シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

かわいそう

すっきりと空間

ひらけたお部屋

昨日お掃除して

落ち込み…

 

ごめんなさい…って

 

かわいそうなことしたなあ

って

 

なにに?

 

ものに

でない

とは

わかってきた…

 

 

そっか

わたし

家族に

わたしを妹に

わたしを姉に

それから

 

わたしを娘に

もってしまった

姉上さまに弟に

 

パパママに

 

かわいそうなこと

してしまって

いまだに

 

かわいそうなこと

迷惑

かけつづけてる

って

 

 

泣けて

泣けて

泣いたところで

 

引きこもり

おこもり

その恐怖

ただの

食う

生きる

のみ

つなぐこと

 

精一杯の

それだけ

一所懸命

わかっているのに

 

どうしても

抜けだせなくている

 

引きこもりの

多くのひとが

 

迷惑かけてごめんなさい

生きていてごめんなさい

 

生まれてきてごめんなさい

 

って

 

そこに

たどりついて

そこに

右往左往してるって

ラジオで知らされた

 

ひと

ひとり

ひとり

つらさ

くるしみ

ちがって

 

なのに

似たような

おもいにたどりついて

 

ひとり

くるしんでる

って

 

 

お経

おとなえしてよいもの

生きていてよいもの

そう

おもわれなくなったときには

 

お掃除して

とにかく

お掃除して

 

ごめんなさい

つなぐ

 

 

寒い雨

 

かわいそうで捨てられなくて

かといってウエスにも

かわいそうで刻めない

ママの清拭に使っててその後

わたしが使って

 

もう

ぼろぼろのタオル

縫って

ちくちく

お仏壇のまえに

縫っていた

 

ざくざく縫って

湯たんぽの袋にしようと

ぼろぼろでも切れていないものに包んで

よいところつなげて縫った袋に入れたら

やけどの心配なく

あったかく使える…

って

 

ありがとう

縫って

 

捨てられなくて取り置いたタオル

冬また使える

あったかくしてもらえる

ありがとうと縫い終えた

 

ありがとう

 

寒いと

ほんとう

かなしい…

いっそう

 

かなしいなあ

 

 

自ら

いのちを終わらせてしまった?

そんな

憶測

 

抱いてしまったのは?

 

どうしてなのかなあ…

シーちゃん

ママ

って

また

おもう

 

どんなときにも

そんなおもい

くすぶらせてしまってるけど

 

姉上さまに弟に

迷惑かけてしか

生きられなくなってから

おこもり

孤絶

 

かなしませて

かなしませつづけている

いまは

 

そんな

どうしようもない憶測

妄想?

すぐにくる

 

 

すぎて

 

こころのなかには

その

ふたり

 

友ふたり

 

わたしと

おんなじように

わたしと

いっしょに

生きてくれてたように

ともに

年をかさねてきてくれたみたいに

 

おもい

ふかくなっているというのに

 

なにか

つたえてくれているようで

 

やっぱり

みまもっていてくれるんだ

そう

おもわれてくるのに

 

いっしょ

おもうのに…

 

おろか

 

 

お祖師さま

生きて

いまだあるように

ずうっと

ご飯お供えしては

 

生きてあるように

お祈りして

 

たたえて

そのようにしてまで

 

まったき

きよき

おもい

われらに

おうつしください

 

祈りつづけている宗派や

 

あの

籠山行の宗派や

 

お釈迦さまの

まったき

みおしえ

つながるならば

 

なんら

不思議

とは

おもうこともないなあ

 

わたし

ずっと

生まれて

ものごころついて

それら

みていたんだなあ

って

ずっと

みて

 

おのずと

ならってきたこと

 

亡くなったひと

ほとけさま

生きてある

そのように

おもって

祈ってくれていた

家族

 

慕い

ただ

いたわしい

 

ただ

おもうこと

 

それ

供養

ちいさいひとにも

つたわって

わかる

 

ひと

たとえ

そうして

ならうこと

できなくとも

 

ひと

みな

おそれ

あって

 

そうして

 

ひとと

生まれてこられたのだから…

 

自らいのち

終わらせたり

できない

 

そのように

生まれている

 

ごめん…

 

ごめんなさい…

夜になって

ようやく

そこへと

ゆきつかせてもらってた

 

ふかく

息した

 

ごめんなさい…

 

ただ

くりかえしてる

おろか

 

やさしくて

ただ

やさしくて

 

かわいそうという

これは

わたしが

かわいそうとおもうのでなくて

 

どんなときにも

かわいそうって

おもっていてくれてるのだろうなあ

ずっと

おもってくれたおかげで

 

どんなときにも

友のままいてくれて

じっと

じっくり話

きいてくれてた

 

みまもってくれてた

 

だから

ずっと

わたし

かなしみやすい

おろかの

悪のわたしも

友で

いられたんだ

 

あのように

あろうって…

 

ほほえんでいよう

どんなときにもと

 

友に

ならった

 

 

ずっと

ずっと

ともに

 

そう

ねがった

 

おしまいの

記憶は

 

やさしい

ほほえみ

 

そこで

止まった…

 

ありがとう

 

ごめんなさい…

 

 

 

芥川龍之介

三島由紀夫

すばらしい才能なのだろうけど

好んで読むことなくて

 

太宰治

自死

でも

ただ

好き

 

なにが

ちがう?

って

かんがえる

 

知らなかった言葉

芥川の

ある言葉

知って

 

そっか…

ってなった

 

 神さまは

 自分で自分の命を

 終わらせられない

 それはまったく

 かわいそうだ

 

そのようなこと

亡くなるまえに

言ってた?

らしい

 

 

かならず

くる

 

お片付けは

すべて

死のお片付け

 

迷って迷って

迷うもの

ひと

ひとつ

でも

かわいそう

つなげていただいたよ

 

祈る

 

 

お坊様は

自ら

こころ

おこして

自ら僧となってくれたひと

 

お家のお寺お墓ゆけなくなって

 

お家には

いまだに

お仏壇あって

 

おもい

かたときも

はなれることなくて

 

おもい

あふれ

ここに

お祈りできる

いま

 

ありがとう

お祈りしてた

 

 

すべては

姉上さまによって

 

他力に

すがって

 

かなえてもらってること…

 

 

死のお片付け

もの

といえど

 

使われて

役に立てなくては

ほんとう

かわいそう

 

せめて

せめて

死のお片付け

 

つなげさせてください

 

 

お釈迦さま

 

お祖師さまがた

 

ごめんなさい

祈る

 

ひと

くらべること

けっして

なく

 

ひと

ひとり

ひとり

すべて

 

すべて

救う

 

ねがって

ねがって

 

いまだ

ねがっていてくださる

 

 

お浄土の

ひとたち

修行していてくれるのに

 

 

かなしませて

ごめんなさい…

 

ありがとう

お祈りする

 

祈る

 

 

戦争へと

世界が

向かってゆくこと

けっして

ないように…

 

祈る

 

 

 

ひとり

ただ

ありがとう

だけ

 

 

つなげさせてください

 

 

ごめんなさい

 

 

ありがとう

 

 

無事に

ただ

無事に

 

いちにち

いちにち

事故なく

 

無事に…

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

 

おやすみなさい