発心
まことの
こころか
試すため
一度ならず
二度ならず
修行の僧を
追いかえす
もう
ほぼ
みれなくなってるテレビ
try…
と
録画したり
結局みれず
消していたり
もう消してしまった録画
永平寺の
僧たちの修行の
ドキュメンタリー?
みんな
ぜんぶ
もう
消してるんだなあ
シーちゃん
って
ドキュメンタリー?
お芝居みたい…
と
末の世
と
消して
けれども
知らされた
末の世
消えず
なんにも
みれない
なんにも
よめない
脳は?脳刺激は
なんて心配
いまさらだ…
長生き
なんておもえもしないなあ
呆けるなら呆けよう
狂うなら狂おう
死ぬなら死のう
死のお片付けだ
と
ただ
いま
ひとつ
と
目の前の
ひとつ
と
一所懸命
つなげる
ひとつ
の
わたし
の
小ささ
ちから無さ
ただ
無力
みせつけられる
そうして
ますます
ただ
ひとつ
と
一所懸命になる
合板やベニヤ板が劣化していた
そこから虫が発生してたらしい
蜘蛛におしえてもらった
これも
拭き掃除
つなげて
いや…
もはや
つなげていただいている
と
そう感ずるのだけれども
なんにも
できない
どこへも
ゆけない
いま
つなげていただいた
おかげだ
ありがとう
祈る
祈っていた
あまりにも
体力も
気力も
なくなってしまってからというもの
ほんとうに
いっさいが他力
そう
感ぜられては
ただ
ありがとう
となっている
憑依でもなければ
おまいさんしかできないんだぞ!
っていう
パパに
死に
ちかいパパに…
お片付け頼まれたから
では
まったくないんだなあ…
かなしみと
むなしさに
のまれそうになるばかりの
いま
問うてくれている
なにか
そのような
なにか
は
ほとけさま
と
小さいときから
そうおもえるんだけど
かなしくてならず
ともすれば
おのれを
おのれで
裁きつづけてしまう
おそろしい
妄念
べったりと
まっくろい
その
とらわれに
ずぶずぶ
沈みこみそうになるとき
きりなく
きりなく
そのおろかさに
堕ちてゆきそうになるときには
かならず
かならず
ひとつ
と
おもう
ただ
ひとつ
ただ
いちにち
今日
お経
おとなえしていて
妄念の
消せない妄念の
いつまでも
堂々巡りしている
おもい
また
やってきた
ではないか…
という
ふたりの
たいせつな
たいせつな
友の
死
そうでないように
という
祈り
のようでいて
そうでは
まったく
ないもの
祈り
の
ようなもの…
それ
祈り
ではない
のようなもの
まことでない
真正
で
ない
無用
と
そう
おもわれた
ただ
友
おもっていた
いまは
お浄土に
修行していてくれる
と
おもっていた
まことの
ただしき
まことの
修行だ
と
ただ
そう
おもっていた
死のお片付け
まこと
かなうならば
かなえられるのならば
と
これも
祈りでない悪だ
よこしまだ
無用
無用な
おもいだ…
途中であろうと
こころを
のこすことはない
と
おしえていただいてる
と
友
おもう
生きてあるときも
まったく
修行のようにして
いまを
ひたすら
いまを
一所懸命
生きていた
友へ
ごめんなさい
と
お祈りしていた
ありがとう
と
お祈りしていた
わたしの
迷う
生は
姉上さまに
弟に
一生
まこと
ただしき
さんげ
ごめんなさい
してゆくんだ…
明日は
ないかも
なんだ…
弱虫
意気地無し
ちっぽけな
ただ
ちっぽけな
わたしだ
勇気さえも
ちっぽけな
勇気さえも
見失っている
どんなに
かなしかろうと
とりかえせることも
ひきかえせるところも
ひとつとして
ない
いまだ
ありがとう
は
まことの
おもい
ただ
ありがとう
と
お祈りしていた
ただ
平和
祈っていた
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
いちにち
いちにち
無事に
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい