

 

意気地のない

わたしだ

 

 

自然法

じねんほうに

 

 

おもうままに振る舞って

道をかなえていることは

 

これほど

自由な

 

安心

あんじん

ないだろうな…

 

 

水鳥のゆくもかへるも跡たえて、

されども道は忘れざりけり

 

 

道元さまの御歌

 

 

どんなに

くるしい時も

その時

その時の

自分なりの

 

たとえ

くるしみの

あがき

でも…

 

 

しずかな

潜行でも…

 

なにひとつ

変わらぬようでも

 

後ずさっているかのようでも…

 

生きて

 

生きてゆくことだ

 

 

道を

忘れてはいないのは

自分自身…

 

 

道元さま

おもい

 

祈る

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

こちらも

 

世界も

 

誰もが

おもうままに

生きられて

そうして

助けあうことできて

 

つながって

 

道のように

つながって

 

ひとも

自然となって

 

とけこんで

 

花ひらき

 

 

やがて

 

平和に

しすかに

 

土くれとなる

 

 

 

平和な

この国

 

平和な

世界が

よいなあ…

 

 

今夜も

月の

きれいな夜

 

 

今日が

無事に終わってくれて

ゆっくり

休めているように…

 

祈っています

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

倒れてませんように…

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい