どう
どこまで
お片付けしようと
どんなに
お掃除しようとも
消えない
消えない
かなしみ
まだまだ
足らない
終わらない
死のお片付け
どうしたら…
自然
もう
壊れているなあ
こちらは
ほんとう
とても貧しい田舎なのだなあ…
と
あらためて
おもわされること
つぎつぎ
起きてる
たとえば
外来種の害ある虫
公共の土地しか
駆除しない
とか
予算がないとか…
災害
雨も
風も
雪も
予算?
ものすごく寒い今日
もう
レイノー現象おきた
指先
感覚なくなった
雨は
小降りになった
古屋は
聞いたことない
ぴし
ぴし
という
音たてている
こわい…
いつからか
みんな
ぜんぶ
こわいなあ…
シーちゃん
って
昨日のつづきは
指
あたたまらなくて
止めにした
意味なく
泣けてしまうなあ…
って
ママの
あわれなものに手をかけてみた
けれど
昨日の
アレルギーで
よわい左目が
開けてられない…
めがねかけていなかったし
やっぱり
手ごわいなあ
よわいなあ…
こんな
くりかえし
そして
誰も
望んでもいない
逃げ場のない雨
大水
氾濫した川
すこし
みた
おっかなくて…
捨てなくては
と
きれいにしなくては
と
おもってた
そういうこころもちでは
そう
おもってお片付けしてるうちは
けっして
捨てられなくて
きれいにならなくて
右往左往するばかり…
自然に
自ずと
わかる
まで
かなうことない
死のお片付けだなあ…
せめては
はなれて
はなれて
わたし
という
悪に
不幸
つなぐこと
ないように
と
祈って
祈っている
身動きとれなくなってても
生きている
姉上さまの
ご先祖さまの
神仏の
おかげ
と
ひとり
祈る
わたしは
ひと?
まだ
ひとと
言えるかなあ…
獣も
虫も
もっと
自然と
あるなあ
震えくるほど寒い夜
おそらく
この冬は
極寒の
大雪だなあ…
また
雪片付け
できないだろうなあ…
って
冬きて
雪が降っても
もう
死ね
などと
言うひととは
会わなくてよいのだけれども…
どうか
どこかで
死ね
などと
また
だれかに
言わずにすむように
おのれの
怒り
弱さ
自ら
ひとり
しずかに
見つめているように…
自らの
いま
と
ありますように
幸福と
ありますように
と
祈る
祈っている
平和
祈っている
おもえば
姉上さまも
わたしもどちらも
見知ったひと
であったとしても
姉上さまには
けっして
言わないこと
わたし
だけ
言われていて…
そんなわたしを
姉上さま
深入りしてはいけない
気安くしてはいけない
そう
そんな風に
わたしを
見ていたなあ
と
おもいかえしてた
深入りも
気安くも
まったく
していなくて…
そんな
つもり
まったくなくて
怖がりも
怖がり
なのになあ…
って
途方にくれたなあ…
ほんとう
足らない
ほんとう
おろか
やっぱり
どこまでも
われひとり悪
寒気に
くじけて
ごめんなさい
と
ずうっと
ずうっと
お仏壇のまえ
ただ
坐った
なんにも
考えられてなくて…
お片付け
死のお片付け
かなえられるように…
明日
あたえていただいたならば…
祈る
祈る
夜
水が
雨が
もう
暴れないように
もう
誰も
誰も
亡くならないように
祈る…
倒れていないこと
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい