うつくしいなあ
と
おとなえする
修証義
文学
政治
すてて
身
も
世
も
すてて
僧と
なってくれた
道元さまの文
とは
うつくしい
膨大に
緻密に
のこされているのだろう書物の
そのうちの
かすかなものさえ
おそらく
触れられずいるわたし
なのに
ただ
修証義
その文
ひとつ
ひとつの
言葉たち
つなげられた言葉
あらわす
あらわれる
世界
きよらか
うつくしい
と
それだけ
わかる…
あやなすところ
完全に
無くはないのだ
言葉とは
どこまでも
そういうものなのだ
道元さまの
言葉
文たち
とぎすまされてはいても
どこかは
ひたすら
やさしい
やっぱり
うつくしい
シーちゃん
パパママ
って
いつも
おとなえするたび
世界
胸に
あふれるたび
おもう
おにいさまの言葉
血の
つながり
無い
おにいさまの言葉も世界も
通じあうようにして
うつくしく
やさしいなあ
お釈迦さまに
つなげられて
ゆく
さきなのだ
おもう
おもう
ばかり…
おろか…
生きてある
うつくしいひと
と
おもうたび
かならず
おもいかえされるひと
女性
男性
それぞれ
ひとりずつ
ずっと
胸に
いだいているなあ…
古い
記憶
なのに
消えず
いまだに
こころに住んでいてくれてるひと
いるなあ…
おんなのひと
お顔に
あざ…というのか…
おそらく
その時代に治療がかなわぬ
良性の腫瘍なのか
詳細は知れるわけもなくて
けれども
いまとなっては
どこに
どのように腫瘍が
その隆起するあざ
そうだ
もはや
あったのか?
などとおもわれてしまうくらい
まったく
おもいだせないのだ
ただ
まこと
うつくしいひと
という
そのことのほかは…
おとこのひと
は
少年
自閉症の少年だ
よく考えてみると
出会いの頃わたしは少女で
そんなには年は
ちがっていなかったんだな
と
いま?は?
と
どきどきしてた…
おかあさまが
ご家族が
無事で
お元気にいてくれたら
と
おもっていた
うつくしい
おんなのひとは
当時
やっぱり少女のわたしの目には
おねえさんにうつった
けれども
もしかしたら
世間でいうところの
おばさん?っていう
やな呼称ほどの年齢だったのかなあ…
まるで
少女
みたいに
おもわれた
どちらのひとも
きよらか
きよらか
こころ
ただ
きよらか
と
おもわれた
ゆきづまる
もの始末
いつまでも
うつくしく
きよらか
とは
ならぬお家だなあ…と
毎日
お掃除している
拭き掃除
ぜんたい拭きあげる体力なくなってきたらしい
順繰り
順繰りでも
うつくしく
と
つなげる
戦災孤児として育った母親を持つ
落語家さんの話
ラジオできいて
落語の世界には
お坊さん欠かせなくて
信心
人情
欠かせなくて
なぜか
いつもきいてしまうけど
以前は騒がしく
ただ賑やかしのひと?
って
好き
とはいえないひと
だったのだけれど
母親
そうして
早くに亡くなった偉大なる父親
ふたりの
その
おもい
しっかり
年をかさねるごとに
うけとめている様子
つたわってくれてる…
みずから
と
おしえに
あるように
みずから
きよらか
に
そう
なるべき
なってゆく
ひと
なのだなあ
と…
いにしえの
文学
色恋に隠しては
まつりごとへと
欲へと
争いへと
悪へと
つなげられてしまっていたんだなあ
くるしくて
もとめられた
つなげられた
佛
仏法
ありがとう
と
おもっていた
言葉
むつかしいなあ…
こころに
そうもの
なのだなあ…
きよらかに
うつくしく
と
いつも
こころに
わすれずに…
ゆきづまってしまってて
ひたすら
どきどき…
みるだけで
くるしくなるばかりの
ものたち
朽ちてゆくもの
朽ちてゆくところ
ひとつ
でも
だなあ
ひとつ
でも…
明日は
無い
だなあ…
平和
かなえられる
ひとの
こころ
つなげられて
つながってゆきますように…
夜
しずかな
おだやかな夜となりますように
倒れていないこと
祈ります
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい