わたし
以外
は
みな
よきひと
と
そうおもわれるのに
ひと
どうして
こわいんだろうなあ
生きておりなさい…
声
してくるような…
中村哲さんの
命日
もう
五年?
かなしかった…
とても
かなしくて
どっか
壊れかけてゆく気がした
よわってゆくのが
自分でもわかった
あれからの
世界は
この国は
目にみえて
すさんでしまったようにおもわれる
おそろしい
ただただ
おそろしい事件
模倣のように
連鎖のように
おこされて
疫病
戦争…
平和
祈ってた
寒い…
寒いと
やたらと
食べてしまう
おまけに
まったく眠れていなくて
さらに
餓鬼なのか
っていう…
おそろしいほど
食べたくてしようのない
貪
魔
くるなあ
悪…
申し訳無さに
追いかけられ
それでも
食べてしまう
この
悪
それ
よわさだ
そして
逃げているから…
死のお片付け
と
すこしも
安心してみたいなあ
そうして
逃げている病へと
目をむけてゆかなくては
病
うけて
見苦しい
死にはならないように…
しっかり…
しっかり…
おろか
どれほど
ネズミに
怯えただろう…
まだ
怯えてて
びくびくしているんだなあ
雪になった
寒い
ひとり
ただ
生きるのにも
ほんとう
迷惑しか
かけてなくて
ただ
逃げていて
ひと
外界
こわくて…
へま
ばっかりしてた
頭が
おかしいんだろうなあ
もう
脳みそ
にだって
お掃除お片付け
必要なんだろうに…
くるしくて
かなしくて
のみこまれてしまったので
お経
おとなえ
は
しなかった
ただ
天国の
お浄土の
修行していてくれるひと
よきひとたち
おもってた
お仏壇のまえに
すわる
これ
よきこと
とは
まったく
おもってしていない
ただ
ここに
すわってたいだけ…
しずかに
しずかに
お祈りしていた
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
悪
わたしこそが
ひとり悪
なのに
おっかないこと
おそろしいこと
うけとめきらない
こわくて…
かなしくて…
ほんとう
悪だ
ひとは
ひとり
では
生きられないんだけど
孤絶
まるで
人体実験のようなんだけど
そうすることが
わたしという悪
その
業
つなげない方法なんだろう…
そう
おもえば
せめては
悪業の
まきぞえ
つなげてしまっては
いないのだなあ
って
ゆるし
乞うても
けっして
ゆるされない
もう
ひきかえせないんだなあ…
ごめんなさい…
ごめんなさい…
それでも
今日も
ごめんなさい
と
祈ってる
生きている…
ただ
生きてて
ごめんなさい…
今日が
平和に
おだやかに
終わってくれますように
倒れていないように
事故なく
大事なく
無事にいてくれること
祈ります…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい