シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

竜門

喩え話の

竜門のようだなあ…

って

 

おもって

みていた

 

まるで

 

波の鱗

 

夜の

 

お昼間は

夕暮れは

きっと

鱗雲だったんだ…

って

 

 

ただ

あたふた

 

おろおろ

次々

徒労に終わったものの

もの捨ての

始末してて

 

あいまあいまに

 

今日は

たとえ

お経

つらくなっていても

 

くるしくても

かならず

おとなえする

 

つまらぬ決意していた

お経

 

ゆっくり

ゆっくり

おとなえしていた

 

 

おとなえするごと

大きく

息をして

 

もの捨てのお仕度

 

 

なにやら

やたらと

疲れてしまって

 

自分の

無力を

 

役たたぬ

いま

 

動けないままに

ひたすら

もの捨て

おこもり

 

それから…

 

 

無為の

いのち

 

生きていること

 

ごめんなさい…

わびていた

 

生きていること

ゆるしてください

 

生きているので…

ゆるしてください

 

どんなに

波立つ

こころであっても

 

生きていてならぬ

いのち

そう

おもわれてきたとしても…

 

いま

ただ

生きている

そのこと

 

そのまま

 

それだけで

 

ただ

ありがたいと

おもっている

おろかを

 

おそらくは

 

ごめんなさい

 

ありがとう

 

つなげて

お経おとなえした

 

お祈りしていた

 

 

月が

 

竜門を

くぐる

 

ゆっくり…

 

ゆっくり…

 

そう

みえた

 

 

まあるくて…

 

魂に

みえたよ

シーちゃん

って

 

ありがとう

 

 

みんな

すべて

 

竜門

くぐれば

 

かならず

なれるという…

 

 

わたしは…

 

竜門

へと

いつか

たどりつけるのかなあ…

って

 

パパに

ママに

きいていた

 

 

 

 

今日が

ゆっくり

終わってくれて

 

ゆっくり

 

ゆっくり

やすめていて

 

倒れていないこと

祈ります

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい