シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

こわくて

おそろしい事件

 

いたましい事故

 

ずっと

つみかさなっている

その

こわさ

 

いつも

知らされる

 

こわくて…

 

こわくて

けれども

そんな

こわさ

 

ひとに

 

だれひとりにも

うまく

伝えられなくて…

 

こわさ

だけではなくて

 

言葉は

 

わたしの

言葉は

 

ひとに

 

だれひとりにも

 

伝わらない言葉かなあ…

って

 

おもう

 

 

さらには

おろかは

こわさ

という

不気味な緊張にのまれてしまい

 

言いちがえてしまったり…

 

むしろ

無意味な多弁

の悪

に陥ったり…

 

 

こわくて…

 

こわくて…

 

なんにも

できない

 

どこにも

ゆけない

 

おちてしまえば

 

 

生きていてごめんなさい

 

生きていること

ゆるしてください

 

うまれてきたこと

ゆるしてください

 

そこに

おちる

 

それでも

 

祈るこころ

やってきてくれるなあ…

 

 

おじいちゃんの死

から

こわさ

くすぶっているんだから

 

ずっと

うまく

生きてこられなかったんだから…

 

そうして

たいせつな

ともたちを

見送るしかなかった

 

若くして

 

ひとり

また

ひとり

 

亡くなっていってしまったのだから

 

 

ささえられて

まもられて

あった

たいせつな

家族も

 

パパ

ママが

お浄土へと

むかえられるという

やはり

 

ほんとう

たいせつな時間

 

それから

もう

それきりの

 

おしまいの

とむらいの時間

 

 

その

たいせつなとき

 

わたしという

知らず

おそらく

ゆるされない

おろかなこと

つなげてしまったんだなあ…

 

さんげして

さんげして

 

祈っていた

 

 

 

地獄に

おちるわたしなんだよ

パパ

シーちゃん

って

 

起きる

 

いちにち

 

いちにち

まるで地獄へ

ちかづいている時間みたいで

こわい

 

くるしい

 

住んでいていけないお家に住んで

ほんとうは甘えていてはいけない

姉上さまに

その慈悲に

すがって

生きていて…

 

ごめんなさい…

 

 

もっとも

おもたいもの

とは

もっとも

こわいものとは

 

自分

であるのになあ

 

自分へと

立ち向かわなくてならないのになあ…

 

 

さんげするばかり

 

ごめんなさい…

 

ただ生きているだけ

 

そんな

自分が

 

いつまでも

どこまでも

こわくて

身動きとれず

 

こわくて…

 

ただ

食べて

生きて

 

ごめんなさい…

 

 

おおよそ

ひとのようなこと

なんにも

できなくなっている

 

死のお片付け

だけは

 

ここまで

きれいに

 

きよらかになったよ

 

天国の

お浄土の

ひとたち

 

そして

 

姉上さまに

 

パパ

ママ

おじいちゃんたち

おばあちゃんたち

おねえちゃん

 

ありがとう

 

よい

知らせ

として

 

ただ

ありがとう

だけを

 

伝えられたなあ…って

まいにち

 

まいにち

おもっているのに

 

 

寒くて

寒くても

暖房がつけられなくなってる…

 

湯たんぽ入れて着込んで

それだけでも

 

こころ

いたむ

 

 

台所

いつも

火の始末をするのに

 

ありがとうと

お祈りしている

 

パパママ姉上さまに

ご先祖さまたちに

つかうたび

ありがとうして

 

ガスさん

電気さん

お水さん

みんな

 

ありがとう

 

台所の

神さま

 

ありがとう

 

 

お祈りして

 

手をあわせて

 

かならず

一礼している

 

 

こわくて…

 

 

そうして

やっぱり

ありがとうなんだなあ…

 

 

ただ

生きていて…

 

ごめんなさい

 

 

ひとびとが

ほんとうの

安心へ

ゆきつけるように

 

 

あたえられた

安心に

まもられて

 

 

世界が

ほんとうの

平和へと

かならず

ゆきつけるように…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

こころ

 

こころ

ほんとうの

こころへと

 

たどりつけるように…

 

お祈りしていた

 

 

 

無事にいてくれること

 

祈ります

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい