シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

うつくしくて

ただ

見上げていたり

 

歩きつづけたり

 

つららや雪

ちょっぴり

どきどき

食べたり…

 

いつまで

そうしていたかなあ

 

シーちゃんに

雪がこわいよお…って言ってた

それと

 

ものすごい強風

ときに

突風

 

一晩中

ふいた

 

今日も…

 

夜からは

大雪

風と

いっしょにくるらしい…

もう

こわい

おっかない音

 

よわいなあ…

だらしない…

 

パパママ

おじいちゃんおばあちゃんたち

ただ

ありがとうって言う

 

まもってもらってるよ…

ありがとう

って

 

おねえちゃんにも

 

ただ

こころに…

 

こころに…

 

寒くて

こわくて

食べつづけてる冬

 

それでも太れたんだから

そのぶん

きっと

あったかいんだ…って

 

ありがとうって食べた

 

眠れない日

かさなってく

 

おかしな汗がきた…

ものすごい寒いのに?

なんだろう?ってなって

ああ

お汁があっためてくれたんだ

って

 

もう

質素ともいわれぬご飯だなあ

 

好き

食べたい

おいしい

手放そうと?

わかんなくなってしまった…

 

よくないんだろうなあ

食べるレーズンとか

甘いものこれきりなので食べすぎてる

 

大好きなんだけど止められなくて

もう高級品となってしまってるココアとか

 

ほんとうは

しっかりしっかりお米

この国の宝である

たいせつなお米

しっかり

たっぷり

食べつづけてきていたら…とか

 

 

食べたら

いけない?糖質?

いつからそんななってたかなあ?

 

 

食べる

悪でなく

 

食べすぎてしまう

わたしが悪

 

そのむさぼり

 

かなしみ

いっとき

うずめられるきもちするのだとしても

やがて

 

むなしく

かなしくて

 

ごめんなさいになってしまったとしても

その

すぎてしまったことに

 

ちいさいときみたいな

ただおいしい

となって

 

生きてこられたのかもしれないんだよ…

 

 

生きのびられてゆくこと

 

どんなでも

さいわい…

 

 

 

こんなに

こわいのは

 

自分の

無能無為のため

 

お家

すでに

住んでいてならないお家

 

おねえちゃんのお家

 

手入れ普請をできる身でもなく

もとより

そんなちからないわたしなんだ…

 

住まわせてもらって

雨風

おそろしい自然から

まもってもらってるんだ

 

 

死のお片付け

ほんとう

死のお片付けなのに…

 

 

お買い物に

失敗したもの

そのままでは使えないもの

なんとかしようとしたんだけど

 

こころ

こわさ

かさなって…

眠れてない夜

かさなって…

 

こわれてしまったみたい

 

なんにも

しっかり

じょうずにできなくなってしまってる

 

息切れして

目の前

真っ暗

立ちくらみきたら

 

ただ

きれいで

うつくしくて

遊びほうけて

帰りついたお家

 

あったかい

あったかいお家

おいしいにおいする

お家

 

ママ

おばあちゃん…

 

おもってた

 

ありがとうって

お仏壇のまえにすわってた

 

 

うつくしく

とは

まったく

ならない

 

捨てられないものたち

 

みんな

 

みんな

きっと

やがて

手放さなくてはならないものたち

 

ママの古着物

手をかけてあげて

なにかしらに

してあげなくては

使ってあけられないんだなあ

 

そんな時間わたしに

まだ

あるのかなあ…

 

 

どうしてか

いつのまにか

 

自分

生きていていけないもの

生きていてならない

いのち

そう

おもってしまったとき

 

ちがう…

 

こんなに

 

こんなにも

生きたい

って

わかって

 

うまれたこと

 

生きていること

ありがとうとなった

 

ほんとうに

ほんとうに

 

ごめんなさいって…

 

 

祈り

懺悔

すでに

 

こめられてある

利益

功徳

あること

 

この

おろかにも

さずけられてあるのだという

ただ

うつくしくて

ただ

きよらかな

こころ

 

ある

信ずる

 

信じて

 

祈る…

 

ゆるしてください…

 

 

風に

いまにも

こわれそうな音たてているお家

 

こわさに

よわさに

 

こわれそうなわたし

 

お家に

 

おねえちゃんに

 

天国の

お浄土のひとに

 

みほとけに

 

まもってもらっているんだ…

 

ただ

ありがとう

こころに

つたえてる

お仏壇のまえ

 

 

こころ

うつくしく

きよらかな

こころと

あって

 

いつ

どんなときにも

 

おしまいまで

その

こころと

おれるようなものへと

 

みちびいていただけるように…

 

祈る

 

祈る夜

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

生きていてください…

 

無事にいてください

かならず

 

無事にいてください

 

 

どうか

 

風も雪も…

 

しずかに…

どうか…

 

 

無事

祈ります

 

祈っています

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい