シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

上も底も

くらくら

ふらふら

 

寒気

おさまらず

 

お布団でも

がたがた…

 

さすがに

身の危険

感じた

 

一切他力…

 

ほんとう

ごめんなさい

って

 

午後から

オイルヒーター点けた

 

 

ありがとう

あったかい

おねえちゃん

なって

 

ありがとう

そのきもちと

 

すぐに

 

いつもの

言い様ない

罪悪感きた

 

ごめんなさい…

 

ごめんなさい…

 

 

死のお片付け

 

ひとつでも

ひとつでも

って

春も

 

夏も

秋も

一所懸命

つなげてきたのになあ

 

今年は

しもやけ

華々しく真っ赤

耳たぶは

もう破れている

 

寒さにも

暑さにも

 

ふらふら

なにかするときにも

おもわず

 

南無阿弥陀

 

南無阿弥陀

 

くりかえしてるなあ

シーちゃん

って…

 

 

どうにかして

空っぽにすること

かなえられたなら

あの古ストーブは

廃棄しなくちゃ?

 

おもたいものでも

虫がでて朽ちたもの

こつこつ切って持ち運べるようにして

捨てられたことが

 

夢のように

遠く

おもわれてきた…

 

 

他力

すべて

一切他力

 

ありがとうしか

ないなあ

 

 

息がくるしい

 

一酸化炭素なのか

ストーブも灯油も

劣化しているのか…

わからないんだけど

 

とにかく

とにかく

空っぽしなくちゃ

おもってたら

 

見苦しくなく

 

死のお片付けなんだ

 

自分に

言ってた

 

もうすでに

見苦しく

生きるしか

ないような自分だ

 

あえいで

 

もがいて

生きてる

 

これこそ

生きる意味も

ねうちもない生

とおもわれる

 

迷惑かけて生きるしか

生きる道ない

心身に

おちている

 

それでも

生きて

いま

ある

 

他力

 

 

全分に

打ち任せ…

 

全分に

佛の方より…

 

 

何一つ

漏らさず…

 

 

ねがわれて

そなえられて

あるのだという…

 

上も

底も

無く

 

平等に

 

すべて

救う

という

 

南無阿弥陀

 

 

自分

自分で

切り捨て

 

裁きつづけてきた

 

おろか

 

 

 

かなしみに

のまれていた

 

まだ

 

かなしみ

消えてくれない

 

それでも

ありがとう

ばかりになって

 

祈るばかりになって…

 

 

 

 

米粉を食べてみて

かんたん精進料理

かんたん精進菓子

たくさん

たくさん

浮かんだ

 

けれども

 

お砂糖も

食べなくなっていて

 

黒砂糖があったらなあ

って

おもってたら

 

おばあちゃんが

焼いてくれた

お餅のような

おやつ

黒砂糖で残ったご飯でつくる

焼いたお餅のようなお菓子で

 

米粉の食感に似てたなあ

 

小麦粉とおもってたけど

きっと

団子粉だったんだなあ…

 

ありがとう

 

お茶

何度も

かえて

 

ふらふら

くるしくても

ありがとう

言いたくて

 

ごめんなさい

お祈りしたくて

 

お仏壇のまえに

すわっていた

 

 

お念仏のわたしと

なっているけれど

 

お経

道元さまの曹洞宗

 

 

ごめんなさい…

 

 

上も

底も

無く

 

ただ

お釈迦さまの

 

すっ

 

ありがたく

おもわれた

 

お経

おとなえして

 

なにか

みちた

 

 

かなしみ

遠のいて

 

あかるさ

感ぜられた

 

ありがとう…

 

 

ただ

一瞬の

ひかり

 

一瞬の

よろこび

としても

 

あたえられる

感ぜられるもの

 

一切他力

 

そう

おもわれた

 

 

しずかに

平和

祈っていた

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

こんなにも

よわってしまっても

 

死のお片付け

ひとつ

おもう

 

ねがう

しあわせ

 

生きてある

いま

 

ただ

ありがとう

おつたえしていた

 

ありがとう

 

 

 

今日

今夜

ゆっくり

おだやかに終わってくれて

 

平和に

無事に

終わってくれて

 

やすめますように

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい