ねうち
無いもの
と
自分を
おもえば
生きててはいけない
って
食べすぎるのも
自分のちからで食べていなくて
食べさせてもらってるんだから
飢えぬほどにだよ
って
なにを
どのくらい食べたら?
飢えぬほどにかなう…
って
おろか…
仏教徒どころか
ひと
に
あるまじきおもいに
こころ
いっぱいになってる
もしも
無能無為の
生きてていけない自分にも
なにか
ひとつ
でも
ねうち
生きていた
うまれてきた
そのことに
ほんのかすかにも
ねうち
あたえてもらえるとしたら…?
って
パパ
ママの
病から
ずっと
おもってきた
なんの
ねうちも
無いなあ…
はじめは
お片付け
ぜんぶ残してあげなくちゃ…
そこからだった
ネズミがでて異臭で気づいたのに
置かれていたものたち
どんなに朽ちて
変形してても
必死になって
きれいにした
洗えるものは分別して
何度も洗った
食べ物も
隠した
一所懸命お掃除した
それでも
ネズミきた
食べ物と
錯覚されてるらしい臭気
取り除かなくてはならないって
わかった
知らされた…
しもやけ
ひどくて
手がこわれてしまった
掃き掃除と乾拭きだけ
ごめんなさい
ただ
ごめんなさいだなあ…
頭
おかしいよ…わたし
シーちゃん…
生きて
めざめられた
朝
元旦
伝えなくちゃ…
でも
わたし
とっくに
そんなこと
していけないんだろう
って
おねえちゃん…ごめんなさい…
って
ねうち…
ねうち
生きててよい
理由
たったひとつ
死のお片付け
捨てて
かるく…
のこされるひとたちのためになる
たったひとつのこと
たった
ひとつ
でも
しなくちゃいけないのになあ…
って
ごめんなさい
いっぱい
いっぱい
捨ててしまった
死にたくなるくらい捨てて
それでも捨てられず
残っているもの
それら
残っているものに
こころいっぱいだなあ…
為すべきこと
まったく
ひとつも
できない
生きていること
うまれたこと
ごめんなさい…って
お仏壇のまえにいた
すわった
新年
もう
おちて…
ごめんなさいって
ごめんなさい
つなげていた
パパ
病から
逃げて
苦
かなしみから
逃げて
たどりついた
おしまいだった
どうして
おしまいの
おしまいは
あんなにも
見事に
立派に
ゆくことできたの…?って
お仏壇のまえ
パパに
きいた
おねえちゃんの
おかげだ…
わたしも
ただ
おねえちゃんのおかげで
生きてるよ
ありがとう
ごめんなさい
って
パパに
姉上さまに
お仏壇のまえ
ごめんなさい
つなげてた
戦争は無駄
っていう
不気味な
老人が
たった
いちにちで
戦争終わらせる
って…
無駄…
価値
ねうち
うまれて
老いて
病をえて
死ぬ
四苦
うまれたこと
ひとの
いのち
くるしいんだ…
仏法に
であうこと
値う
遇う
ふたつの漢字
つかわれてる
お経
おとなえできなくなれば
くるしい
ごめんなさい…
懺悔
まことの
こころに
まっすぐ
まっすぐ
つながってくれますように…
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
あたらしい
はじめの
いちにち
ただ
無事
祈ります
平和
祈ります
無事にいてください
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい