カビ
永遠
どころか
成長
著しい
油断
というか
わかりきったこと
何度となく
ぎゃっ！ってなってる
なのに
ばかばか…わたしのばか
って
お家
ごめんよ…
って
ごめん
ごめん
言いながら
あるだけの
ウエスに染ませては
拭いてをくりかえし
消毒してた
足りっこない
と
明らかな分しか無くて
それでも
いま
できる
その分
と
消毒した
つもり…
おそらく逆効果だ
ひろげてしまった
シーちゃん
と
しょんぼりした
でも
やっぱり
いつものように
天国の
お浄土の
みんな
手伝ってくれてるなあ
ありがとうだなあ
と
おもっていた
おもっている…
おもっているなあ
ただ
みえないもの
と
あるなあ
って
急遽
カビ始末が始められて
朝の拭き掃除の途中で
終わった頃には
ふらふら
へとへと
咳がでた
鼻水も
やがて鼻づまりになった
よわいなあ
って
でも
エタノールとカビ吸引で
喉頭浮腫は起きなかった
死にそう
っておもってても死んでいないよ
ありがとうだ
そうして
いつも
どこにもあるのになあ
カビ
お家は古くて
カビがない場所が
無いということは
わかりきっていたじゃないか
ほんとう
ばか
って
みえない
だけ
カビと
生きてる
浴びて
吸って
飲んで
食べて
それは
大気中の
ありとあらゆる物質もそうで
お家は
カビほんとうひどいんだけど
そこで
生きてるよ
いま
生きてるよ
って
お仏壇のまえに坐った
仏間もカビ部屋
おもしろい？ことになったなあ
声
まったく
でないという
腺
ほんとうよわい
ちびのときから
やがて…
と
死
おもっていた
いつも
おもっている
どこにもゆけなくなって
覚醒時
つねに
おもっている
わかる
明らむる
が
おろかのゆえに
一向に
かなわないけれども…
逃げて
逃げて
逃げているとしても
ひとだ
と
今日は
自分を
ひと
と
おもっていた
たよりなく
よるべない
とるに足りぬ
無力の
おろかだけど…
生死
とは
ある
って
紛争
戦争
それら引き起こしたひと
いま
その指揮をとり
そのさなか
に
あるひとら
生死
と
あるのかなあ…
犠牲になってしまうひとびと
恐怖に怯えるひとたち
いやおうなく
生死と
ただ
生死とあるのだろうなあ…
ばか
おろか
は
未熟
恥じる…
ひと
こわい
は
きっと
おのれの
おろか
未熟さ
馬鹿さ加減が
わかったから
ひしひし
せまられてる…
おもっている
だけで
祈るばかりで
ごめんなさい
と
ずっと
ごめんなさい
と
あるなあ
明日は
無い
いま
生きてる
ありがとう
と
あるなあ
来る日も
来る日も
ずうっと
修証義総序を
おとなえしていて
いつも
いつも
おもっている
死なねばならぬ
いのちならば
育ちゆかねばならないのだなあ
そうでなかったら
いのちの
おしまい
そのとき
を
たいらかに
おだやかに
みつめられないんだ
死にちかくあって
なお
怒りと
あって
死んだほうがまし
はやく
お迎えに来てください
なんて
もしも
長生きして
そうやって
お念仏していたならば
お浄土の
ひとたち
たちまち
消えてしまうなあ…
捨てたらよいのになあ
って
また
もう着古している
ママのものたちをみてた
明日
あたえていただくことできたなら…
と
また
ごめんなさい
くりかえしてた
戦争が
争いが
終わってくれますように
ひと
すべての
ひと
平和
かなえられる
ひとである
ということ
この目に
みえなくても
信じているなあ…
おもっているなあ…
おもう
祈る
ばかりで
ごめんなさい…
たくさん食べた
これも
ほんとう
ごめんなさいなんだけど…
ありがとう
つなぐ
つなごう…
ひとつ
とるに足りぬ
ひとつだけど
とるに足りぬ
祈り
だけれども…
ごめんなさい…
ごめんなさい…
ありがとう
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
明日
あたえていただいて
希望
あたらしく
あたえていただいて
無事
めざめられるように
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
