暑さ
お花にも
きびしい…
切り花のこと
朝
くったり
お辞儀？してたり
夜
お水かえのとき
しゃっきり
きれいだったのに
かわいそうに
ねえ
シーちゃん
と
お花だけ切り
かわいい器に
浮かべて
しばらく
ながめる
パパの
お花ちゃんは
寒い寒い冬を
こえてくれて
時期を
まちがってしまったらしい
過酷な植え替えもこえてくれて
生きている
生きててくれてる
うれしい
うれしい…
栄養たっぷりの土に
替えられてからというもの
まったく元気がなくなって
まったく
生きている気配？なくなって
日に日に
痩せてゆくようで…
冬
こせないかなあ？
と
おもったりしてた
でも
お花ちゃんに
毎日
挨拶して
声をかけてた…
生きてるよ…
いっしょに
冬をこえられるよ…
って
この
二年
かなしみと
絶望みたいのと
なにがなにやら
よくわかんない
暗くて
おもたくて
とにかく
いつでも
ただ
かなしいみたいな…
自分が生きていてよい理由？
とか
自分とは
いったい
なんなのか…とか
引きこもり
なんだろうけど…
精神が病んでゆく途中なのか
認知機能が低下してく経過か…
身体的な
重篤な病か
やっぱり
と
逃げてる…
生きていてよい
と
自分
おもえないのに
死
に
ちかくある
と
おもわれると
恐怖に
のまれ
途端に
死にたくない…
などと
泣いてた
なのに
うごけない…
おろか
おろか…
死ぬなら死のう
なんて…
死ぬ
は
死
は
絶対の
真理
病から
逃げたから
死ぬんじゃないなあ…
って
病
あたえられている
とっくに
あったものだ
あるもの
なんだ…
いま
生きて
あること
しあわせの
すべてになってた
生きているよ…
それは
お花ちゃん
だけでなくて
自分に
言っている…
って
気づく
昔むかしの
入院生活は
切り花とケーキが
お見舞いの定番で
お花
だいすき
どれもこれも
かわいらしくて
お名前も知らないんだけど…
花束
もらうと
うれしくて
いちにち
ながめてたなあ…
感染や
衛生の問題で？
もう
お花
いけないらしい…
いま
だけ
のような…
身動きとれない
罠に
はまった獣
みたいに生きてるけど
明日は
ないかも
なんだよ
って
朝
夕の
涼しいときに
暑い混沌のお部屋の
ひとつ
を
始末してた
手で
お洗濯
も
生きている…！
って
おもえては
泣きたくなってるなあ
いつも
のぞかせてもらって
勝手に
よろこんでたり
心配したりしてる
あの猫ブログの
マーガレットちゃんの飼い主さん
お片付け
もの始末しててくれてた
生きていてくれてる
って
復活して
元気そうな
マーガレットちゃんと
飼い主さんに
安堵してた
もの捨てられないひと
には
ものを
たいせつにするおもい
あること
知ってる…
おんなじようなことしてる
もう
ぼろぼろなのに
お手入れしたり
繕って修理したり
不用の木製家具と
不用の木材つかい
自分だけの
この世に
ひとつの
本棚
つくったのは
ちょっとまえの
わたしなのに…
もう
体力も
気力も
握力も腕力も？
なくなってる
手で洗う
は
握力と腕力によいなあ
って…
絶望
みたいに
おもわれたならば
お仏壇のまえに
すわる
仏間は
カビ部屋なうえに
雨漏りもしたので
たいへん危険なお部屋
かもしれないけれども
起きてるあいだ
ずっと
いる
明日は
ないかも
の
いま
生きて
ある
いま
ありがとう
言いたくて
つたえたくて…
天国の
ひとたちと
ともに
ともに
祈りたくて…
生きる
が
うまく
ゆかず
ごめんなさい
ありがとう…
ありがとう…
いちにち
無事
終わりますか
夜
しずかな
おだやかな
夜となりますように…
お水も
飲んで
倒れないで
倒れていませんように…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
