シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

学び

もとめて

 

このお家

ひとりと二匹

旅立ったとき

 

希望

あったかなあ?

自分に

きいてみてる

ずっと

 

夢でも

希望でもなく

 

なにかしらの

不足をうめる

とでもいうような…

 

うん…

挫折必至だ

 

つくづく

おもう

日に日に

おもう

 

 

ならば

 

出家の

のぞみって?

シーちゃん

って

 

真夜中

ぶるぶる寒気してて

 

問う相手もなくて

 

生きてないものに

自分のこころに

きいていた

 

まったき

みおしえ

もとめてた

 

お正師さま

もとめてた

 

それだけ

わかる

 

 

今日

しもやけ

ぜんぶ破れてしまった

 

禁…

なんだけど

酒粕ちょっぴりつまんだりして

アルコールたえぬ自分の

からだに

 

お釈迦さま

 

お祖師さまがた

 

お浄土の

修行していてくれる

すべてのひとたちに

 

ごめんなさい…

食べていた

 

生姜があるなあ

って

おろして

酒粕と練っておいた

 

ずうっともつ

お湯に溶くと甘酒に…

 

 

かなしみ

かくしてた

おもった

 

ずっと…

ずっとだ…

 

ママの死

ことに…

 

みんな

おねえちゃんも

弟も

 

おじさんたちも

みんな

 

みんな

それぞれの

かなしみとある

って

 

いちばん

そばにいさせてもらったわたしだ

 

あかるく

笑顔で

元気にしていなくちゃ…

立派に見送ってあげなくちゃ…

 

そうじゃなくちゃ

みんなを

かなしませるんだなあ

って

 

それぞれ

ずうっと

それぞれの

くるしみとあったんだから

まだ

あの疫病のさなか

 

命懸けで集まってくれて

なのに

立派にも

何事もなく

できなかった

 

おろか…

 

ごめんなさい

 

 

自分で

自分の

こころ封じ

 

とき

とめてしまって

 

いま…

 

 

 

しんしんと

ぴゅうぴゅうと

いちにち

雪が降る

 

ちっとも

わるくないなあ…

 

このようにしたのは

あたらしい

おそろしい

地球に

いまに

ゆきつかせてしまったのは

 

人間…

わたしも人間だ

 

 

ごめんなさい…

お祈りをした

 

お経は

真夜中

明け方

こころに

おとなえしていた

 

香炉

きよめて

お線香たいてた

 

 

香炉のごとく

きよらかに

 

 

とき

いないあいだの

このお家の

とき

 

もの

瑕疵劣化

もろもろ

 

まったく

とき止まっていたかのようだった

 

ああ…って

 

どうしようもない

いたたまれなさ

やりきれない

せつなさに

 

かなしみ

一気にきた

おしよせた

 

それでも

パパ

まだ生きていたときには

お片付けを頼まれもしたら

とたんに

 

うん!

きれいにするよ

 

ってなったんだなあ

 

ママだけになって

 

ママといっしょは

しあわせだった

ママに

パパのこと

おねえちゃん弟のこと

いっぱい話して

 

きいてもらった

 

 

姉上さまの

 

誰かがいるお家に毎晩帰れるって

どんなにしあわせかとおもったよ

 

という

言葉

 

ママ

お浄土に

迎えられて

しみじみおもわれた

 

かなしんでいけない

自分を制したけれど

 

俗人でありながら

修行と

生きるすべは

ないものか

まるで

苦行の

まねごとみたいになったり

 

そうして

死のお片付けへ

ゆきつかせてもらえた

 

 

古い

傷んだお家

 

ずうっと

時間

止まってたかのような

この

お家

 

みんな

一所懸命

生きていてくれたんだなあ

って

ありがとうと

お片付けしてきた

 

大雪に

つぶれても

しようのないお家

 

この冬の雪に

 

なんにも

どうにも

無力のわたし

 

住まわせてもらっていて

いちにち

いちにち

こえて

 

生きてこられたのは

生きていられるのは

 

姉上さまのおかげ

 

がんばれないわたしのぶんも

いや

もっともっと

もっと

それ以上

 

努力と

忍耐と…

 

つづけてくれた

すべて

よきこと

それらが

 

布施となって…

 

つなげてくれた

つなげてくれている

姉上さま

弟たち

 

そして

お浄土にあって

修行していてくれるひとたち

 

その

おかげ

 

ありがとう

つなげてる

 

よわくて

おろか

 

ただ

目の前の

ひとつと

 

かろうじて

生きる

をつなげてもらってる

 

 

こえて

めざめられて

 

いちにち

つなげて

 

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

修行していてくれる

おしえてもらったとき

 

 

ぽっ

 

ひらいたきもちした

 

 

生きているものたちには

おしまいの

そのとき

まで

 

遠く

 

だれも

知っていない

 

だれもがゆく道なのに…

それが

 

ちかく

あかるく

ひかるところ

 

そう

おもわれた…

 

 

 

こころの

花のような

 

希望

もとめていたのになあ…

 

ごめんなさい…

 

ごめんなさい…

 

 

さんげしている

 

さんげして

 

 

ありがとう…

 

 

 

いちにち

無事に

しずかに

終わってくれますように

 

こえて

 

めざめられるように

 

祈ります

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい