正座
いちばん
ほっとする
もっぱら
お仏壇のまえ
すわる
ただ
すわる
若き天才棋士いつだか
膝は消耗品
と言ってたなあ…
上皇さま
天皇の時代のおつとめ
正座でなさる儀式のため
まいにち
まいにち
正座をされて維持しておられたなあ
正座のこと
膝を折る
って
そう言う
こちら
おばあちゃん
ひざこおれば
さっぱりする
って
いつも
きちんと
こじんまり
正座してたなあ…
ぼんやり
おもいかえして
お経
おとなえするねえ
いっしょにお祈りしよう
って
なってた
夜
ありがとう
膝
何度も
何度も
歩行もきびしいほど
何度となく
したたかに
くりかえし
傷めた
毎度
自分でなおした?
壊れないでね…って
自分でマッサージして
どんなに腫れて痛くても
正座の生活をつづけてた
とにかく歩いてたなあ
走ってもいたなあ
そういえば
ママのお世話のあいま
階段ダッシュ?とかしてたなあ
いまとなっては
おそろしいような100連続とか…
ママの施設に
姉上さまといっしょに通ってた頃
runで
うっかり
転倒して
お岩さんに変身したとき
姉上さま
ママが心配しないか…?
おっかながるよおー…って
眼帯を
してったっけなあ
ママは
ぜんぜん平気で…
姉上さま
めちゃくちゃ
びびってたし心配してくれてたなあ…
早朝
目覚められたのに
ふらふらで
からだが
ぐらぐら…
背中が痛くて
全身の謎の筋肉痛で
おちてる
こころ
そして
こころに引きずられてゆく
からだ
まったく
たいせつにできてない
かわいそうなわたしの
からだ…
傷めて
傷めつづけてる心身だ…
病
心身ともに
すべてから
逃げまくって
すでに二年以上…
なにひとつも
ごめんなさいだ
パパママ
姉上さま…
おじいちゃんたち
おばあちゃんたち
ご先祖さま…
友ら
もう天国の
こころにいてくれている
ひとり
ひとり
それから…
天国の猫たち?
うかぶ
みんな
うかぶ
夜
ごめんなさい…
ごめんなさい…
みんな
ありがとう
姉上さま
ありがとう
って
なにかひとつくらい
あたりまえのひと
みたいなこと
みんなが
天国のみんなが
うれしいこと
って
テレビみれなくなってるので
ラジオつけて
すわっていた
なんて
ずうっと
みれないなあ
ごめんなさい…
明日から昭和100年です!って
奈良美智さんXで
世界に伝えてくれてた
令和7年は昭和100年なんだって
と
天国の
お浄土の
みんなに
おしえてた
平和に
無事に
いてくれたらよいなあ…
こちらの
あちらの
平和
お祈りしていた
そっか…
シーちゃん
ってなったこと
世界
ずうっと
いままで
ずうっと
ちっぽけなわたしの
ちっぽけな世界
まるで
あれから
この
孤絶の
機
から
いっさい
無くなってしまった
って
そんなきもちしたんだなあ
って
消えてしまった
って…
こころ
たちまち
すとん
と
おっこちてしまったんだなあ…って
あの頃
コロナで
それから
役に立たない奴は死ねばいい
などという
腹のうちに
なにかわからぬもの
抱えているひとに
追い込まれてた
そういう関係じゃ
まったくなくて
おそろしくて
殺される…?とか
なのに
必死に
おしこめて
笑顔でいつものようにしてたなあ
わたし
ものごころついて
ずっと
かなしみとあったんだなあ
おじいちゃんの死ののち
なにか
家族のぎくしゃく?
あったんだなあ
不穏な
気配や
隠されているけど
だれかは
かならず?
不機嫌な
かなしい顔してた…
それらも
かなしみすぎてしまってた…
この
うまれたお家での
わるいことは
みんな
わたしのせい…とか
だれかの
怒りや
不機嫌
不幸
みんな
わたしのせい…とか
どっかで
ずうっと
そういうおもい
消せないまんま
やがて
十代で体調をくずしてしまってた
笑っている顔
うかぶ
いま
ただ
お仏壇のまえに
すわっていると…
家族に
まもられ
たすけられ
ただ
支えられてきたんだなあ…
病に
入退院してた
そのときには
内科の担当医との
なんでもない会話のなかで
はじめて知ったことがあって
若き日の
ママの
こころのこと
病のこと
ママ
ふかい
鬱状態にあったのか…
って
いたましい
かわいそうな
こころ
わたしたちきょうだい
ちっこい頃の
ママの
こころ
知った
病のわたしの
目の前にいてくれてる…
死なないでいてくれて
生きていてくれてる
って
泣いたなあ
そしたら
先生が
ごめんなさい…って
生きてられないほど
つらいこころと
生きててくれて
目の前で
ほほえんでいてくれる
ママ
ただ
ありがとう
ごめんなさい
と
なった
あの日
うかぶ
平和を祈ります
たった
ひとり
ほんとう
じたばた
ひとりの
悪
それでも
祈らせてくれて
ありがとう
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
ふんぞうえ
っていう
お釈迦さまのおしえによって
尊いとされてる衣
あるんだけど…
そのひとつに
ネズミが噛ったものとあって…
謎の穴?
ぎざぎざあったセーターって?
ふんぞうえ??
とか
ごめんなさいなこと
おもいかえしてた
引きずったまんま
ずうっと
死のお片付けも途中で
なんにも
おめでたいことも
ありがとうと伝えられることも
できないまんまで
明日からは
昭和100年なんだって…
ごめんなさい…って
とにかく
けっして無駄しないと
誓ってる残りの野菜を
ぜんぶ麹で浅漬けした
ただ
平和
祈ろう…
いま
あること
ありがとうと
祈ろう
無事に
ただ
無事に
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい