シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

生きる

ひとと

うまれること

 

ありがたいこと

 

うまれてこられない

いのち

 

無惨に

殺されてゆく

いのち

 

おもう

 

くるしい…

 

 

意味も

わからないまま

 

争いに

 

戦争に

ひと

殺されている

 

世界中が

まきこまれている

 

へんてこりんご飯の

名もない

料理とも言えぬ食べ物も

おそらく

何かしらの

引き合いのためだろう

 

ぜんぶが

値上がりしている

 

 

申し訳ない…

 

ほんとう

わたしの

生きる

ただ

 

ただ

申し訳ない

 

 

ただ

食べて

 

ただ

お掃除して

 

 

お経も

みんな

不幸に

つながってしまったかなあ

おもってた

 

そうして

なんということを

おもって

 

打ち消した

 

それから

また

 

わたしか

と…

 

意味も

理由も

わからなかった

争い

 

ただ

まきこまれた

 

ただ

わかろうとして

よく

聴こうとしても

 

結局

わからないまんまだった

怒り

 

ただ

ぶつけられて

 

おそろしいおもい

だけ

のこされた

 

 

能町みね子さん

居を

夏場限定なのか

こちらにもかまえている

らしいのだけど

 

ある田舎の町を

 

きれいですごいよ!

 

って

 

感激して言ってたの

いつも

おもいだす

 

きれいに雪片付けされててすごい

一本もなく草取りされててすごい

 

それ…

 

おっかないこと

かも

だよ

って…

 

 

死ねばいいのに

誰かを

呪うひと

 

怒るひと

だったのか

知らされて

 

そんな物騒な言葉と

怒りを

なぜか

ぶつけられてしまうわたし

 

 

なんだろな…

シーちゃん

って

 

 

お経や

お寺や

 

葬儀や

 

たいせつなひとの

 

なんだけど

 

なんだろな…

 

のこされるものにも

なのは

 

わかる

 

みる

始末すること

ではある

 

生きる

成熟

 

集大成

なのになあ…

 

 

わたしの

始末は…

 

それから

神仏の

 

それから…

 

あと少し

というところで

どうしてか

おっかなくなってしまって

 

入ってもゆけなくなってる

お部屋

 

捨ててごめんなさい

おしつぶされされそうなんだなあ

 

おろか

 

ばか…

 

 

 

お経なんて信心なんて

ひとに言ってはいけないよ!

って

 

お寺さんはもう

そういう場所じゃないんだよって

 

おじちゃんは

正しいだろう

 

けれども

 

たとえお経おとなえする

へんてこりんなわたし

だったから

 

不幸

なのでは

誰かを不幸にした

のでは

 

けっしてないのだなあ…

 

 

お寺

お墓

ゆけないまんま

 

死んじゃうかなあ

 

もたもたしてたら

 

また

もう

雪は

ほっとくよ

パパ

 

もう

死ね

とは

誰にも

言われないんだけど…

 

あの

不穏と不幸と

怒りに

追われて追われて

ただ

追われて

 

殺されないように?

いちにち

何度となく

雪片付けばっかり

してたのは

 

なんだった?

パパ

って

 

パパ

きっと

おんなじおもいしてたなあ…

って

 

あのひとも

いま

平和とあって

 

無事にいてくれたら

平和の

祈り

 

 

つなぐ

 

 

 

どうして?

 

いま

見失う

 

 

 

そのまま

 

このまま

 

ただ

いま

ある

 

生きて

ある

 

それのみ

 

ただ

それだけ

 

 

ありがとう

ごめんなさい

お祈りした

 

お経

迷いと

あれば

ただ

かなしい

 

おとなえしてならぬわたし

おもわれているわたしと

生きてくんだ

と自分に

言ってた

 

 

いつかは

おとなえもできなくなるのに…

 

ごめんなさい

坐ってた

 

お仏壇が

ある

神さまのお社が

ある

 

お墓が

ある

 

供養がある

 

 

苦?

 

そうでは

けっして

ないなあ

 

おもい

ある

 

それだけ…

 

 

姉上さまが

決めること

 

ここは

姉上さまのお家

 

きれいに

お掃除は

 

ただそうしてあげたい

ただ

きよく

 

それだけだなあ

 

死んでしまえば

なにもわからないけど

 

あの

お墓

お寺

ゆけなくなって

 

そんな人間まで

そこに

おさめられてはならないねえ

パパ

ママ

って

 

ごめんなさい…

坐ってた

 

 

孤独に負けるな

 

そう

わたしに

言ってくれたのは

 

姉上さまだ…

いつのこと?

もう

おもいだせないなあ

 

ありがとう

 

ごめんなさい

 

ごめんなさい

 

 

生きていて

うまれてきて

ごめんなさい

なっても

生きる

生きてる

 

たとえば

誰かに

死ね

呪われたとしても

 

誰かは

不幸に

なってしまうのだとしても

 

生きて

あたえられた

いちにち

 

今日

いま

 

ありがとう

 

ごめんなさい

 

 

 

毎夜

おやすみなさい

言っては

 

眠れていないんだけど…

 

 

生きてる報告

できてること

 

ただ

ただ

ありがたいなあ

 

 

 

争い

戦争

終わりに

 

平和へと

わずかにも

ちかづくために

 

祈る

 

善悪

正義

こえて

 

かならず

平和へと

ちかづいてゆくこと

祈る

 

不可思議な妄想

どこかで

 

絶たれること

 

祈ろう…

 

 

スキムミルク

好き

とは

言えなくなってる

んだけど…

 

物資

緊急の栄養

として

スキムミルクは海を渡ってくれている…

 

この国の

酪農も

つながって

できることなら

 

飼料

この国の原料となってくれないものか

大好きだった外国産のオートミール

止めたのだった

 

お米

大麦

食べよう

ちょっぴり

ちょっぴりでも

食べよう

 

ありがとう

 

ごめんなさい

食べよう

 

 

なぜなのか

おっかなくて

 

入ってもゆけなくなってるお部屋だけど…

また

罪悪感に

死にそうになってたんだけど

 

ごめんなさいして

捨てられるものは始末できた

 

ありがとう

 

ごめんなさい…

 

 

こわれていても

こわれてゆく途中

でも

 

他力に

 

慈悲に

 

 

生きてる

 

 

ごめんなさい

 

 

ありがとう

 

ありがとう

 

 

 

 

平和と

ありますように

いま

 

一瞬

 

一瞬の

 

平和

 

つながって

 

つながってくれますように

 

 

無事にいてください

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい