シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

それでも

孤絶

 

おこもり

身動きとれない

 

うっかり

死んでしまっても

 

しようのない

いまだなあ

って

 

でも

それでも

起きられて

 

ああ…

ありがとう

起きられて

 

ずっと

ありがとう

いた

 

 

孤絶

となって

 

はなれて

 

それでも

いまだに

こんなに

ひと

傷つけてしまってて

 

傷つける

しかない

自分

とわかってしまって

 

この

いま

それは

 

切れず

 

傷つけて

傷つけてゆくんだなあ…

 

そうして

生きているんだ

 

ごめんなさい

 

ごめんなさい

つなげてる

 

 

ごめんなさい

こころに

いっぱいに

いっぱいに

なってた

 

今日

 

ようやく

お経おとなえした

おとなえさせていただくこと

天国の

お浄土のひとたちに

 

お釈迦さまに

お祖師さまがたに

おゆるしいただいたように

おもわれてきて

 

ごめんなさい…

待っていてくれて

ありがとう

ごめんなさい

お祈りしていた

 

気温

まだ

数度あるのに

なんだか

とっても

寒い仏間

 

こたつがわりの

ちっちゃな湯たんぽを仕度した

 

また

ママの

綿入れのものたちを着込んでた

 

ありがとう…

 

なのに

 

寒さに

めげて

 

なんにも

いつにもまして

 

なんにも

できなさそうで

 

また

ひとつ

でも

 

お掃除だけでも…

って

 

お掃除した

 

泣きながら

 

一所懸命

お掃除した

 

 

寒い

って

かなしいなあ

シーちゃん

 

 

傷つけて

傷つけつづけてて

 

ごめんなさい

 

うまれてきて

 

ごめんなさい

 

生きていて

ただ

生きてるだけで

 

ただ

慈悲に

すがって

 

ただ

生きていて

 

ごめんなさい…

 

お掃除

祈りだなあ…

 

姉上さまに

ごめんなさい

つなぐ

つなげてる

 

ただ

こころに

こころに…

 

つなげて

お掃除する

 

わんわん

泣けた

そうして

ただ

ありがとう

だけに

なった

 

ごめんなさいはっかり

だけど

 

それしか

ない

 

おろか

のまま

だけど

 

それでも

 

ここに

ひとと

うまれてきたこと

 

わたしに

たいせつな

家族という

けっして

かわりはない

ひとり

ひとりの

ひとたち

ここに

いてくれたこと

 

生きてこられたこと

 

ありがとう

うれしい

 

まだ

姉上さま

弟は

生きていてくれてる

うれしい…

って

 

パパ

ママ

にも

生きてるうちに会えた

 

まだ

生きてくれてるうちに

姉上さまの

おかげで

ここに

帰りつけて

 

いっしょに

いさせてもらえた

 

死ぬかなあ…ってくらい

へんてこな

体調だった

 

へんてこりんな

こころもちだった

 

 

いっぱい

泣いた

まだ

とまらない

 

ばかだ

 

いつしか

姉上さまに

どうしてか

異常に

緊張してしまうようになってたなあ…

 

なんにも

うまく

 

素直に

つたえられなくなって…

 

あの

コロナのさなかの法要

ほんとうは

 

だれかが

死んでしまうかもしれない

のに

いま?

しなくていけないの?

って

泣きわめきたかったなあ

 

そして

 

ワクチン無しのヒトは

ハイパー媒介者

だとか?

どっかの

えらい教授が言ってたんだから

 

わたしが万が一にも

だれかを

感染させてしまって

殺してしまう

なんて

絶対に

絶対に

いやだよお…

って

 

このまんま

わたしで

 

ばかの

わたしで

そのまんま

口にだして

必死になって

おねがいしていたらなあ…

って

 

まだ

夢にも

みてしまう

 

ばかだ

 

ばかだ

って

言ってほしかったのに

いつものように

 

こざかしくしてしまって

不信におちいってしまってたお寺さんに

かこつけてしまったんだなあ…って

 

 

死ね

とか

もう

ほとんど消えた世間

それに追われた

 

おっかなかった

 

ほんとうに

こわいほど

コロナや肺炎や…

消えてくみたいに

姿みえなくなって

あとで

 

亡くなってた

きかされてた

 

 

おびえて

 

おびえて

どこへも

ゆけなくなってたこと

 

そのまんま

 

そのまんま

電話で

 

肉声で

口で

そのまんま

 

言えていたら…

 

 

ぜんぶ

ぜんぶ

すべて

後悔

 

ならば

 

すてて

 

すてて

 

そのための

死のお片付け

なんだなあ…

 

 

いのち

すてて

 

ゆかねばならない

ひと

 

ならば

命懸け

かなえてもらえるように…

 

お祈りした

 

 

今日

なんにも

できなさそうな

 

今日

 

お掃除

つなげてもらった

 

 

今日

それでも

 

生きてること

いま

 

こんなにも

ありがたい

 

お祈り

つなげてもらってた

 

やっと

 

やっと

お経

おとなえした…

 

ゆっくり

ただ

ゆっくり

おとなえさせていただくこと

 

かなえてもらった

 

 

ありがとう…

 

 

 

平和へと

かならず

つながってゆく

ひとであること

 

祈る

 

信ずる

 

 

祈り

むなしく

たたれてしまわないこと

 

こんな

ひとり

悪の

こころにさえも

 

祈る

こころ

あたえられている…

 

 

まことの

こころ

あって

 

一心

 

無心

へと

つなげていただくこと

 

かならず

 

かならず

ある

 

祈る

 

信ずる

 

祈り

やがて

 

つながって

 

つながって

 

とどけられる

 

信ずる

 

 

 

ただ

ありがとう

お祈りした

 

 

死のお片付け

 

捨てられないものならば…

せめては

きれいにしてあげて

 

清潔にしてあげて

 

かなわなければ

そのまんまでも

 

きちんと

整理整頓

までは

ゆきつけるように…

 

かなえられるように…

 

 

明日

すこし

あたたかくなるらしい…

 

ちっぽけな

ねがい

かなえていただくこと

ただ

ひたすら

 

ひたすら

お祈りした

 

 

平和

 

祈る

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

いちにち

 

いちにち

つながって

 

無事にいてください

 

ただ

無事に…

 

祈っています

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい